三菱自動車+三菱電機★赤く輝く財閥系サウンド♪ その2
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次にリアドアの施工の様子です。
ドアトリムを外したところです。
リアドアについても、構造はフロントと同じで、サービスホールに樹脂カバーが装着されています。
リアは室内全体の音像に対する寄与度がだいぶ低いので、この構造になっている段階で十分有り難いのですが、より締まった、輪郭のある音を引き出すために、フロントに準じた施工を行います。
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リアドアのアウターパネル側が終わったところです。
短冊貼りのデッドニング仕様です。
スピーカーホール周りには、フロントに付いていたスピーカーの移設に伴い、鉄板をカットするガイドラインが映っています。
リアスピーカーは、フロントとは取付穴径が異なりますので、テーパーを付けた状態で背圧が逃げるように、カットの直径を幾分大きめにとっています。
純正スピーカーへの復帰の可能性も想定して、ロータリーロックのエンドと外周はギリギリ残すように位置決めしました。
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リヤ終わりの図です。
リヤにはもったいないくらい?にきっちり仕上がった全面貼りです。
リアスピーカーのバッフルはMDFで新規に作成しています。
スピーカーの中央にあるコアキシャルツイーターには角度がついています。
ツイーターだけ回すことは出来ませんので、ネジ止めの前にユニット全体を回してやることで、上向きに設定することが出来ます。
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次はフロントに復帰して、ツイーターの位置のチェックです。
ダッシュボードの両端、Aピラーの付け根のところですね。
純正ツイーターは、ほぼ10cmはあると思われるウーハー型のユニットです。
この大きさがありますので、下は300Hz (男の話し声の下限くらい)入れても大丈夫そうですが、入力されている信号は一般的なツイーターと同様でした。耳を近付けると、「シャカシャカ」としか奏でていません。
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DS-G300のツイーター交換後の様子です。
取り付けに際して、当店のツイータースコーカー取付ブラケットⅡ型を少々加工して使いました。
最近はウーファー型の高域ユニットが増えてきて、直径も大きくなってきてますので、先々は(拡大版の)Ⅲ型をリリースする予定です。
今回は、ヒートガンであたためてチョットだけ脚を広げて、形を修正して対応しました。
ツイーターは両面テープで固定します。
標準の位置に取り付ける場合、出番がなくて残念ですが、キットに付属のダイキャスト製のツイーターポッドはかなりいい出来です。
このあたりは日本製品の独壇場ですね。(今回はお持ち帰りいただきました。)
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今回の一連のインストールで唯一、外観が変わるのはラゲッジルームに現れたサブウーファーボックスです。
昔は、サブウーファーの単体ユニットを使う場合、その都度ウーファーボックスをカスタム製作するのが主流でしたが、最近はコストを抑えるために市販品を使う例が増えました。
価格は25センチ口径で15,000円、30センチ口径で20,000円といったところです。
今回使ったDIATONEのサブウーファーユニット、SW-G50の口径は25センチですので、25センチ用の箱をつかうのが相場ですが、今回は30センチ用の箱を使うことにしました。
その背景には、SW-G50ユーザーのお客様との意見交換がありました。
前述の通り、これは25センチユニットですので、当然、25センチの穴が空いた25センチ用の箱を使うのですが、どのお客様も、もっと「伸び」を求めて、(仮想的な容量を増やす効果が得られる)吸音材をマシマシで詰める傾向がありました。
一般的に、サブウーファーのスペック表には推奨容量が具体的な数値で記載されるのですが、このユニットに関しては、10リットル以上と、几帳面な皆さんに挑戦するかのような悩ましい表現になっています。とは言え、他に具体的な指針がないので、一応、口径に合わせて既製品を選ぶのですが、よくよく聴いてみると、幾分「音が詰まった感」が認められるんですね。
そんな経験から、規格としては25センチだけども、ユニットの性能からすると、実はもっと大容量が望ましいのではないか?という仮説をぼんやりたてており、いつか検証してみようと思っていました。
そこへきて、今回のお客様との商談があり、たまたま同型のサブウーファーのボックスの話になり、雑談も含めて、よりよい音作りのためにできることはないかというハナシになりました。そこで、未検証ながら、こういう仮説をもっているのです。。と告白させていただきましたところ、ご興味を持っていただき、やってみようということになりました。
データとして、25センチ用既製ボックスの容量は26.8リットル。コレに対して30センチ用は28.2リットルで、その差は1.4リットル、率にして5.2%程度の拡大になります。
作業の仕様としては、この箱の30センチ用の穴に25センチを入れるためのドーナツ状のスペーサーを作ってかませ、まずは吸音材を一切入れずに試してみました。
結果として、これがドンピシャで、イメージしていた自然で伸びやかな余韻が得られるようになりました。気になっていた「詰まった感」がなくなりました。
カスタムウーファーボックスの制作が視界に入っている場合は関係ない話ですが、リーズナブルで、積み下ろしの機動性にも優れる既製ボックスが前提で、スペーサーリング加工賃1万円プラスでこのナチュラルな伸びが得られるのなら、かなり有力な選択肢なのではないかと感じました。
こういった事例は聴き比べてお決めいただくことができないのがもどかしいですが、少なくとも、当店として聴き比べてみた限りでは、(わずか5%ほどの拡大ですが)かなり好感触でした。
以後、機会があればリーズナブルなチューンアッププランとしてご案内してみようと思います。
【注記】
推奨容量が25センチボックスの27リットル内外の製品の場合、今回の施策は効果がありません。必要以上に容量を拡大することで、むしろシマリがなくなってしまう危険性があります。
SW-G50のように、実用上はより大容量が望ましいと思われる25センチユニットを理想的に鳴らすための策としてお考えください。
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助手席のシート下です。
アップ写真のせいもあってか、宅配100サイズくらいの容量がありそうに見えるかもしれませんが、60サイズ強くらいの容量に収まっており、高さは13センチ程度です!
アイテムは1階がESX製のハイコスパDSP、XE6440-DSPで、2階はモスコニの小型ハイパワー・モノラルアンプ、D2 500.1です。
アルパインナビのフロント&リヤのスピーカー出力をDSPに入力し、40Wのアンプ4つでフロントツイーターとリヤスピーカーを、70Wのアンプ2つでフロントウーファーを鳴らしています。そして、RCA出力を2階のモノラルアンプに入れて、ラゲッジルームの箱を鳴らしています。
冒頭でも触れましたが、このアンプ、151 x 144 x 41mmと超コンパクトサイズながら、14.4Vで定格475W、11Vまで落ちても275Wとかなりパワーがあります。さすがデジタルアンプですね、パワーウエイトレシオが高いです。
SW-G50は、定格入力が150W、瞬間最大入力は300Wですので、十分に適応できるパフォーマンスを持っていると判断してご提案させて頂きました。
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最後は好例の?3Dプリンター事例紹介で、今回はDSPコントローラースタンドです。
今回使ったDSPはおしゃれなブラックヘアラインのコントローラーが付属しているのが魅力の一つです。
室内の外観を維持したい方や、スペースに余裕が無い場合は、アームレストボックス内や、グローブボックス内に入れてしまうこともありますが、特段の事情がない場合は、写真のようにセンターコンソールのフラットな場所に設置して、操作性を確保しつつ、質感も楽しんじゃおうというのが相場です。
これまでは、その都度、ステーをこしらえたり、両面テープだったり、ケースバイケースで対応していたのですが、一念発起してスタンドを作りました。
床面は長方形の板になっていて、側面は上辺が斜めの台形。背面と正面は抜けていて、正面から見るとU字型です。両側面の上辺でコントローラーをナナメに支持する格好になっています。美しい田園風景を破壊するソーラーパネル群のスタンドのようなイメージですね。
適当な角度がついていて、設置が安定するので、なかなかいい感じです。
以後、センターコンソールのこの位置を中心に、フラット面に取り付ける場合には使っていこうと思います。XE6440-DSPの取り付けをご検討のお客様はお気軽にご用命ください。
作業後記-----☆
今回は当コーナー2回めの登場となるエクリプスクロスの事例をご覧いただきました。
初回の事例は、ごく標準的なサウンドアッププログラムによるスピーカー交換でしたが、今回はリヤスピーカーも含み、DSPとBOX入りのサブウーファーも取り付けて、なかなか本格的なメニューとなりました。
同じエクリプスクロスのオーナー様に限らず、音質向上をお考えのお客さまはどうぞお気軽にご相談ください。ご予算とご希望に応じて柔軟にプランさせていただきます。
◆
クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、(トラブルがない限り!)一日の納期でご提供しています。
価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
ちょっと音にこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください♪
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電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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