
みんカラすっかりご無沙汰してました(汗)
オフ会があったり、あれこれ弄ったり考察したりとシビックネタは溜まってるので隙を見つけて徐々にアップしていきたいと思います。
今回は新型シビックのTypeR、セダン、ハッチバックが近所で見られる機会があったので行ってきましたスペシャルです。
メディア向け試乗会などで既にインプレが上がっていますので、走りや内装外装のレビューはそちらに任せるとして、構造や底面と足回りを主に見てきましたよ。
セダン(ボディ白)は右ハンドル、ハッチバック(赤)は左ハンドルでしたが、エンジンルームはマスターシリンダー位置以外は大差ないです。両方1.5Lのターボです。
プロトタイプと言うだけあってバッテリーケーブルが汎用品です(汗)
エンジンルームサイドはボディ剥き出しですが、市販車はカバーは付くのかな?
TypeRもですがFK2よりバッテリー位置がバルクヘッドに寄ってるのが良いですね。
EKシビックの時はエアコンレスにするとハッキリ体感できるほどノーズの入りが良くなったので、新型のハンドリングの良さに効いてそうです。
FK2もバッテリーをトランクに移設すればハンドリングは良くなると思いますが、バッテリ温度や電流を測るセンサが付属しているので少々面倒です。
ハッチバックのリア足回り
セダン左リア
新型のプラットフォームは「新グローバルスモールプラットフォーム」を採用とのことらしいですが、同じプラットフォームの現行Fitとは異なり、燃料タンクはセンタータンクではなく後部座席左にあります。
リアサスがマルチリンクであることからもシビック専用に大幅に手を加えているようです。
リアサスの構成はFD2と似てますがロアアームが1本増えています(13番のパーツ)。
以下は新型ハッチバックのリアサス
FD2のリアサス
アッパーアームはフレームを避けるためにゴツい三日月のような形状になっています。(FD2よりも曲げが大きい)
直線形状がベストかと思いますが、この辺はシャシー流用に依るものかもしれません。
リアブレーキキャリパーには電動パーキングブレーキ用のサーボモータが直付けされています。
街乗りでは便利な機能ですが、ジムカーナやタイトコーナーでの操作は難しいと思います。
ハッチバックはマフラーまでセンタートンネルをほぼストレートにフロントパイプが配置されおり、TypeRも同様の形状です。FK2は一度運転席下を通るため、曲げが箇所が多くて角度も急。
最大トルクはFK2と変わらないのに10ps増えているのは、センターパイプの形状がストレートに近くなり、高回転域の抜けが良くなっているのも影響していると思われます。
セダンは後部座席後ろで左右に分かれた2本出しです。
セダンに座ってみました。
ステアリングは握った感じFK2と似た感触でした。インパネ周りはゴテゴテした装飾もなく落ち着いた感じ。今時の車ですね。リアの内装は所々プラスチックむき出しなのがやや残念。

私は別段背の高くないですが後部座席は頭と天井のクリアランスがやや狭かったです。短髪の人は天井に髪の毛が刺さるかも。
Type
R

展示のみで、お触り禁止でした。台の上で横からしか見えないので、大きさが掴み難かったです。
個人的にはリアは新型、フロントは現行のフォルムが好みです。新型のフロントはサイドの大きなダクトと張り出したバンパーが少々気になる、、、。リアは3本出しマフラーが見慣れてないため違和感。4本出しなら満点です。
外装はヘアライン様のフィルムが張ってあります。フロント・サイド・リアスポイラーはカーボン調加工。
フロントバンパー左右のダクトはダミーで穴は開いてませんでした。
どこかで見た画像では四角い穴が開いてたような。ブレーキのクーリングチャネルはバンパー横か下?プロトタイプだから?

フロントブレーキはFK2と共通でリアは9mm大径化されています。
インチアップされたホイールはブレーキが小さく感じますね。
タイヤはFK2と同じコンチネンタルのスポコン6。サイズは245/30/R20。コンパウンドは違う?
ニュルのタイムアタックの際はタイヤはトラック用を使用とのことで市販のとは違います。
(ホイールのインチも違っていたという情報も)
リア

センター3本出しマフラーの排気音はFK2より低回転が大きめ、高回転が小さめのセッティングになってるそうです。
リア左右のダクトはダミーです。
内装は、、、窓の反射で見えない。
FK2との構造・機能的な比較(ヨーロッパで公開された緒元とプレゼン資料より)
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エンジン
・10馬力アップ、最大トルク据置き
・レブマッチ機能(オフ可能)
・コンフォートモードの追加
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ドライブトレイン
・ファイナル7%クロス(加速7%アップ、最高速7%ダウン)
・フライホイール デュアルマス → シングルマス(25%イナーシャ低減)
・ミッションオイルクーラー 空冷 → 水冷
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ステアリング・サスペンション
・可変レシオステアリング
・ロックトゥロック 2.25 → 2.11
・最小半径 6.297 → 5.89
・リアマルチリンクサス
・3重複筒サス
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ボディ
・前後バランス 65.0:35.0 → 62.5:37.5
・重量 1382Kg→1380Kg
・燃料タンクがフロントシート下から後部座席へ
・重心10mmダウン
・全長+167mm、全幅-1mm(ドアミラー込み+11)、車高-22mm、ホイールベース+105mm
・235/35/R19 → 245/30/R20(外経8mmアップ)
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ブレーキ
・リアディスク径アップ +9mm
・リア電動パーキングブレーキ
・マスターバック圧力の最適化
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その他
・燃費 概ね5%悪化
・0-100 5.7秒で変わらず
シャシーは軽量化してるそうですが総重量はほぼ変わっていません。
エンジン、ミッション周りはフライホイールやファイナルなど流用もできそう?
ホンダセンシングは日本向けのグレードには搭載されないそうです。
個人的な意見になりますが、恐らく400万を超えるであろうTypeRより、安価なハッチバックの6MTを買ってECUや足を変えるなどした方が、車好きとしては楽しいのではないか、と思います。
絶対的な速さを求めるならもちろんTypeRですが、完成され尽くした車は弄れるところは少ないです。
維持費はもちろん、ぶつけたり壊したときの金銭的なダメージも少ないですし(笑)アフターマーケットも賑わうと思います。