さて今回はパソヲタ向けの話題です(^^;;
現在、私は二台のMacを使っています。
一台はiMac 27" early2009モデル。こちらはメモリを8GBに増設してiTunes+Audirvana PlusでオーディオDAC(marantz NA-11S1)に出力するだけのミュージックサーバー・プレーヤー専属です。そしてもう一台はメインでMacBook Pro 15" late2011モデルでメモリを16GBに増設、Thunderbolt Displayを繋ぎデュアルディスプレイで使用してます。
先日、新しいHaswellアーキテクチャを使ったMacBook Pro late2013が発売されました。
私のマシンは購入から二年が経ち、プラットフォームとしては二世代古くなりましたが、
CPU:core i7 2760QM 2.4GHz(TB時3.5GHz)、
GPU:AMD Radeon HD 6770M VideoMemory1GB、
Memory:DDR3 1333MHz 16GB、
HDD:750GB 5400rpm SATA、
とまだまだ現役で充分通用するスペックです。
しかし、唯一ボトルネックなのがHDDで、容量こそ十分ですが、ノート用のHDDなので回転数が5400rpmでOS X起動時や重いソフト、ファイルを展開するのにヤキモキする機会が増えてきました。
そこで、現在流行り?のSSDを導入してみることにしました。SSDをPCに一番最初に採用したのは確かMacBook Airで、当時よりレスポンスの速さで話題になったと思います。ただ、初期のSSDはプチフリ等技術的に出てくるトラブルも多かったと聞きます。現在でもSSDはHDD程技術的に完成された域ではありませんが、民生レベルで使用するには性能や耐久性はほぼ問題ないレベルまできてると思い今回使ってみることにしました。まだまだHDDと比べると1GBあたりの単価は高めですが、何より高速読み書き、耐衝撃性、省エネ、音がしない、発熱が少ない等、恩恵は沢山あります。今回はSSDの選定にあたり、Macでも純正採用されているSAMSUNG社も考えましたが、コストに優れるTLCチップを採用しており、まだ耐久性に関して確立されていない感じがしたので、無難にMLCチップで実績のある
米Micron社のCrucial M500の960GB(実容量1TB)モデルにしました。
さて、今回も写真多めで、交換の様子をさくさく〜っと紹介していきます。
①まず、用意するもの。PC本体、SSD、外した内臓HDDをUSB接続するためのHDDケース。あと精密ドライバーセット。

今回、購入した米Micron社Crucial M500の960GB。
②MacBook Proをひっくり返して裏パネルを外します。ネジは合計10本。プラス1.0の精密ドライバーで外しますが、力入れ過ぎると容易になめてしまうので、注意が必要です。外したネジは無くさないように、また元の位置関係が分かるように、安全な場所に置いておきます。
③開腹します。左下にあるのがHDDです。冷却ファン付近に埃が溜まっていましたので、ついでにエアダスターで掃除しておきました。ここからは精密電子部品を扱うので静電気に注意です。
④純正HDDを筐体に留めているマウントを外します。これはプラス1.5のドライバーで外しました。
⑤いよいよ純正HDDを外します。引き手が付いているので簡単に外せます。SATAのコネクターはコネクター部品をしっかり持って無理なく前後に揺らしながら外します。
⑥純正HDDの側面に4箇所で留まっているマウントネジ、トルクス6番を外します。このネジを新たに取り付けるSSD M500に付けます。念のため、ネジ留め剤のロックタイトを塗布しておきます。
⑦新しいSSDにSATA配線を繋ぎ、元あった場所に戻します。そしてSSDを筐体にマウントする黒い部品も元に戻します。
⑧裏蓋を元に戻して一先ずハード面での作業は終わり。もう中身を開腹する機会は無いと思うので裏蓋を留めるネジにもロックタイトを塗布しておきました。外した純正HDDをMacの復元に使うため、USB接続出来る安いHDDケースに入れます。
⑨今度はソフトウェアの復元作業になります。Macはこうしたユーティリティが標準でちゃんと備わっているので大変楽チンです。先ほど用意した純正HDDをUSB接続してoptionキーを押しながら起動、ターゲットモードでディスクユーティリティを起動します。ディスクユーティリティでちゃんと新しいSSDが認識されているのを確認して、HFSジャーナリングでフォーマットします。フォーマットが出来たら、ディスクユーティリティの復元を使って元の純正HDDの内容をまるごと新しいSSDにコピーします。私のMacBook ProはUSB3.0には対応していないので、流石にこの作業は4時間程掛かりました。無事に復元が出来たら、リカバリーの純正HDDをUSBから外して、SMCとNVRAMをリセットして完了!
さぁ、ドキドキの再起動。
いつも通りジャーンと起動音が鳴って、リンゴマークが出て、ギア表示が出たと思ったら、
速攻で起動スゲェ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
Trim有効化ソフトを使いTrimを有効にします。リンク速度も今までの2倍、6Gbpsになっている事を確認しました。
もう何もかも快速。違うMacに生まれ変わったようですヽ(★>∀<)ノ【ヤッタ──ッ!!】.+゚*。:゚+
SSDはまだまだ発展途上でHDD程確立された技術でも無く歴史も浅ですし、長期データ保管には向きませんが、読み書きの多いOSマウントのシステムには大変有用だと思います。そしてOS以外の重要な個人データはちゃんと磁気データとしてHDDにバックアップするのが大事だと考えます。
Posted at 2013/12/07 17:42:19 | |
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