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soundproの愛車 [BMW M4 クーペ]

整備手帳

作業日:2022年9月2日

M4クーペをヘリックスV12 DSPとハイエンドスピーカーでサウンドUP♪

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
BMW M4クーペの事例紹介です。

M4クーペは、BMWの4シリーズをベース車両として、BMWのモータースポーツ部門子会社であるBMW M社が開発したスポーツモデルです。

現BMW M社の前身は、BMWモータースポーツ社で、主にモータースポーツ関連の研究開発、モータースポーツ用車両の生産を目的として1972年に設立されています。
レース関係の活動からフィードバックした技術をもとに、BMWの車両をベースとして市販車を仕立てるビジネスも古くから行っており、1979年発売のM1(E26)が最初のモデルです。
その後、、
1985年:M3(E30)M5(E28)
1998年:Mクーペ/Mロードスター(E36/E37/E38)
2005年:M6(E63)
2006年:Z4 Mロードスター/Mクーペ(E85/E86)
2009年:X5 M(E70)、X6 M(E71)
2014年:M4(F82)
2016年:M2(F87)
2019年:M8(F92)
と順次、取扱車種を増やしており、現状では7シリーズとX1を除く全車両に「M版」が設定されています。

M4というモデルは、上記の年表にもあるように、初期型(F82/F83)が2014年に発売され、2020年に第2世代(G82/G83)にモデルチェンジを果たしており、今回お迎えするのは、初期型のクーペモデル(F82)の方です。

オーナー様のお友達(オーナーズクラブ?みん友?)が当店をご利用いただいたことのあるお客様で(640i)、ご自分のM4はハーマンカードンのプレミアムオーディオを装備しているので、それなりに良い音だと思っていたものの、聴き比べてみると、到底容認できないほどのギャップを感じてしまったそうで、これはイカン!とダッシュでご来店いただくことになりました。


6シリーズのお友達車両は、フロント3way+センター+リヤスピーカーの内、フロントの上位音域の2way分と、センタースピーカーを社外(BLUE MOON AUDIO)に交換し、デッドニングで整えた仕様でした。ご来店のきっかけとなった車両ですので、システム検討の比較基準になったわけですが、いろいろとやり取りするうちに、純正アンプによる左右均等の出音の領域を超えて、DSPアンプを使った、ドライバーに照準を合わせた音場づくりを志向されるようになりました。
それも、フロント系だけのシンプルな構成ではなく、車内の全てのスピーカーを支配下に納めるレベルでやりたいとなり、ハイスペDSPアンプを中核とするシステムが決まりました。

本文内でご説明しますが、見た目のお好みの問題から、一旦出来上がったツイーターマウントの作り換えがあったため、余計に時間がかかってしまいましたが、その分、オーナー様のお好みにフィットした外観に仕上がりました。
また、音色についてもなかなか柔らかで上品な音で、オーナー様にご満足いただけた様子でした。

それでは施工の様子をご覧ください♪
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◯ヘッドユニットとDSPアンプ
ヘッドユニットは純正で、オーディオシステムとしてはハーマンカードンのTop-Hifiが搭載されています。
ヘッド部分から、トランクにある外部アンプを経由して、以下の全16スピーカーを駆動しています。
センター:2way x1 (1ch)
フロント:2way x2 (4ch)
ウーファー:1way×2(シート下) (2ch)
リアクォーター:2way x2 (2ch)
リアトレイ:2way x2 (2ch)

スピーカー数を全部数えると16個という勘定になりますが、センターの2way、リアクォーターの2way、リアトレイの2wayは、いずれも1chを分岐させて実現しているので、スピーカー出力の数で数えると、カッコ内の数字を合計した11chあればよいということになります。

ということで、DSPアンプは、12ch分のアンプを内蔵したハイスペ機のHELIX V-TWELVE DSP Mk2(税込264,000円)を選びました。
各スピーカーへの出力は、上出の純正チャンネル配分と全く同じですので説明を省きます。

純正外部アンプからDSPへの入力については、DSPのスペック上、12chまで(RCAの場合は6chまで)取り込めますが、同じ信号が出ていると分かっているチャンネルを額面通りに受け取る必要はないので、フロントの上位側の2chと、フロントの下位側(ウーファー)の2ch、そしてリヤの2ch(リアクォーターとリアトレイへの出力は同じものなので)の合計6chだけを取り込みました。

最近の凝ったプレミアムオーディオシステムで、センタースピーカーに独自の音を出しているような場合は、センター出力も取り込みますが、この世代のBMWのセンターは、ステレオを合成したモノラル信号であることが既知で、入力したフロント信号から合成できるので取り込みませんでした。

◯スピーカー
Scan-Speak (スキャンスピーク)のユニットでツイーター/スコーカー/センターの合計5ユニットを入れ替えました。
当店でもごくたまにしか扱わず、当コーナーでは初出ですが、ハイエンドスピーカーの一角を占める、デンマーク製の製品です。
当店のデモボードにはないのですが、上出のお友達との会話の中で出てきて興味を持たれたのがキッカケでご指定頂きました。

ちなみにツイーターがGold D3004/604005(ペア・税込127,600円)、スコーカーがGold 11M/4631G05(ペア・税込97,702円)で、センタースピーカーもスコーカーと同じものを使っています。

取り付けに際しては、ドア中央のスコーカーは、取り付けも防振も、一般的な水準の手間で済みましたが、センタースピーカーはバッフルをそっくり作り変える手術が必要でした。さらにツイーターに至っては純正ツイーターカバーの中に納めるために、超絶小顔整形の大手術を行ったので、五指に入る手間がかかりました。

以上を持って、全11chをDSPで制御するオーディオシステムが組み上がりました。
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フロントドアの外観です。

大きな車の2ドアですので、グッと横長ですね。
生活感がなくて、粋(いき)な感じですね。かっこよいです♪

カメラのフラッシュの光が上手く届いて、グリルの下に収まっているスピーカー群が妙にくっきり見えてますね。
フロントスピーカーは、ミラー裏のツイーターと、ドア中央のスコーカー、シート下のウーファーと、ダッシュボード中央のセンタースピーカーで構成されています。

ただ、これは標準オーディオの場合の話でして、上位の「Hi-Fi」と、さらに上の「Top Hi-Fi(今回はコチラ)」のようにセパレート式のアンプを搭載しているタイプの場合、シート下のウーファーはフロントスピーカー群には属さず、前後バランスを調整する「フェーダー」の影響を受けないサブウーファーとして機能しています。
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ドアトリムを外した状態です。

前方中段についているのがスコーカーです。
Hi-FiとTop Hi-Fiでは、スピーカーのサイズは同じですが、スピーカーそのものも異なります。

Hi-Fiシステムの場合、標準オーディオの(黒一色で地味な)スピーカーを外部アンプで鳴らしているのに対して、Top Hi-Fiは、harman/kardon等などのプレミアムブランドとコラボして企画されており、オシャレ?なセンターキャップで差別化されています。(バラさない限り見えませんケド)
5
アウターパネル側の作業が終わったところです。

インナーパネルを覆っていたスポンジを外し、キレイに清掃・脱脂して、アウターパネルを防振しています。
今回は制振力の強いデッドニンググレードで防振しましたので、短冊状にカットした材料を等間隔に並べています。

スポンジシートの一部が残してありますね。
ここはインナーハンドルの可動部分が飛び出ているところで、防振材のみで同じ様にヘコんだ形状を再現するのは難しいので、貼り込み時のガイドラインとして活用するために残してあります。
6
インナーパネル側の作業が終わったところです。

スコーカーとして使っているのは、Scan-Speakの Gold 11M/4631G05です。商品タイトル通り、華やかなゴールドカラーで装飾されていますね。

インナーパネルへの固定に際しては、オーナー様のご指定により、M&M DESIGNのアルミ製バッフルMX-BMWを使っています。
BMWのスピーカーホールに適合するネジ穴を確保した上で、多くのスピーカーに適合するようにネジ穴が開けまくってあるため、無加工で取り付けることが可能・・・なはずでしたが、スピーカーのフランジのネジは3点留めでしたので、バッフルに用意されているマルチピッチのネジ穴がどう組み合わせても合致しませんでした。

よって、新たに穴を開け、タップを切ってネジ山をつくって固定いたしました。

防振のほうは、ご覧のように全面貼りですね。
インナーハンドル部分のヘコみ形状は、残しておいたスポンジのお陰でキレイにトレースできました◎。
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ドアトリムを戻して、スピーカーグリルの中を覗いたところです。

Top Hi-Fiでは、スピーカーネットが粗いので、スピーカーが透けて見えます。
スキャンスピークの特徴的な柄がちらっと見えて、「やった感」が出ますね♪
8
今回はBMW M4クーペのサウンドアップno
フロントドア編を御覧いただきました。


お選びいただいたスキャンスピークのツイーターは、ハイエンドモデルらしい大きな造りをしており、そのままでは純正のツイーターグリル内に収まらなかったため、加工にだいぶ手間がかかってしまいましたが、その点を除けば、ごく一般的なDSPアンプ制御とスピーカー交換を組み合わせたメニューです。

当店で企画しております、BMW向けのパッケージメニューBMWブライトオーディオパッケージでは、

(1)フロントスピーカーの交換と防振を行うF1
(2)F1に加えてセンタースピーカーも交換するF2
(3)上記にリヤスピーカーの交換も行うF1R/F2R
(4)上記にaudisonのプロセッサーアンプAP 8.9bitを加えたF1-8・F1R-8/F2-8・F2R-8
という基本メニュー構成を採っており、今回の事例はF2-8に相当する内容となっています。

なお、標準のメニュー内容では、シート下のウーファーの交換も含んでいますが、今回はウーファーは純正のままとし、耳に届きやすい高音域・中音域ののツイーター・スコーカー・センタースピーカーだけを交換する点が異なっています。
https://www.soundpro.jp/special/soundup_bmw.html

DSPのスペックについては、標準メニューでは8chアンプ内蔵タイプを設定していますが、ご要望によって12chのタイプにグレードアップしています。
スピーカーの銘柄については、標準のBLUE MOON AUDIOの他、BMWに適合する製品を12ブランドリスト化し、お選びいただけるようにしていますので、お好みとご予算に応じてカスタマイズしていただけます。

BMWブライトオーディオパッケージは、BMW全車種に対応しております!
音質アップをお考えのお客さまがいらっしゃいましたら、どうぞご検討ください♪

メールフォームはこちらです♪♪
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
直接のお電話もお気軽に♪
03-5913-8450です!

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