KEIHIN KEIHIN FCR浮動バルブ　延命ならず　ハイパーモリショット  

この写真は2020年8月20日当時、投稿したハイパーモリショットを施した浮動バルブで、当方のB6エンジンへと使用する前のもの。
※B6エンジン（一気筒あたり426cc、各シリンダー実圧縮15k、CR11.7）に約5,000km使用。

当初、予算の都合から新品交換をせず延命を期待してこのコーティングを掛けて頂いた。
残念ながら当方のFCR41に使用の摩耗してあたりが出ている状態の浮動バルブへはこのコーティングは効果がないようだ。

注意
キャブボディーに対して負圧量（排気量）が高すぎるのかもしれない。例えば2輪の総排気量1300cc以下のように負圧量が低ければもう少し持ったかもしれない。
また、2輪と4輪では回転域がかなり異なる（バルブタイミング、カム作用各、実圧縮）ので、2輪の方がアイドル域の負圧は弱いことが想像できる。
以上の事から単純にハイパーモリショットが効果無いとは断言できない。
兎に角、4輪の1700ccに使用するには期待が高すぎたようで、これに対する評価で☆2つとした。

新品交換の経緯
最近レーシング直後アイドル域付近にてスムーズに回転が落ちない時が目立つようになり当初2次エアーを疑ったが、アクセルの引っ掛かりも同時に感じることから、どうやらバルブが摩耗してキャブボディーの摺動部へと張りつきを起こしていると推測した。

新品の浮動バルブはネット通販で最も安い TOP Gear さんからリップシールとセットになったものを購入。他ショップに比べてかなり安いので本物か確認しての購入。新品バルブの表面は滑り性の良いコーティングがしっかり掛かっている。
早速交換し同調をとり試走。アイドル域付近での回転落ちがスムーズになった。

最初から新品の浮動バルブに交換しておけばよかった・・今後はそうする。
TOP GEAR さんはFCRパーツが良心的な価格でお勧め。