おかしいのはハード？ソフト？自分？

先日の直ったような直ってないような微妙なレーザー加工機がちゃんと使えるのかどうか確かめる為、買い物へ行ったついでに100均で失敗してダメにしても惜しくない材料を調達してきました。
購入したのは手っ取り早く動作確認を行う為の竹製コースター、そして80w（出力10w）のダイオードレーザーで刻印が出来るというネット情報を確かめる為のステンレス製フタ付きガラス製調味料入れを各1個。

まず最初にさくっと動作確認する為にネットの拾い画を竹製コースターへ刻印。
最初に何度かフリーズ発生でイヤな雰囲気が漂ったものの再起動で正常に動くように。
という事で早速レーザー加工用ソフトウェアでコースターの面積いっぱいになるよう絵を配置してスタート・・・したハズなのになぜか絵が少し縮小されて端に寄ってます。

アニキの悩ましげな表情もやっぱり端に寄ってます

この位置ズレは果たしてソフトなのかレーザー加工機なのかそれともただソフトの使い方を忘れた自分のせいなのか・・・イマイチ原因がはっきり判らないものの、とりあえず画像の位置ズレ以外は正しく使える事が確認できました。

次に試したのはレーザー加工機が故障して使えない期間中に見つけたダイオードレーザーでステンレスとガラスへ刻印を行う動画を検証。
というか以前から金属への刻印が出来ないかと調べ、反射率の高いものでも表面に塗ってレーザー加工を可能にする以下のスプレーも買っていたのでコレを試してみたかったというのも理由の一つ。

FCJレーザー加工用反射防止剤ブラックガードスプレー
100均で見つけた調味料入れは安っぽ綺麗なガラス製でステンレス製のフタ付きという事で、コレ一個でステンレスとガラス両方への刻印が試せます。
そして結果から先に言えば、ネット動画で見た通りの方法で試してみるもあまり良い結果は得られず・・・残念。
ステンレスに関しては明らかに刻印ではなく加熱による焼き色で今回の場合はあまりにステンレスが薄すぎた為、熱膨張で蓋が波打ってしまい仕上がりもイマイチ。
残りのガラス刻印はうっすら縁取りが出来た程度で塗りつぶしは出来ず・・・これならサンドブラストやガラス用エッチング剤の方が遥かに綺麗という当たり前の結果に終わりました。

結局の所この中華レーザー加工機はレーザーモジュール内部の短絡を直した事で復旧したものの、しかし出力10ｗであってもやはりダイオードレーザーでは金属やガラスへの刻印はほぼ無理という結論に至りました。
まぁ最初からダイオードレーザーはこれらの素材には向かない事は広く知られている事ですので「やっぱりそうだよね」という感じです。
しかし刻印の位置ズレに関しては、本番で部材をダメにするワケにはいかないので何とか原因を突き止めて対策しないとです。
という事で今回も大半の方には興味の無いレーザー加工機の巻でした。