ATF交換作業 -ATフラッシング編 【98101km】-
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
エコカー補助の影響を微塵も受けなかった実家のコルサ。
姉はまだまだ乗り続ける気らしいですwww
というわけで10万キロを目前に控えた今、これからも快適に乗り続けるためにEXiVでも以前行なった、ATFフラッシング⇒ATストレーナー&ATオイルパンガスケット交換をすることに決めました。
2
調べてみた限りでは、整備記録簿にも過去ATF交換履歴はないので、今回が初のATF交換になると。
巷では4万キロ以上無交換の場合はもう交換しない方が無難とか、ATFなんてそもそも交換するものじゃないなんていう意見も聞かれますが、私はそんな意見に対してそれはちょっと違うんじゃないの?という考えでいます。
ただ、ATFを交換するにあたり車両状態(コンディション)、ATFの選定、及び交換方法等について十分慎重に検討する必要があります。
3
ATオイルパンを車両前方から見た時の画像です。
ドレンコックは助手席側後方に付いているので、少しでもATFが抜けるように対角の運転席側前方をジャッキでリフトアップします。
一応ボディーに負担がかかり過ぎないように、右フロントタイヤが浮かない程度にリフトアップ量は抑えています。
4
あらかじめレベルゲージを抜いてエア抜けを良くしてから、ドレンコック(14ミリボルト)を外します。
抜いたATFは、エンジンオイル交換時のように廃油処理パックで受けると抜けた量が分からなくなるので、一旦受け皿に受けておきます。
ATFがほとんど垂れて来なくなってきたら、瞬間的にエンジンをクランキングさせるとまたATFが抜け出てきます。
これを2~3回繰り返して、ATFがほとんど出てこなくなったらドレンコックを閉め、リフトダウンします。
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受け皿の目盛りで抜けたATFの量を測ってみると、約5.2リットルでした。
このクルマはAT(A242L)はデフと共用なので、かなり多くの量のATFが抜けます。
(全容量7.2リットルに対して約72%)
抜いたATFをポイパック(廃油処理パック)に移すと、ATFの色がチャコールグレーみたいになっていました(苦笑)。
今までいかにATFが酷使されていたかというのが分かります。
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ATFはレベルゲージの所から注入するのですが、画像のようにジョーゴを使用すると便利です。
ただ、このクルマはエアクリーナーへと繋がっているダクトが邪魔になるので、あらかじめダクトを外しておく必要があります。
また、AT内部にホコリ等を入れないように、ジョーゴは事前にしっかり洗浄して乾燥させてから使用します。
ATF注入の際は、あまり勢い良く入れすぎるとジョーゴから溢れ出す危険性があるのでゆっくり入れるようにします。
7
次にバーダルのATフラッシング剤であるAFを注入します。
当然、AFと新油のATFで抜けたATFと同量となるようにします。
最後にレベルゲージをしっかり挿し込めば作業終了です。
AFは過走行車の場合、注入後200キロほど実走行してAT内部をフラッシングさせてから、ATオイルパンガスケット、及びストレーナー交換を含めたATFの交換を指示しています。
8
最後にこちらを拝見された方に注意事項がございます。
私はこのクルマのコンディション、及び整備履歴を十分に把握し、なおかつ過去の経験に基づいた上で、10万キロ近く無交換でも問題は出ないと確信して今回のATF交換に踏み切った次第です。
従って、これが他のクルマに対してもそのまま当てはまるのかについて、私が言及出来る立場にはございません。
あくまでもこれは「一事例」であるということをご承知おき願います。
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