時代劇。

その娘は年老いた父とふたり暮らし

ある日の出来事・・・


立て付けの悪いボロボロに破れた障子戸を開け娘は入ってきた

「おとっつぁん、お粥ができたわよ。」
「ゴホッゴホッ」
寝たきりの父親を抱き起こしながら
「早く元気になってね！」
「いつも済まないね・・・」
「何言ってンの！さあ」
白粥を差し出す。

寝たきりの父、積もる薬代、娘ひとり稼げる額などしれたもの

眼に涙を浮かべ
「ゴホッゴホッ・・・こんなとき、おっかつぁんが生きていてくれたらなぁ・・・」
「それは言わない約束でしょ！」

娘は涙を堪え白粥を差し出す
会話も途切れ、白粥をすする父

そこへ突然・・・

「おうおうおうおう！ジイさん！貸した金返してもらいに来たぜ〜」

強面の男二人組が寝たきりの父に借金の取りたてに！

「期限はとっくに過ぎてンだよ！」
「今日という今日は耳揃えて返えしてもらうぜ！」
「借りたモンは返すのが筋ってモンだろ！えっ!?ジイさん!!」

どうみてもそんなお金ある訳無いのを分かっていながら無理な取りたてをするふたり組

「金が返せねぇってんなら、この娘を貰ってくぜッ！」

無理矢理 娘の手を引く男

「いやッ！やめてッ！」

オロオロするも何もできない父親

「お前達！なにをやってるんだ!?」

そこへ通りすがりのお侍さん(←男前しかも若い)が男の手を掴む
腕を捻られ、顔を引きつらせ娘の手を離なしながら
「テ、テメェ！な、な、何しやがるッ?!」

腕を放され悔しそうに走り去ってゆく男達
「ク、クソ〜ッ！おぼえてやがれッ!!」






↑こーゆーの見たくなるときって、、、あるよね〜(^。^)