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2002年に渡米して初めて購入したのが今は無きオールモービルのオーロラ。
正規では輸入されていなかったので日本では知名度2～3%程度ではないかと思われる超マイナー車ですが、新古車か極上中古があるなら今からでも再び乗りたいと思う程すごく良い車だった。
（燃費とトランクの高さが低い点を除けば）
あぁ、懐かしいなぁ。

今月最初の日曜日、家族で朝食を取りながら、せっかくの週末ドコ遊びに行こうかと話していると娘が「パパ、仕事行ってもいいよ」と。
　何となく寂しいような気分になりつつも、これ幸いとばかりに家族と別行動で昨年11月からご無沙汰となっていた車イジリを楽しんできました。　その内容は社用車のリンカーン・マークVIII LSCのカーステヘッドユニット交換。
以前に中古のパイオニア製2DINカーナビを安く譲ってもらったので、取り付けに必要な2DIN取付けキットやリンカーン純正JBLシステムインターフェースなどをチョコチョコ揃えていたのですが、ずっと時間が取れずにそのまま放置になっていたものです。



　今まで付いていたのはリンカーン純正10連装CDチェンジャー付きラジカセヘッドユニット


これを引っ張り出してGPSアンテナや携帯電話BTマイクなどの配線を行い、ダッシュパネルのヘッドユニットが入る開口部を削って上下の高さを広げ、純正のJBLプレミアムサウンドシステムに接続するインターフェースを繋げて終了。




カセットからやっとMP3やDVDも再生できる新し目のカーナビへのアップグレード作業は無事に完了。
　と言っても毎日片道10分、往復20分の通勤にしか乗らないリンカーン・マーク8LSCにコレ付けて何か意味があるのかなんて事は考えないようにしています。

最近、なぜか車に関してちょっとツイていない事が連発。
ここ1～2ヶ月の間にパンク3ヶ所、ここ1週間で見知らぬ車が自分のパーキングスペースを占領していた事が二度、昨晩は帰宅中にフリーウェイから一般道へ下りた際に普通ならエアサスが自動で車高を上げるハズが、逆に車高が下がるというトラブル・・・まるでローライダー。
　原因は心当たりがあり、エアサスの寿命。
という事で実は既に数年前から交換用のエアサス一式を用意していましたので今日は朝から久しぶりのDIY整備、お題目は「エアサス交換」

交換したのはリア左右のエアバッグとショック、エアバッグはヨーロッパ車の純正採用タイヤで有名なコンチネンタル社製、ショックは社外エアサスで有名なアーノット製の複筒式。
　

　作業自体はただネジ緩めて入れ替えるだけなので非常に簡単なものの、馬から下ろしてエンジン掛けてもエアサスが動かない・・・エアポンプ自体が動いてエアを送らないので車高センサーが怪しいと再びホイールを外して見ると、分解しなければ下がらない位置までアームが降りた為に車高センサーが無理やり伸ばされて壊れてました、分解する前に予め外しておかなかった自分のミス。
　しかし何故か会社のウェアハウスの棚には予備の車高センサーも転がっており、これに付け替えて無事終了。

作業ツナギを着て自分で車を馬に乗せるのはもう何年ぶりでしょうか、時間を忘れて気が付くともう周囲は真っ暗・・・さらに作業中から既に持病の腰痛が・・・・きっと明日はもっと酷くなっているものと思われます。
　でも普段はPC画面とにらめっこの毎日ですので、たまにはこうして自分の手を汚して車イジリに没頭するのもいいもんですね。

サーキットにおいて「ピットウォールスタンド」と言えばプロレーシングチームの監督やエンジニアらが陣取って車両テレメトリー/レース全体の流れ/中継画面などを見比べながら、ドライバーやピットクルーに無線指示を出す指令所の事。
　通常はホームストレートとピットロードのディバイダー（隔壁）部分に設置される為に十分な奥行き（前後長）が取れず、どうしても立ち飲みスタンドやカウンターバーのような形状になってしまうのは仕方ありません。

一方、アメリカのサーキットにおける「ウォー・ワゴン」とは何の事かご存知でしょうか？　まぁ一言で言えばピットウォールスタンドとほぼ同じもの。
　しかしアメリカのオーバルコースはホームストレッチ（ストレート）とピットロードの間が広い芝生になっている為に本コースとピットが隣り合わせておらず（画像参照）、またピットロードに面したピットもありません。

　この限られたエリア内にピットクルー待機場所/予備タイヤ/工具類/指令所を効率的に設置する為、タイヤ付き大型工具箱の上に指令所を設置する二階建て構造になっており、これがウォー・ワゴン（War Wagon）。
　日本人の感覚で言えば夏祭りの太鼓が乗った山車のような大きさで、一階部分に工具一式と複数の窒素ボンベを収納し、組み立て展開式の二階部分には各種モニター＆パソコンが設置されており、大型のものでは最大6～8人の席が設置されます。

War Wagon（戦闘荷台）と呼ばれるのは、まだ馬車が全盛だった時代の戦争で荷台に乗ったまま指揮官らが歩兵達に指令を出していた様子に似ている事が由来。

　そしてこのウォー･ワゴンの展開/設置に必要な時間はおおよそ2時間半程度、中には電動で自走可能なものもあるそうです。

ちなみにNASCAR各チームが使用しているウォー・ワゴンの価格はなんと約2～3千万円（セミオーダーメイド）、これに工具一式やチームの指揮監督に必要な機材を入れると軽く億を超えるのは当たり前だそうです。

キットカーでも現地登録済車なら日本の予備検は任せろ！という業者さん。
　長い不遇の年月を経て車を操る楽しさやスポーツカーが盛り上がりを見せ始めた昨今、この話題のモデルを日本でやってみたいと思いませんか？



ちなみにエンジン＆ミッション、ブレーキシステム、ナックル、ステアリングラックなどはスバル・インプレッサ（GD/GG系）純正部品を流用しますので信頼性や耐久性は折り紙つき、もちろん中古部品も安価かつ豊富ですし当分は新品部品にも困りません。
わずか818kgの車体に大パワー＆大トルクエンジンの組み合わせは、1千万円クラスのスーパーカーと同等のパワーウェイトレシオを実現、小型軽量な車体はレーシングカーそのもの。
　それでいてキット価格約1万ドル(818Sの場合/ドナー部品別)と、どの程度のドナーカー/ドナーパーツを揃えるかにもよりますがおおよそ軽自動車や中古普通車の購入と同程度の予算で自分オリジナルの高性能スポーツカーが入手可能です。

もちろんインプレッサのノーマルエンジンでこのレベルですので、日本国内で使い古されたWRX用のチューニングメニューを施せば、操るのすら難しい暴力的なマシンが出来上がります。
またEJ20とEJ25は共通部品が多く、その他も駆動系からブレーキまで多くの主要部品がスバル純正パーツ流用ですので新品/中古を問わず日本国内で安価に入手が可能、つまりぶつけたり壊れたら「部品が○万円、本国オーダーで納期○ヶ月待ち」なんて事もありません。

若者の給与では手が届かない高額な車の購入/維持費が原因ですっかり富裕層の道楽になってしまった日本のモータースポーツやスポーツカー業界に新風を吹かせてみませんか？