
日差しはまだ少しじりじりくるけども、
涼しくなったのでオープンを乗り回そうじゃ内科医!とな。
また逝ってきたおもしろレンタカー、今回の試乗はMR-S(MT)。
ほんとはAT車がヨカッタのだけど、あいにくミッション部油圧機構の故障とかで廃止する方針という話。
中期型だったし、やっぱり弱いんやな…
まぁ今回試乗は後期型、ボディ剛性うp(重量税高なったwww)と6MT搭載という
話だけ聞けばなかなかの変更点なので、これはこれとしておこう。
幌まわりの事でざっくり説明を受けて乗り込み。どうせだから最初から開ける。
いざ、走り出…せない。あれあれ挿れられないよ…とドーテーぶりを発揮しまくりw
落ち着いて1速に入れ、今度こそ出発進行~
クラッチ使いやすい。低速トルクあるし粘る。フライホイールマスも多いし。
これは実に走りやすい…エンストしたらちょっと恥ずかしいくらい、と言えるやも。
車格やミッションにも少し慣れ、落ち着いて周辺チェック開始。
着座位置がひっくいのは乗り込む時にわかった、ビートといい勝負。さすがにMRか。
サイドシルが分厚いぶん、乗り降りはビートより少しめどい。
にしても、けっこう包まれ感が強い。ドアもインパネも位置が高い。
むしろS2000より気になった、と言ってみる。
内装はチープなりに作り込まれてて、クルマのキャラに合ってるとオモ。

ドリンクホルダーはふつーに使いやすい!付けるからにはこうでなくっちゃね

パワーウィンドスイッチはデザイン重視w 正直使いづらいおwww

んで、この内装がカタリとも言わない。10万キロ超えのタマなんだけどな…?
仕上げの執念深さに関しちゃ、世界のどのメーカーもトヨタに敵わないとオモタ
ドラポジで気になったのはペダルの低さ。フロアマットにかかとがつっかえると言うか…
これだと右足がきつい。ペダルがもうちょっと上についてればなー
乗り味は、軽快ではなくしっとり、というか。
フワフワして乗り心地良いし、ステアリングの反応も俊敏でもなく普通。
出だしの加速は、このクルマで軽快感を感じる数少ないポイントだが。
エンジン音は控えめ、まあ高級感出したかったのかな。
踏むと「ゴィィィィィイン」という独特のメカノイズ。
あーやっぱりコレあるんだ、バトギ4て再現性高いのね。
ぼちぼち慣れてきたので、kwskいこう。
まずミッション、いきなりコレいっちゃうが。
この6MTのバックギヤ、1-2間のさらに左に、少し力を足すと行けるゲートがある。
このゲートが曲者で、慣れてないとしょっちゅう誤爆する。
なおバックに入ると、AT車よろしくピーピーとブザーが鳴るのはちょっと親切。
バックが誤爆する主なタイミングは、スタート時の1速とシフトダウンの2速。
そう言えば当時も、これについて何か言われてた気がするが乗ってみて納得。
EP3みたく、走行中はゲートが開かないようにとか出来なかったんかな…、
あと3-4がNの真上下じゃなくて、ちょびっと右にズレてる感も。たまに気になる。
ミッションのガッカリネタもう一つ。
5-6のギヤ近すぎwww 6MTの意味ねーおwwwww
100キロ巡航だと4速で4000、これはまぁわかる。
5速で3200。ふむふむ。
6速で2900。なんぞこれwww
1-4のギヤは文句なしなのに、どうしてこうなった。
出来あいで使えるギヤのセットがほかに無かったんだろうけど、
ホンダだったら絶対にこんな事しないしマツダだって多分やらない。
トヨタ様まじトヨタ。
動力性能はなかなか。
軽い車体に低速からトルクあるエンジン、まぁ4000も過ぎると元気なくなってくるがw
低負荷なら上まで吹き抜けて、2速90キロまで引っ張る。それはお約束とはいえ、
1ZZを7000まで使うのは予想外、すばら。
音量は、踏んで廻すとそれなりに吼えるが基本的には控えめ、なので
3000程度なら廻すことも全く躊躇ないし、常用域が元気なのも楽しいものだなあと。
アクセルは電スロだったろうか?ワイヤーかも?電スロ的違和感は全くなかったけど。
ブレーキのほうはトヨタらしくカックン気味だが、まあコントロール性もそれなりに。
発信加速でフロントがグッと浮く。
ホイールベース短いせいもあるだろうけど、多分フロントの伸び側減衰が緩い。
妄想だけどたぶん、ジャッキうpしてもなかなかタイヤが浮いてくれないだろう。
フロントが浮かないための工夫だと思う。
おかげで、登りでkiai入れて走らない限りは特に違和感を感じることもなし。
違和感を感じたのは切り替えしで、フロントが向き変えてるのにリヤの動きが遅れる感じ。
あー、後ろ寄り高重心ダネーと感じる瞬間。
フロントのスタビ固めて対応できるか?と思ったけどたぶんソレだと普段曲りに違和感出るかな。
高重心をキビキビ感に転換できるのは、フロントエンジンだからなのかな。
確かにこういう例があると、高重心が悪になるのも止むなしか。むしろリヤエンジ…んがっぐっぐ。
車検証によると重量配分はフロント420㎏、リヤ590㎏・・・ま、42:58ってことにしとくw
ちなビートは43:57、ちょびっと好バランス。
さてぼちぼち山道、いつものR349から外れてグリーンふるさとラインへ。
登りで踏むとさすがにおっかない、まあ仕方ないかこれはビートもおんなじだし。。
あと、包まれ感とふわふわ足で、いつのまにかスピード出てるので慣れない道は注意。
コーナリング性能はビートといい勝負かな、でも下りの安心感はハンパねー。
これでサクッと3→2速に入れられるようになればね、割と慣れが必要なカンジ。
狭い山道をペース上げて走ると、さすがにふわふわ足では頼りない。
あと、4時間乗りっぱなしで気づいたけど、布シートも実はよくない。
一見すると硬いだけのスポンジだが長時間乗ってみて…やっぱり硬いだけだwww
まぁビートであってもそろそろ休みたい時間なので、これは仕方ないか。
さて、MR-Sというクルマ…
自分で買うなら前期型かな、洩れ的には5MT以外の選択肢はナシ。
後期型は落ち着いててお上品に思えたけど、乗り心地よりも軽快感を優先して欲しかった。
乗り心地にしたって、ルーテシアRSみたいにピタッと決まる頼れる足じゃないし。
足にカネかけてないのがなんか透けて見えた。シートもね…
安いクルマだったんだから仕方ない、ていうのもわかるんだけど、ねー。
楽しさでビートと比べると、正直かなり落ちると感じる。比べる対象が間違っている?かも知れんwww
走り面での評価がおおよそ出たところでぼちぼち時間、帰投に移るが
道中でゴリラゲイ雨に遭遇、あわてて幌閉める。
…快適すぎワロタwww これもう(普通車と)かわんねえな。
フックの形状はなんかえらい凝ってて複雑で、何も考えずに幌閉められるようになってる。
操作レバーを開けたときは、伸びて>降りて>放す
レバーを閉じたときは、上がって>つかんで>縮む
つまり、開けると閉めるとで、フックの動く順番が違うんでアル。

すっげー、これ200マソのクルマ?S2000なんて、ビートとほぼ変わらないフックなんだじぇ?
トヨタのこういうところは素直にすごい。
S2000は、電動幌でフックがしょっぱくて閉めるのにコツが要る。
MR-Sは、手動幌でフックがなんか凄くてほぼワンタッチ。
感心したのはMR-Sのほうだナ。(まぁここは人それぞれかも知れず。)
快適性に関しちゃ、今まで乗ったオープンの中では一位だわね。むろんビートとは比較にならないwww
あとは良いシートが必須じゃな、これはシートで損してるクルマだとオモ。
帰りは高速で一気に。雨も上がっていたが時間の都合で。。。
混んでたのでせいぜいぬふわキロが限度だが、至って平和なモン。
やっぱ普通車は高速で余裕あるやね…
さあて、燃費の時間だオラァ!(グアシャァァア)

走行422.8キロ、給油27.0リッター…
15.66㎞/Lとな。自重せず踏んでった割には良いね!