シトロエンC5をJBLスピーカー交換でサウンドアップ♪
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
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シトロエンC5のダッシュボードです。
C5は2001年から2007年までの1代目と、2008年~2015年までの2代目とがありますが、これは1台目の後期型にあたるフェイスリフト版のモデルです。
2代目のモデルの施工例は現時点で2件登録済みですが、1代目は初めてですね。
今回は、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換の事例ご紹介です。
スピーカーはJBLのミドルクラス、STADIUM GTO600C(税別3万円)を使いました。
ババン!と元気に音離れの良いアメリカンサウンドです♪
その他の工程はサウンドアッププログラムに含まれる、スピーカー交換とドア防振、標準の位置でのツイーター交換ですが、少々工夫が必要だったのはウーファー(ドアスピーカー)の取り付けですね。
ドアトリムの裏側に固定するタイプの工法で取り付けられているため、それなりの強度がでるような手当が必要でした。
かつ、スピーカーの裏側に設けられたカップ状のエンクロージャーの容積が普通サイズの日清どん兵衛のカップくらいしかないため、スピーカーの背圧がちゃんと抜けるような養生も行いました。
1代目最終から起算しても12年の時をくぐりぬけてきた、ヨレヨレ気味の純正スピーカーをしゃっきり更新することができました。
施工の様子をどうぞ御覧ください(^o^)
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ドアの外観です。
パネルとパネルの境界にすべて丸みをつけてあって、ユニークなデザインですね。
ルノー然り、この手の処理はフランス系特有のような気がします。
スピーカーはフロント2wayとリヤスピーカーというオーソドックスな構成です。
ツイーターは、ミラーの裏ではなく、ダッシュボード奥の両端にあります。
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それでは作業にかかります。
まずはドアトリムを外します。
(正確にはドアスピーカーを外すのが先です)
欧州車特有のスポンジシートで覆われています。
フランス車ですが、ベルギーワッフルの型で押してあります。
この裏に大きめのサービスホールが来ているので、ボワボワしないように強度をもたせようという配慮かと思います。
このシートを全て取り除いてしまって良いか、あるいは部分的に残したほうが良いか、手探りでチェックします。
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先にドア内の作業の様子をご覧いただきましたが、一旦、頭をリセットしてください。
ドアトリム取り外しのはじめの一歩は、実はスピーカー取り外しから始まるのです。
で、この写真はスピーカーグリルを取り外したところです。
防護用のフレームに囲われた純正スピーカーは4本のトルクスネジで留まっています。
パッと見、このネジがズズーッとインナーパネルにまで届いているような気がしますが、留まっている相手はドアトリムです。
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樹脂の筒を加工していきます。
まずはカットです。
筒といいましたが、塩ビ管のようなストレートの筒ではなくて、カップの底の中心部だけに穴が空いているような格好をしています。
これを、ストレート状になるよう、飛び出し部分をカットしました。
写真は、ドアトリムの裏側に筒をあてがってみているところです。
今回はMDF等でバッフルを制作する事が出来ないので、筒の裏側(外側)に防振材を貼って、重みをつけました。
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次に筒の内側を整えます。
銀色のテープはアルミガラスクロステープです。空気の通りをなめらかにする目的です。
一応、雨水がたまらないよう、一番底面に誘導するような形に仕上げています。
スピーカーの設置面には、2mm厚程度ののアクリル板、もしくはスチールリングを敷いて、しっかりと強度を補いたいのですが、スピーカーグリルと干渉するため、叶いませんでした。
設置面に貼ってある薄いスポンジテープは、ほんの少し飛び出した白い樹脂のネジ受けの分、浮いてしまう隙間を埋めるために貼りました。
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JBLのスピーカーを固定したところです。
銘柄はSTUDIUM GTO 600Cです。
ドアトリムにスピーカーを全体的に押し付けるために、スピーカーのフランジにスチール製のリングを重ねてネジ止めしています。
同時に、重みも出るので、スピーカーユニットの微細なバタつきを抑える効果も期待できます。
もっと詳しい情報は、当店のオリジナルホームページでご確認いただけます。
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最後は加工済みのツイーターです。
純正のツイーターグリルに、JBLのツイーターを取り付けてあります。
ツイーターはピタッとハマるように、一部加工し、例によってエポキシ系の耐熱・耐振動タイプの接着剤で固定してあります。
上方から伸びているのは、いうまでもなくツイーターのケーブルです。
純正デッキのスピーカー出力を、スピーカーに付属している、帯域分割用のネットワークに入力し、高域側がこのケーブルに入力されます。
低域側はドアについているウーファーに供給されます。
作業後記----☆
今回はシトロエンC5のサウンドアップ事例をご覧いただきました。
内容的には、サウンドアッププログラムによるフロント2wayスピーカーの交換ですので、ごくごく標準的なメニューですが、外車、、特にフランス車は独特な構造をとっている部分がおおく、毎度、新しい経験をさせていただいております。
今回のウーファー(ドアスピーカー)部もなかなか変わっていて面食らいましたが、(1)スピーカー本体をしっかり固定する。(2)スピーカー前後の抵抗を減らす。(3)ドア(エンクロージャー)の共振を抑える。
この辺のセオリーに則って対処すれば、それなりのセンに収まりますね。
さてさて、クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、(トラブルがない限り!)一日の納期でご提供しています。
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