ブレーキキャリパー&ブレーキローター交換 -その1 取り外し編-
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回、フロントブレーキのインチアップ(13⇒14インチ)化に伴い、キャリパー/ローター/パッド一式を交換します。
ちゃんと安全に作業出来るように、ガレージジャッキとジャッキスタンド(通称ウマ)を新たに購入しました。
リアタイヤ2本に輪留めをセットしてから、フロントをリフトアップしウマをフレーム部分にかませます。
そしてタイヤを外してから、作業しやすくするためにハンドルをフルステアさせておきます。
2
まずはキャリパー本体とキャリパーマウントを固定している14ミリのボルト2本を緩めます。
ただこのボルトを外す前に、キャリパーとブレーキホースを繋げているバンジョーボルト(14ミリ)を一度緩め、またブレーキフルードが漏れてこないギリギリの程度まで軽く締め直します。
また、この時に併せてショック部分にブレーキホースを固定している14ミリのボルトを外しておきます。
これはキャリパーを外した際、ブレーキホースにストレスを掛けさせないためです。
キャリパー本体は先のボルト2本を外し、上に引き抜くようにすると外すことが出来ます。
外したキャリパーは、とりあえずロアアーム部分に引っ掛けておきます。
3
次にブレーキパッドをキャリパーマウントから引き抜いて外し、そしてマウントとハブナックル部分を固定している、17ミリのボルト2本を外します。
ここは非常に高トルクで締まっているので、ストレート形状のロングめがねレンチを使って緩めました。
4
取り外したブレーキパッドがこれ。
ものの見事に左右両方とも片減りしてしまっています。
このブレーキの構造上、片減りするのはある意味仕方ない部分があるのかもしれませんが、気分的にあまりよろしくないですね(苦笑)。
5
キャリパーマウントを外せばローターはフリーになるのですが、ちょっとハブに固着していてこのまま手では取れなかったので、画像のように裏側からショックレスハンマーで軽く叩いてみると、固着が解けてポロッと外れました。
また、固着したローターを外すもう1つの方法として、ローターベルハット部分にある2つのサービスホールに、M8のロングボルトを交互に締め込んでいくと、バキッと音を立てて外れます。
ローターを外す際は、ハブボルトにぶつけてねじ山を傷めないよう、少しゆっくり慎重に行ないました。
6
キャリパーとローターが外れた状態です。
ハブ部分に付いているサビは、ワイヤーブラシを使って軽く落としてから、パーツクリーナーを吹きつけて切削粉が残らないようにしておきます。
7
外したローター(右)と、装着するEP91スターレット(グランツァV)用ローター(左)との比較です。
純正ローター:238ミリ径、厚さ11ミリ
EP91ローター:254ミリ径、厚さ18ミリ
大径化になったのもさる事ながら、ソリッド⇒ベンチレーテッドディスクになった事で、熱に対するキャパシティーが大幅に上がったのが安心感に繋がるかと。
装着するEP91ローターのベルハット部には、サビ止めの目的でクレの耐熱ペイント(シルバー)をスプレーしています。
パッドとの当たる面に少々ペイントがかかってしまっていますが、どちらにしろすぐパッドによって剥がされてしまうので、特に問題はありません。
(その代わり、ペイントが剥がれるまでは低速で慎重に運転する必要があります。)
8
ブレーキパッドの鳴き止め用シムは、それまで付いていたパッドの物を再利用します(パッドは共通のため再利用可能です)。
古いパッドから外したシムは、付着していたパッドのカスやグリースをしっかり洗い落としてから乾燥させます。
そしてシムのパッドと接する面全体にパッドガイドグリースを薄く均一に塗り込んでから、新しく装着するパッドにセットします。
シムは車両アウト側(画像上)が2枚重ね、イン側(画像下)が1枚と形状、枚数共に異なっているのが特徴ですが、その全てにグリースを塗り込んでいます。
(その2 装着編へと続く)
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