リッピングのやり直し　MP3→FLAC

先日のブログへのコメントで、MP3じゃ音質が良くないよとご指摘をいただきました。
分かっちゃいたんですが、もうここまで来るとやり直すのは一大事業（大げさ）なので躊躇していました。(^_^;)
「もうここまで」ってどのぐらいかというと、こんな感じ。

32GBのUSBが満タン、CDで約200枚分です。

最近はiTunesなどで楽曲データをダウンロードする方が普通で、CDを買う人は少なくなったそうです。確かにその方が便利で、わざわざCDをリッピングして楽曲データを作るという作業もやらなくてすみます。
ところが、クラシック音楽のファンだけは例外なようで、昨年の全米のCD売り上げトップはモーツァルトだそうです。http://forbesjapan.com/articles/detail/14568
私の場合、USBやSDカードの方がコンパクトで便利なのでカーオーディオではCDは使いませんが、やはりホームではもっぱらCDプレーヤーで聴いています。

まず、試しに先日購入したモーツァルト　レクイエム　鈴木雅昭　バッハ・コレギウム・ジャパンを、FLACにして、MP3と聞き比べてみました。

MP3形式は音楽データの人間が聞こえる範囲を超える音域をカットしてを圧縮するそうで、聞き比べてみると高音が良く伸びているような気がします。
でも、私が違いを感じたのは高音の伸びよりも、全体の安定感やスケール感でした。今までMP3で聞いていて、時折「ジッ」という小さい音が聞こえたり、定位や音場が揺らいだりする感じがありましたが、FLACではそれが無くて実に安定した再生ができました。

これは、FLACだからというのではなく、データ化したときのエラーがしっかり補正されているのが理由かもしれません。
輸入版CDは新品を購入しても、けっこうエラーがあるようです。MP3へのリッピングはWindows Media Playerを使っていましたが、過去にも何枚か上手くリッピングできなかったCDがありました。

今回、FLACにリッピングするために使用したソフト、Exact Audio Copy(以下EAC）は、その名のとおり正確exactにコピーする、強力なエラー補正機能を持ったソフトだそうです。
これを使えば、今までイマイチな音質だと思っていたCDも、いい音で聞けるのではないかと期待して、２００枚以上の全CDのリッピングやり直しを決意しました。

まず用意したのは、先ほど紹介したリッピングソフトEAC。
ダウンロード、インストール、日本語化、自分の環境や使い方に合わせてカスタマイズ。リンクさせていただいたブログが大変役に立ちました。

そしてメモリーを２個用意しました。

64GBのUSBと128GBのSDカード。
KENWOODのナビMDV-Z701では両方を使うことができるので合計192GB。CD１枚0.4GBぐらいなので、SDカードだけでも300枚ぐらいいけそうです。

いよいよリッピングを始めます。
これからが大事業なのですが、長くなりますので次にします。