11スピーカー交換+多チャンネルDSPでブルメスターS500をサウンドアップ♪その4
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
次にリアドアの作業に移ります。まずは外観から。
シート調整ボタン以外はフロントと同様ですね。
スピーカーのレイアウトは、右側の一つだけのように見えますが、リヤの場合は、スピーカーグリル内にツイーターとウーファーが収まる2way構成になっています。
今回はそれぞれを入れ替えるのではなく、ツイーターはキャンセルして、スコーカーのところに10センチ径のコアキシャルスピーカーを入れることで、ツイーターの帯域までカバーする作戦でいきます。
2
ドアトリムを外したところです。
リアスピーカーもフロントと同様で、3本足のブラケットで空中に立っています。
写真の樹脂パネルと、ドアトリムの裏を防振することで、スピーカーボックスを形成していきます。
3
樹脂パネル側が終わったところです。
見た感じはフロントと同じですが、スピーカーが違いますね。リアスピーカーは、2wayセパレートから同軸タイプに変更しています。
フロントで使ったMX080が8センチ径で、こちらのCX100は10センチ径です。
スピーカーの奥行きも異なりますので、樹脂パネルの干渉部分を少し削っています。
このコアキシャルスピーカーは、ウーファーと中央のツイーターとで別の信号を入力できる仕様になっていますが、今回は1本(1組)のスピーカーケーブルで鳴らすので、インラインネットワークを独自に制作して、組み込みました。
4
リアドアのトリムの裏側です。
ドアトリムそのものが見えていますが、こちらにもフロントと同じ吸音材が取り付けてありました。後で戻します。
右側の中程にスピーカーグリルがあるのがわかると思いますが、その左側に小さな●があるのがわかるでしょうか?
これが純正のツイーターユニットです。
5
デッドニング後の状態です。
流石にリアドアですので、大きな平面はありませんが、相対的に振動しやすそうなところを抑えていきます。
この後で吸音材を取り付けて完了です。
6
次にリアトレイに手を付けていきます。まず外観です。
ファンシーなリアシートの奥にファブリック貼りのリアトレイがあり、左右に一つづつ、サテライトスピーカーが設置されています。
7
スピーカーグリルを取り外すと、スピーカーが見えました。
よく見ると、スピーカーの右側にツイーター的なカットラインがあります。
全スピーカー数30個を誇る「Burmesterハイエンド4DサラウンドサウンドシステムBurmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム」では、この位置にもツイーターが装着されるのでしょう。
8
トレードイン完了です。
こちらにもMX080を使いました。
固定は、純正スピーカーブラケットと同様、リアトレイにダボを差し込む方法を採っています。純正と同じ機構をMDFバッフルで再現していますので、表面にネジなどの固定具は見えません。(構造は後出のスピーカー一覧でご確認ください)
作業後記-----☆
今回はメルセデス・ベンツS500 4MATICのサウンドアップ事例のリアドアとリアトレイの施工の様子を御覧いただきました。
カーオーディオの音質向上において、最も優先順位が高いのはサウンドアッププログラムとしてご紹介しているようなスピーカー交換+ドア防振ですが、当コーナーに登場する機会の多い、小型〜中型車、そしてスポーツ系のクルマのスピーカーだと、最小セットでフロント2way、仕様によっては3way、そしてリアのフルレンジが交換対象になります。
数にして4つから6つくらい。MAX8つくらいでしょうか。(パワードサブウーファー除く)
市場全体においても、やっぱりこのグループがボリュームゾーンになりますので、複数のスピーカーを制御するためのDSPも、8ch+パワードサブウーファー用プリアウト1chを扱える9chを上限とした仕様の商品が豊富です。
中心があれば、その上もあるわけで、豪華なオーディオシステムを搭載しているラグジュアリー系のカテゴリにおけるサウンドアップは、交換するスピーカー数がたくさんになりますし、それらを制御するためのDSPも、より多くのチャンネルが扱えるタイプが発売されています。
今回のS500は、その典型的な事例と言え、全15スピーカーのうち、主要な11個を交換し、最大14chまで扱えるDSPで制御しています。
このように沢山のスピーカーを交換する場合、その取り付け方法がある程度標準化されている、フロントドアのスピーカーとツイーター以外の大小さまざまなユニットを交換することになりますが、アッセンブリー形式の純正スピーカーユニットにカスタムバッフルを組み込んで、スピーカーだけ入れ替えたり、ブラケットの形状をそっくりコピーしてバッフルを作るなど、純正スピーカーの取り付け方法をきれいに踏襲して施工することになります。
純正と全く同じサイズの社外スピーカーがあればそう難しくないでしょうけれども、実際には径が多少違うのでバッフル制作の調整が必要ですし、パフォーマンスのよいスピーカーは総じてマグネットが強い分、奥行きが深いので、クリアランスを見極めて工法を検討・調整する必要が出てくるので、そこそこの図画工作パワーが必要になります。
こういった現物合わせが多くなる仕事は、どうしても作業効率が低下しますので、十分な利益を確保しにくいのが正直なところですが、幸か不幸か、当店は手のかかる仕事ほど燃えてしまう傾向があるので、そこそこの作業品質を維持できてると思います。(手前味噌ですいません)
仕事のボリュームが大きい分、フルにやると総額が大きくなりますが、オーナー様のご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。
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