ヘッドライト殻割り プロジェクターレンズ清掃
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2
レンズ内清掃後、暗くなってからヘッドライトを点灯してみると最初助手席側のライトが点いていないように感じてわざわざ車を降りて確認した程ですがちゃんと点灯はしていました。
今までは両側のレンズの内側が汚れていて照度が落ちて分からなかっただけで、前回それを綺麗にしたことによって今度はレンズの外側が著しく曇って汚れている助手席側が相対的に暗く感じるようになってしまったということです。
画像の通り、運転席側と助手席側のライトの境目がハッキリとわかるほど照度が違います。
これがどうしても気になって仕方がないので勇気を出して今回ヘッドライトの殻割りをしてレンズの外側を清掃することにしました。
3
諸先輩方の方法を参考に、定番のダンボールとドライヤーのセットで挑戦します。
大きいダンボールが用意出来なかったので画像のサイズのダンボールで上部は毛布を重ねて蓋をする形でヘッドライト全体を温めました。
4
皆さん書いてますが、この時ヘッドライトに直接熱風が当たらないように注意します。
5
10分以上温めてからライトを取り出して、スモールランプ側の角から最初は内張り剥がしなどを使ってこじて熱いうちに少しずつ割って行きます。
最初は初めてで勝手が分からずなかなか開きませんでしたが、開きにくいと思ったら無理せずダンボールで温め直す、または直接ドライヤーを当てるなどをして途中からはコツを掴みペースよく開いて行けました。
力を掛けても開かない場合は大体温度が足りていないか冷めてしまっているので十分に温めることが非常に重要です。
開いていくにつれてランプを止めている爪も外していくことを忘れないでください。
開いていく時、柔らかくなったブチルが伸びて膜を張るような感じになるのでダイソーで用意したバターナイフで切り裂きながら開いて行きました。
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/444512/car/361305/12364542/parts.aspx
割っていく時は一方向でずっと開いて行くのではなく、なるべく左右対象に、面で少しずつ全体的に力を分散させて開いて行くとカバーを割ってしまったりするリスクは減ると思います。
6
初めてなので時間は掛かりましたが無事殻割りすることが出来ました。
7
殻割り後、プロジェクターレンズの接写画像。この角度だとレンズが点々と汚れている、曇っていることがよくわかります。
8
内部から懐中電灯で照らした様子。
全体的に白くボケています。
これをマイクロファイバークロスとアルコールでよく拭きあげ、乾拭きをして拭き跡が残らないようにしました。
9
清掃後、鏡のように綺麗になったレンズが奥に見えます。
ヘッドライトカバーも内側が少し汚れているようにも見えましたが、純正の曇り止めが塗ってあるという情報もあるのでカバーの方は全く触りませんでした。
殻閉じ前に溝に残ったブチルを温めながらマイナスドライバーなどで均していき空気を抜きます。
画像はその後、ブチルを補充している所です。これも補充後温めつつ空気を抜きながら均していきます。ブチルを溝に押し込み均すようにすると空気が抜ける時にプチっ!と弾けるように音が鳴ります。
ブチル内に気泡などが残ると防水性能に影響し水漏れに繋がるという情報がありますので、この作業は丁寧に行いました。
使用したブチルテープ↓
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/444512/car/361305/12364655/parts.aspx
ブチルはそのまま純正を再利用するだけで補充せず閉じて良いと言う情報もありますが念のため今回は補充することにしました。しかしこれ、あんまり多く入れると閉じるのがほんとに大変なので入れすぎないようにします。
10
ブチル補充が終わったらカバーを軽く閉じる(仮閉じ)ような感じで最初と同じようにダンボールとドライヤーで10分間程温めます。その後取り出して熱いうちに一気に閉じます。
この時ブチルを補充しすぎていたり、温めが足りないとうまく閉じれずライト側の爪に掛かるまで閉じれません。爪が掛かるまで閉じれないからと力任せに無理に閉じようとしたり、ライトカバーの面積の広い平面部分を抑えたりすると破損してしまうので注意します。繰り返しますが殻割り、殻閉じは温度が肝です。厳しいと思ったら温め直しましょう。
水漏れなどがほんとに怖いので殻閉じ後、更に隙間をブチルでシーリングしました。見た目が綺麗とは言えませんが車両取り付け後は見えませんしとにかく防水に重点を置きました。画像はその様子。
この時通常のシリコーンコーキングをしてしまうと次に何かあった時にまた殻割りすることが非常に困難になりますので今回はブチルでのシーリング処理にしました。
11
画像は殻割り清掃前ロー点灯状態。
全体的に濁っており、表面に付いた汚れや不純物によって光がレンズ全体に拡散して白くボケてしまっています。いわゆる白内障の状態。
また、表面の汚れによってローのカットラインが確認出来ます。
12
殻割り、レンズ外側清掃後ロー点灯画像。
曇り、汚れが無くなり透き通ったレンズに蘇りました。
ローを点灯しているにも関わらず、レンズ全体が透き通ったままでレンズの表裏両面の不純物、汚れ、白濁がなくなったことで先ほどのレンズ面のカットラインも確認出来なくなりました。まるでライトを点けていないみたいです。バーナーの光が何にも遮られずそのまま透明なレンズを通過しているようなイメージ。
比べてみるとこれが本来の状態、こんなにも汚れていたのかと言う感じ。
13
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 清掃 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク