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soundproの愛車 [BMWアルピナ B10]

整備手帳

作業日:2023年1月29日

アルピナB10をスピーカー交換+新型DSPアンプでリフレッシュ♪その2

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以上
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ツイーター取り付け前の工法検討中のひとコマです。

手に持っているのが取り付け予定のeijuのツイーターです。
ツイーターグリルの中には、JBLのユニットが収まっています。

純正のツイーターは、ある程度角度(仰角)が付いて固定されているので、eijuのツイーターが干渉なく取付できそうか、イメージを膨らませます。(なんとかなりそうだな。という見込みがあって受注してはいます。)
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うまく収まりました。

前カットで御覧頂いたようにツイーターのフランジ(丸い円盤)が大きいのですが、厚みが無いので、ツイーターグリル内の固定用爪などの干渉物を切り落としすことで、なんとかクリアランスを確保しました。
写真だと、グリル内の様子が全くわかりませんが、ツイーターユニットがちょうどコチラに向く角度で固定されています。
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それではサブウーファー方面に移っていきます。

冒頭でご案内しましたように、今回は意欲的な構造をもつサブウーファーボックスを製作しました。
正直なところ、パワードサブウーファーのほうがお手軽ではありますが、大型セダンということで、大きめのウーファーボックスを許容できる条件でもあったし、ハコを作るとすれば、手持ちユニットを最大限に活用できちゃう楽しみもついてくるので、理論的根拠を盛り込んでボックスタイプのサブウーファーを制作することにしました♪

写真がボックスの蓋をする前の状態です。

左側がバスレフ方式の部屋、右側がシールド方式の部屋です。
バスレフは相対的に大きめの容量をもち、箱の一部がボックス外とつながっている(穴が開いている)のが特徴です。振動板の動きのクイックさの点では劣りますが、ズーンと深い伸びが得られ、幅の広い、奥行きのある音場を創造するのに向いた存在です。
これに対して、シールド方式はボックス内が文字通り密閉されています。ボックス内の空気が、振動板の一方的な動きを抑制する方向で作用しますので、瞬時にフラットなポジションに戻りやすい性質があります。(アンプの駆動力が強ければなおのこと)

音響的には、スピーディーでパンチのある低域を繰り出すので、ご想像通り、リズムの早い楽曲の再生は得意ですし、ゆっくり目の曲であっても、微細なディテールを邪魔しない、節度のある低域を演出してくれます。

通常、色々悩んだ末、このどちらかを選択するわけですが、今回は両方のメリットを享受できるよくばりセットというわけです。

今一度写真を見ていただくとわかるように、左側のバスレフのハコのほうが大きく、シールドのほうが小さくなっています。
バスレフの穴(バスレフポート)は、左側の一段低くなっているスキマから、ハコの下側を通って、中央の穴に開放される。という経路になっています。
図の赤い矢印は、便宜上、ハコの中から外へ出る方向で描かれていますが、ウーファーの振動板が前に出るときは吸い込むので、矢印と逆のフローになります。

ハコのサイズについては、ヨコ80cm、高さ40cm、厚み20cmといったところです。
これが、トランク内の、リヤシートの後ろにあたる位置に前向きに設置されます。
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ボックスが出来上がったところです♪

表に板を張って、ユニットを2つづつ並べてあります。
前カットの写真と天地が逆になってますので、バスレフの方に黒いJBLを、シールドの方にシルバーのeijuをセットしています。

ウーファーユニットのレイアウトについては、それぞれのハコのど真ん中においてしまうと、定在波の発生を誘発しやすくなるので、それぞれ、中心からズラしてあります。

それぞれを駆動する、アンプの出力配分に付いて触れておきます。
後出のDSP(μ-DIMENSION DSP610AB)の内蔵アンプは、10chありまして、1〜8chの出力は各35W(ブリッジ不可)で、9と10chはサブウーファー用途を想定して、各80Wとなっています。
前者でフロント2wayの4chを賄った上で、サブウーファーのパッシブの2ch分にも、この35wをそれぞれ割り当てています。そして、ズーンと深さを出したいバスレフのほうに、80wの2chを配分しています。(消費電力の前提はすべて4Ω)

常々、このハイブリッド・サブウーファーはいいんだけどなぁと思っていますが、コンパクトなパワードサブウーファー全盛の昨今、万人向きとは言えないので、実行に移す機会がなかなかありません。
今回久々にやってみましたが、これはいいですね。スピード感のシールドBOXと、深さ・広さのバスレフBOXそれぞれに、周波数帯域とゲイン(当然タイムアライメントも)を調整できるので、フロントの中高域の立ち上がり方を自在に演出することができます。

低音域は単に低い音というだけではなく、中高域をきっちり聴かせるための「音像の規律」を決定するコンダクター的な役割を持っています。
そういう意味で、性能の高いサブウーファーユニットは、システム全体のトータルパフォーマンスを飛躍的に向上させるカギとなります。
(これくらいの力量があると、サブウーファーを切った際、グッと音が細って、彩りのないつまんない音になるのがはっきりわかります)
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サブウーファーボックスを設置した様子です。

ご覧のように、トランクの奥、後部座席の背もたれの後方においています。
自重が20キロほどあるので、もともと容易に動きませんが、L字の金具によって、写真上部のリヤトレイにネジ止めしてあるので、事故でもしない限りはズレません。(金具は前カットの写真の手前側に写ってますのでご確認ください)

配線関係(電源・スピーカー線)は全て上から降ろす様に引き回しています。
ハコの前の状況としては、ナナメになっているトランク奥の上端と、ハコの上端が軽く触れるくらいで、下側には、拳一つ入るくらいのスキマがあります。

あと、このDSPのウリの一つが、標準装備のブルートゥース受信機能です。
状況によっては、アンテナ部分のみ室内に延長して露出させる心積もりをしてましたが、リヤトレイが薄いのか、リヤシートが抜けてるのか、トランク内からでも、良好に受信できています♪
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できあがりの状態です。

一通り道具は揃っていて、音もバッチリ。。と言っても、なんか目に見えるものが欲しいですね。
ということで、顔出しパネルでお化粧してみました。
室内は完全にオリジナル外観を保っていますが、トランク内にだけ、システムの存在を主張するエンブレムが輝いております。
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今回はアルピナB10 3.2のオーディオグレードアップの事例のをご覧いただきました。

ご連絡いただいたキッカケは、片側から音が出ない不具合で、その改善にあたって、手持ちのユニットを活用できれば。。というくらいのテンションでしたが、当店が提示させていただいたプランに気持ちよく乗っていただいたおかげで、素晴らしい音像を表現できるオーディオシステムを成立させることができました。

DSPは(ちょっと熱は持つけれど)音質的なアドバンテージがおおきなAB級動作のアンプを内蔵してる点がウリのμ-DIMENSION DSP610ABを使いました。
新しく出てきた製品が常にベスト。。とは言いませんが、これはなかなか顔のある製品だと思います。
アンプの性能もそうですが、フロント3way+リヤ、サブウーファーまで余裕で飲み込むチャンネル数の多さ、最大96kHz/24bitまで対応する必要十分なサンプリングレート、別売り対応も少なくないブルートゥース接続インターフェースも込みで税込132,000円というリーズナブルプライスですから、幅広いお客様に支持されるわけです。
最近はだいぶ評判が浸透してきたようで、スピーカーは決まってないけどDSPは指名買い!というパターンもチラホラ出てきました。

あと、今回のなにげの目玉はサブウーファーボックスでした!
特性の違う2系統のエンクロージャーを組み合わせて、音場の規律をきちっと整備することで、フロントの2wayユニットの孤軍奮闘だけでは到達できないパフォーマンスを引き出すことができます。ちょっと場所が必要になりますが、向こう側の景色を眺めてみたい方は、ぜひご検討ください!

ネオクラシックなクルマのスピーカーリフレッシュから、DSPを含むフルオーディオまで、ご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください♪♪
メールフォームはコチラです。
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03-5913-8450です!

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