NX初のアウターバッフル化!BLUE MOONスピーカーでサウンドアップ♪その2
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
NXのリアドアに手を加えるのは初めてです。
見たところ、ドア上部の前方と、下方の2箇所にスピーカーグリルが付いていますが、中身のスピーカーの構成は皆さんの予想と違います。
上部のグリル内には5.5センチ径が一つあるのですが、下にはスピーカーがないのです。
上部の5.5cmユニットの裏には、小さなスピーカーボックスが備えられており、そこから下方に向かって長いダクトが伸びて下のスピーカーグリル部に抜けるような構造になっています。
要は、5.5cmユニット一つで中高域を出しつつ、長〜い長〜いダクトで低域を演出するという、、大掛かりなバスレフスピーカー的な造りになっているのです。
ちなみに、2021年まで販売されていた初期型では、上部グリル内に2.5cmツイーター、下部には17cmウーファーという2way構成になっていたようなので、、、軽量化のためでしょうか?
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オーナメントを外すと5.5cmのスピーカーが現れます。
これがリヤ方面唯一のスピーカーです(サブウーファー除く)
ちなみにスピーカーユニットはドアトリムに取り付けられているので、、トリムを外すとインナーパネル側にはなにもない状態になります。
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ドアトリムを外したところです。
5.5cmスピーカーの裏手に当たる部分には、丸い穴が空いており、直径10センチほどの大きなグロメットでフタされています。
同様に、下方の穴もブランクキャップで塞がれています。
下方は、トヨタ式の3点留めスピーカーが付くようにネジ穴が設けられているので、マークレビンソン選択時にユニットが収まるものと思います。(未確認)
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スピーカーホールは「純正のベゼル」でピッタリと塞がれています。
類似のパターンはほとんど記憶が無いですね。
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ドアトリムを裏側から見たところです。
リアドア外観のカットでの説明と重複しますが、写真の向かって右側上方の四角いのが、5.5cmユニットを格納するスピーカーボックス(エンクロージャー)です。
そこから、左方向に展開している長いトンネルがダクトですね。出口は大径のスピーカーグリル部ということになります。
見るからに大掛かりですね。トヨタがやることだから圧倒的な最適解なのだろうと思いますが、なんで普通の2wayじゃいけなかったのか?興味が抑えられなくなります。
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リアのアウターパネル作業が終わったところです。
こちらにも16cmサイズのスピーカーを設置するので、デッドニングを施工いたします。
純正スピーカー裏の丸いグロメットと、下方のブランクキャップの両方を取り外し、清掃と脱脂を済ませたら、短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
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インナーパネル側の作業が終わったところです。
アウターバッフルを支える、スピーカーベースを取り付けて、清掃と脱脂をし、インナーパネル全面を防振材で覆います。
取り付け予定のコアキシャルスピーカーCX165は、パッシブネットワーク付きのセパレート2way方式のスピーカーです。ネットワークは防水のための対策を施した上で、ドア内の下部に固定してあります。
スピーカーベースからケーブルが飛び出しているのがおわかりになると思いますが、上述のとおり2way式なので、ケーブルは4本あります。
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ドア内から撮影した画像です。
リヤスピーカーに関しても、デッドニングの新常識!バッフル・スタビライザー・ウェイトを取り付けました。
フロントスピーカーへの適用で充分な効果が得られるわけですが、リヤもそれなりに鳴らすという前提であれば、つけるに越したことはありません。
主な理由としては、ノイズというか、阻害要因の低減ですね。
せっかくフロントスピーカーのバスケットのブレが抑えられ、振動板のリニアなストロークが実現し、波動のぼやけがなくなって、中高域がよりクリアになり、低域がすーっと伸びるようになったのに、リヤ側でバタバタと乱れた波動を垂れ流してしまっては、全体の調和を乱すことになってしまいます。(室内全体の波動がほんのチョットでも揃わないと、容易に聴感が損なわれてしまいます)
ということで、鳴らさないのなら全く不要ですが、鳴らすということなら、全体の規律を整えるために、リヤにも適用していただくのが合理的だと思います。
https://www.soundpro.jp/ec/products/detail/168 9
リヤの出来上がり状態です。
ウーファーの取付部分のドアトリムの造形は、フロントと違って、もともと盛り上がっていないため、フロントに比べると後付感が出てしまいますが、17センチクラスのスピーカーを格納している割には控えめに抑えられたと思います。
ドア上部のオーナメントパネルについては、アフターパーツのグリル取り付けに伴って、接着剤の残留があったので、板金屋さんにお願いしてパテ整形によるスムージングと、塗装を施してもらいました。
最初はオーナメント部分をパーツで取り寄せる案を考えたのですが、片側38,000円もするため、1万円程度で加工したほうが合理的だという判断でこうなりました。
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今回はレクサス・NX350h F SPORTの事例をご覧いただきました。
レクサスのような高級車だと、見た目が変わる施工に踏み切る方は多くないので、大変貴重な機会となりました。
すべての事例で、純正に比べて格段の音質アップが実感できるわけですが、やっぱりユニット露出は正義ですね!これまでのパッシブシステムの中では最良でした。
純正戻しを考える場合、ドアトリムを再取得すれば完全に元通りに戻せますので、ご興味が出てきた方は検討なさってみてください。
それでは以下に、NX向けのオーディオシステムグレードアップの選択肢をおさらいしておきたいと思います。
他のNXエントリと重複しますが、ご容赦ください。
NXのシステムアップの選択肢としては、大きく以下の2つがあります。
(1)ハイレンジスピーカーを10センチコアキシャルに、ドアスピーカーを16.5センチウーファーに、センタースピーカーを8センチフルレンジにそれぞれ交換し、ドア防振で整えるプラン
(2)上記(1)に加えて、8chあるいは10ch・DSPアンプを搭載して、フロント3way(4ch)・センター(1ch)・リヤ(2ch)・サブウーファー(2chブリッジ)を鳴らすプラン
(1)は最も多いパターンです、こちらの350h F SPORT、450h+ F SPORT、
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=758
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=743
またこちらのNX450h+ version Lの事例があります。
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=774
(2)だと、こちらのNX350 F SPORTになりますね。(※ハイレンジスピーカーは社外ツイーターに置き換えています)
https://www.soundpro.jp/install/ditail.php?id=751
以上がシステムの選択肢と、過去事例のご紹介です。
上記いずれにおいても、スピーカーはブルームーンオーディオの製品を使っておりますが、他ブランドの選択肢を検討されたい方もいらっしゃると思いますので、以下に選択肢をご紹介いたします。
一般的な2wayスピーカーセットなら星の数ほどありますし、今回の事例のように単品売りのハイエンド製品の組み合わせも、かなり自由に選べるので、あえて選択肢をお示しする必要もないのですが、高域側をハイレンジスピーカー用の10センチクラスのコアキシャルスピーカーにする条件と、センター用に8センチクラスのスピーカーも同ブランドで揃えるとなると、だいぶ絞られてきます。
以下の順で表記いたします。
・ブランド名
・上記(1)で施工した場合の工賃・税込総額
・製品名(ウーファー/高域用コアキシャル/センター)
ブランド名:BLAM(フランス)
工賃・税込総額:210,650円
(Signature WS 6.80/RELAX 100RFC/LIVE LM80)
ブランド名:audison(イタリア)
工賃・税込総額:166,650円
(AP6.5P/APX4/AP 2 MV)
ブランド名:ETON(ドイツ)
工賃・税込総額:214,170円
(PSX-16/PSX-10/PRW-80)
ブランド名:KICKER(アメリカ)
工賃・税込総額:177,610円
(KSC6704/KSC404/KSC2704)
ブランド名:MOREL(イスラエル)
MAXIMOグレード
工賃・税込総額:208,450円
(MAXIMO COAX 6/MAXIMO ULTRA 402/CCWR 254)
ブランド名:MOREL(イスラエル)
TEMPOグレード
工賃・税込総額:268,950円
(TEMPO Ultra Integra 602/TEMPO Ultra Integra 402/CCWR 254)
MORELのカタログはコチラ
https://www.janline-and-partners.com/wp_root/wp/wp-content/uploads/2023/01/2023-morel.pdf
以上が、17センチクラスのウーファー/10センチクラスのコアキシャル・ハイレンジスピーカー/8センチクラスのセンタースピーカーを同ブランドで揃えられる選択肢のご紹介でした。
あと、本文中でもご紹介しました、当店オリジナルの新商品!バッフル・スタビライザー・ウエイトのご採用も是非ご検討ください。
音質向上パーツとしても、デッドニング関連商品としても、これまでになかった概念の商品なので、すんなりとご理解頂けないかもしれませんが、その効果は絶大です。
スピーカーの振動板の動作の反動によって、スピーカー自身が微細にブレることで、こんなにも損失が生じていたのかと驚かれること請け合いです。
低域の伸び、中高音域のディテール表現、音場の広さ、音像の明瞭さといった点で必ずやご満足いただけるものと確信しております。
スピーカーの選択、DSPのあるなし、スピーカーケーブルの引き換えの有無、あるいはできるだけケーブル引き換えを抑える方法など、ご希望とご予算に応じて、如何様にもプランさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください!
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