488GTBをカロッツェリア1DINデッキ&ブルームーン・スピーカーでサウンドアップその2
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
それではドア作業の方に移っていきます。
まずは外観です。
ほんとにイタリアとフランスのアートだけは、真似しようと思ってできるもんじゃないですね。
写真でもそれなりに伝わると思いますが、現物の迫力はかなりのものです。
488ではPISTAというレーシングなモデルの施工事例がありますが、それとはカラーリングが逆になってるようです。
スピーカーレイアウトは、フロント2wayのみで、いずれもドアにレイアウトされています。
ウーファーは前方の定位置で、前方上端にある黒いひし形がツイーターカバーです。
2
ドアトリムを外したところです。
国産に比べてだいぶ複雑な構造をしているのですが、ピスタで経験済みなので、過剰に緊張することなく外せました。
上段に取り付けられているのはエアバックシステムです。前方のアルミの筒みたいなのがインフレーターですね。
3
アウターパネルの施工が終わった状態です。
サービスホールを塞いていたスポンジシートを取り除き、ドアの内外をきれいに清掃・脱脂します。
作業に伴ってエアバッグインフレーターを外す必要があるので、バッテリーのマイナスを外して放電を待ちながら、別の作業を進めました。
今回は1DINデッキの内蔵アンプで鳴らすので、それほど駆動力は強くありませんが、制振力の強いデッドニンググレードでドア防振を行いました。
今回サブウーファーはつけないので、ウーファーのローエンドを伸ばす意味で、しっかりめのデッドニング・グレードにしといて正解だったと思います。また、音のディテールをきれいに出す上でじゃまになる「外来ノイズ」の侵入防止の点においても有効だと思います。
4
インナーパネルの作業が終わったところです。
スピーカーは、MDFでカスタム製作したバッフルを介して固定しています。
スピーカー配線は、純正スピーカーがダブルボイスコイル(プラス線とマイナス線が2本づつ接続されている)でしたので、カプラのピンアサインを確認して接続しました。
純正ケーブルをフルに活用するとしても、ラストワンマイル?の接続部分はお店のケーブルを足すことになります。これにはSAECのSPC-350を使っています。
純正スピーカーケーブルの活用の理由は、単なるコストダウンだけではなく、車体に穴を開けたくないのも大きな理由です。
ドアとキャビン間のハーネスはカプラ式になっており、新たに配線を引きこむ余裕も無いので、通すとなったら新たに穴を開けるしかなくなります。
音質へのこだわりが強くて、多少コストがかかってもいいから!とおっしゃる場合は別として、純正ケーブルを活用する方が圧倒的にコストを抑えることができます。
5
ツイーターグリルを裏側から見ているところです。
SX165のユニット外径に対して、純正ツイーターユニットが収まっている外径は同等なので、基本的にスポッとハマりますが、保持用のツメはサイズが合わないため、一通り取り除いています。
固定には耐熱・耐振動性を備えたエポキシ接着剤を用います。
乾いてしまえば外れることはありませんが、じわりと力をかければ、きれいに外すことはできます。
6
今回は、488シリーズでは初登場のGTBのサウンドアップ事例を御覧いただきました。
こういった欧州のトップクラスのスポーツカーのサウンドアッププランを複数、ご提案&施工させていただく中で、実質的な選択肢をかなり絞り込むことができたように思いますので、こちらに記しておきます。
共通した条件は、皆様お察しの通り、極端にインストールスペースが狭いということです。
(1)ヘッドユニット
純正のヘッドユニット(セパレートアンプ含む)のスピーカー出力から・・・
(1)-1小型アンプに取り込む
候補は今回のアルパインKTP-600(税込19,580円)、カロッツェリアのGM-D1400 2(税込16,500円)とこんなところだと思います。いずれも4chです。
(1)-2ブルートゥース付きハイエンドアンプ
純正デッキからの出力に加えて、ブルートゥース接続によるスマホソースも再生できて、ハンズフリー通話もできるようになるのがこちらの458で取り付けているJOYNです。
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=668
(W)178(H)25(D)120と大変コンパクトで薄いボディなのでインストール場所に困ることは有りません。
(1)-3DSPやりたい場合
アンプ内蔵の超小型DSPというのがあります。ちょっと値段が張りますが、ちょこちょこ売れている製品でドイツブランドMATCHのM-5DSP MK2といいます。5chアンプ内蔵で7ch分のプロセシングができて、寸法は(W)110×(H)35×(D)85と手のひらサイズ。価格は税込104,500円です。
(1)-4 1DINユニット新設
今回の事例のように、純正オーディオシステムとは関係なく、DSP機能の付いた1DINを新規に取り付けて、フロント2wayをマルチで鳴らすパターンです。
システム的にも予算的にもさっぱり済ませたい場合はこれですね。
今回は店内在庫のDEH-970で対応しましたが、なくなった場合は現行品のDEH-6600、あるいはMVH-6600(いずれもオープン価格)あたりになります。
(2)スピーカー
極端にマグネットの大きな一部ハイエンド製品を除けば、なんでも対応可能です。
純正のスピーカーグリルの中でベストポジションに収まるよう、バッフルを選定して取り付けて、入念デッドニングで防振します。
(3)パワードサブウーファー
17センチクラスのスピーカーをきちんと付けてデッドニングすれば、しっかり低域は伸びるものなのですが、エグいスポーツカーの場合かなり爆音なので、当たり前のようにサブウーファーをご希望になるお客様が多いです。
そういった場合に便利なのがパワードサブウーファーです。狭いスポーツカーでも、ポルシェはリアの平たいスペースを使えばOKですし、基本的に2シーターですので、今回の例のようにシートバックにボックスをこしらえることもできます。またボクスターのようにシート後方のフロアに立てて設置するパターンであれば、ほぼすべての車で可能です。
(ちなみにいずれのケースにおいても、左右2台設置が可能です。)
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=417
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=677
大変ざっくりで恐縮ですが、以上が室内の狭いスポーツカー向けの最小コンポーネント数で組めるオーディオシステムプランです。
エンジン・マフラーの爆音+ロープロタイヤによるロードノイズはスポーツカーの醍醐味ではありますが、それはそれとして、曲もまともに聴けるといいんだけどなぁ、というオーナー様はどうぞご相談ください♪
メールフォームはこちらです♪♪
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03-5913-8450です!
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