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soundproの愛車 [メルセデス・ベンツ Sクラス]

整備手帳

作業日:2022年2月5日

11スピーカー交換+多チャンネルDSPでブルメスターS500をサウンドアップ♪その5

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以上
1
次はDSPアンプ関係です。まず純正アンプから。

純正アンプはトランクの左サイドに設置されています。写真だと見えにくいと思いますが、放熱フィンの右側に「Burmester」の刻印があります。

右側に見えている青いカプラーを介して、ヘッドユニットからの音声信号の入力と、スピーカーへの出力が行われています。

HELIXのV-TWELVE DSPを取り付けるにあたって、DSPに入力するための信号をカプラー付近から取り出します。
DSPからスピーカーへ向かう出力については、冒頭でも触れましたように純正スピーカーケーブルを使いますので、DSPから伸ばしてきたスピーカーケーブルを、写真のカプラーから出ているスピーカーケーブルに繋ぎこむ方法を採っています。
2
DSPアンプの設置状況です。

トランクのフロアをめくるとバッテリーが設置されているスペースがあります。写真中央の黒いハコがバッテリーですね。結構大きいです。
ご覧のように、この手前にDSPアンプを設置しています。
スピーカーケーブルは純正を活用する前提ですが、前述のように純正アンプ付近へのつなぎ込み需要が大量に発生するため、追加のケーブルを30メートル使っています。この写真を見ればご納得いただけるんじゃないでしょうか。

皆様お察しの通り、ここには、カーペット生地のカバーで覆うようになっていますが、DSPアンプが干渉するので、切除する必要がありました。しかしながら、切り落としや穴あけ加工は避けたいとのご意向でしたので、カバーへの加工なナシ。写真の状態での納車となりました。
3
部品で用意したツイーターカバーにAX165のツイーターを組み込んだところです。

このパネルは、メッシュ状に成形された表側と、ツイーターキャリアの2ピース構造になっています。
キャリアの方に空いている穴は、AX165の大きなツイーターのサイズにまで拡大し、エポキシ接着剤を使ってユニットを固定しています。
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ドアの中央についているスピーカーです。

純正の脚と純正スピーカーを分離して、スピーカーのサイズのバッフルを製作してMX080を接着しました。
バッフルも脚と接着して固定しています。
純正スピーカーは、ロック式で固定されているので、接着剤を奇麗に剥がせば純正に戻すことができます。
5
キックパネルに付いている「純正」のウーファーユニットです。

3点のネジ穴があるブラケットと、スピーカーユニットと、穴あきのカバーとのスリーピースで構成されていて、接着剤で結合されています。
ユニット径はおおよそ16センチで、左右に同じ部品が取り付けられています。
6
スピーカー差し替え後の状態です。

AX165にかぶせてあるパンチンググリルの周囲に、つや消し黒の部分があるのがわかるでしょうか?これはMDFで作ったバッフルです。

樹脂製のブラケットにバッフルをネジ止めして、AX165がちょうど収まる素地を整え、次にバッフルに対してAX165をネジ止めして出来上がりです。

右側からおめでたい感じで出ているのはスピーカーケーブルです。
皆様ご存知のとおり、接続端子は背面にあるのですが、キックパネル裏では配線できないので、バッフルに切り欠きを入れて表側に引き出しています。
7
ダッシュボード中央のセンタースピーカーと、リアトレイのサテライトスピーカーとして共通で使うスピーカーです。

MX080をオリジナルスピーカーベースを製作して接着しています。
車両への固定方法は、3点支持のピンによる圧着ですので、ダボ(木製の軸)でピンを製作しています。
車両側の受け止めはゴムブッシュ式になっていますので、ギュッと押し込んで固定完了です。
8
リアドアにつけたコアキシャルスピーカーです。

3本足方式はフロントと同じですが、足の形状は微妙に異なっています。
フロント用のそれと同様に、各パーツをばらして、MDFバッフルを挿入し、CX100を取り付けています。

使うユニットは、収まりだけを考えればMX080でもよかったのですが、MX080はリアトレイに配置しますので、口径が大きい分、低域が出せるCX100の方が有利だと判断しました。

作業後記-----☆

今回はメルセデス・ベンツS500 4MATICのサウンドアップ事例を御覧いただきました。

カーオーディオの音質向上において、最も優先順位が高いのはサウンドアッププログラムとしてご紹介しているようなスピーカー交換+ドア防振ですが、当コーナーに登場する機会の多い、小型〜中型車、そしてスポーツ系のクルマのスピーカーだと、最小セットでフロント2way、仕様によっては3way、そしてリアのフルレンジが交換対象になります。
数にして4つから6つくらい。MAX8つくらいでしょうか。(パワードサブウーファー除く)

市場全体においても、やっぱりこのグループがボリュームゾーンになりますので、複数のスピーカーを制御するためのDSPも、8ch+パワードサブウーファー用プリアウト1chを扱える9chを上限とした仕様の商品が豊富です。

中心があれば、その上もあるわけで、豪華なオーディオシステムを搭載しているラグジュアリー系のカテゴリにおけるサウンドアップは、交換するスピーカー数がたくさんになりますし、それらを制御するためのDSPも、より多くのチャンネルが扱えるタイプが発売されています。

今回のS500は、その典型的な事例と言え、全15スピーカーのうち、主要な11個を交換し、最大14chまで扱えるDSPで制御しています。
このように沢山のスピーカーを交換する場合、その取り付け方法がある程度標準化されている、フロントドアのスピーカーとツイーター以外の大小さまざまなユニットを交換することになりますが、アッセンブリー形式の純正スピーカーユニットにカスタムバッフルを組み込んで、スピーカーだけ入れ替えたり、ブラケットの形状をそっくりコピーしてバッフルを作るなど、純正スピーカーの取り付け方法をきれいに踏襲して施工することになります。

純正と全く同じサイズの社外スピーカーがあればそう難しくないでしょうけれども、実際には径が多少違うのでバッフル制作の調整が必要ですし、パフォーマンスのよいスピーカーは総じてマグネットが強い分、奥行きが深いので、クリアランスを見極めて工法を検討・調整する必要が出てくるので、そこそこの図画工作パワーが必要になります。
こういった現物合わせが多くなる仕事は、どうしても作業効率が低下しますので、十分な利益を確保しにくいのが正直なところですが、幸か不幸か、当店は手のかかる仕事ほど燃えてしまう傾向があるので、そこそこの作業品質を維持できてると思います。(手前味噌ですいません)

仕事のボリュームが大きい分、フルにやると総額が大きくなりますが、オーナー様のご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
直接のお電話もお気軽に♪
03-5913-8450です!

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