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NAロードスターをまた買ってから1年が経ちました。

1年時点での走行距離は41248㎞、買ってから約1000kmしか乗りませんでした。

とはいえ前オーナーが内外装をカスタムしていたのをコツコツと純正に戻したり、ハードトップやホイールを買ったりとそれなりにロードスターライフを楽しんでいます。

購入時


現在


前の車のときは右も左もわからないうちに車高調に換えてしまっていたんですが、改めてノーマルの車に乗ってみるとノーマルサスでもそれなりに硬めだったんだと知りました。

それにしてもロードスタのパーツは高くなりました。
以前の自分のパーツレビューを見ると、ハードトップなんてつやが無くなっていたとはいえ割れもないようなのが2万円台で買えてました。
それは例外的としても5万円前後が普通だったのが、今回買ったのは10万ぐらいしました。

車高の高さが気になったり、リップスポイラーをつけたかったり、まだまだやりたいことがあって楽しみは続きます。

ゴールデンウィークの初日の4月29日(土)、大阪まで見に行くことにしました。実はその数日前に電話で売れていないことを確認した際、押さえてもらうために手付金5万円を払っていました。たとえ程度が並みでも4万キロで168万円なら十分お得です。しかも好みの色。店の人はきれいだと言っていましたし、「ぼろい車は売らない」と言っているわけですから、そんなに変な車ではないだろうと。なので「買うかどうか判断」というより「最終確認および契約」のための訪問です。

金曜日に仕事が終わってそのまま大阪に移動して新梅田食堂街の「きじ」でお好み焼きを食べ、



アパホテルに泊まり、



翌朝は少し時間があったので天王寺をぶらぶらして、



お店に向かいました。



駅まで迎えにきてもらってストックヤードで対面すると、





実物は驚くほどきれいでした。大袈裟でなく3年落ちと言われても信じるぐらい。5㎞ほど試乗させてもらった限りでは特に問題なし。整備記録簿は揃っていて、一時抹消されたものが2年前にディーラーで再登録されたようでした。つまりワンオーナーでした。

おまけに、新車時に売られたディーラーは自分が大阪在住時に時々パーツの購入で訪問していた店舗でした。


(たまたま7月に仕事で近くまで行きました。当時は青/白の店だったのですが、今どきの黒店舗になってました。)

買わない理由なしです。

車検が3か月ほど残っていましたが納車前に取り直してもらうことにして、自宅までの陸送費を含めて総額200万円弱になりました。

ちなみにそのお店は買取がメインらしく、買い取った2-3割が店頭販売、7-8割はオークションに流すそうです。店頭で販売している車は全て自社買取。買取は基本的に断らないため店頭販売の車がバリエーションに富んでいるということでした。自社買取だから中間マージンも掛からず、専門店でないため変なプレミア価格にもなっていないようで、今回のロードスターのお得値も納得でした。


こうしてまたロードスター乗りになりました。

4月初め頃、カーセンサーに1997年式、走行距離40174キロのB2リミテッドが掲載されました。

掲載情報はほぼ写真のみで細かな説明はなく、ワンオーナーかどうか、記録簿有無の記載はありませんでした。しかも写真は雨の中の中で撮られたもので、外装の状態も不明でした。売り出しているのは大阪泉北の買取販売店で、他には超高級外車（ベントレーベンテイガなど）や国産旧車、NDロードスターなどジャンルを問わず数十台が掲載されていました。そのNAロードスターもあくまでそのうちの一台に過ぎず、そのため情報や写真には力を入れていない感じでした。

限られた情報からわかることは、

・車高は高くノーマルサスと思われる。
・マフラーカッターがついているもののマフラーは純正。
・B2リミテッドのメッキドアミラー、ポリッシュホイールに合わせて外装の一部がメッキパーツに変更されている。
・エンジンルームの写真なし。
・運転席のみレカロSR3に交換。このシートがドアハンドルに干渉するためドアの内張りも変わっている。
・内装の各部がステンレス、アルミ、メッキパーツに交換されている。
・エアバッグ付き（標準装備、交換されていない）。
・車検満了は2023年9月。1997年式であり途中に車検が切れた時期があった（=ワンオーナーではない？）。

といったところ。



肝心の値段は車両本体価格168万円、総額180万円です。

電話で問い合わせたところ、「ユーザーから直接買い取った車、年式の割にきれい、実物を見てがっかりすることはないだろう、オークションなら4点はつく、状態が悪い車は自社では売らずオークションに流す」という話でした。残念ながらノーマルパーツは無いということでした。

B2リミテッドのトワイライトブルーマイカという色はバッチリ好み、値段は走行距離を考えるとかなりお得で、エアバッグがついているところも良いです。内外装はそれほど苦労せずノーマルに戻せそうですし、そのままでもよいかもしれません。B2リミテッドはオープンデフですが、前に書いたように後で換えればよいです。

前のロードスターは大阪在住時に八尾の店で買ったので、「また大阪でロードスターを買う」というのもまた一興に思えました。

色は車の印象を決める大事な要素です。

NAロードスターの色は19色あるそうで、年式やグレードによって選べる色が異なります。特に限定車は内外装の色が特別のことが多いです。ですので、希望の色によって年式、グレード、限定車かどうかが決まってきます。
もちろん外装のオールペンや内装の移植もできますが、ハードルが高く、好みの色を買って欲しいパーツは後から装着するというのが現実的です。

個人的にはNAロードスターのベストはマリナブルーなのですが、NA8には存在しません。それ以外では濃い色の方が似あうと思っており、ブリリアントブラックは気に入っていました。ただ同じ色を買う気はしないので今回はブリリアントブラックは除外です。

今回の候補は

・モンテゴブルーマイカ (RSリミテッド、シリーズ2のSスペシャル)
RSリミテッドは限定車の中でも人気。以前に乗っていたE63 M6のダークマラカイトグリーンにも似た色で、上品かつスポーティ。

・トワイライトブルーマイカ (B2リミテッド)
NB1では標準色。NAの実車を見たことはないがネットで調べると綺麗そう。幼少期に大洋ホエールズファンだった影響で元々紺色好き。

・サテライトブルーマイカ　(Gリミテッド、Rリミテッド)
紺色好きなのでこちらも候補。Gリミテッドは以前に乗っていた車と同じシリーズ1.5で、保管してあるロムチューン済みのBBF3BのECUが使える。

・サンバーストイエロー（Jリミテッド、Jリミテッド2）
NA8ならＪリミテッド2。新車当時すぐ完売したという人気色。濃色ではないが個人的にスポーツカーといえば黄色。

・ネオグリーン（Ｖスペシャル他）
Ｖスペシャルの緑外装＋ベージュ内装はNAロードスターの定番。以前にはまったく興味がなく、また内装がボロくなりやすいため中古車ではイメージが悪いが、状態が良い個体をみるとこれもありだなって思う。またシリーズ2ではＶスペシャル以外でもネオグリーンが選べ、黒内装という選択も可能。

の5色を基本としました。

NAロードスターは1989年から1998年まで生産されており、いろいろなバリエーションがあります。
年式ごとの違いなどは老舗サイト、「だれもがしあわせになるロードスター」に詳しいです。
バイヤーズガイド的なものは古くは「Fire Roadster」、より新しいものは「猛烈RS」に記載があります。

以前所有していたロードスターは1995年式のシリーズ1.5、グレードはスペシャルパッケージ、色はブリリアントブラックでした。

まず、NA6CE (1.6L) かNA8C (1.8L) か。
上記バイヤーズガイドでは「NA6は古い」という風に書かれていますが、2023年現在、NA6もNA8も五十歩百歩です。スポーツ走行するならブレーキ、デフ、ボディー補強が充実したNA8の方が良さそうです。前の車の時には将来的にサーキットを走りたいと思っていたのでNA8C一択だったのですが、街乗り中心ならNA6でも良さそうです。今回の車でサーキット走行することはあまり考えていないものの、前の車に近い車が欲しいという気持ちもあり、ここはNA8にします。

NA8の中でどれを選ぶか。NA8にはシリーズ1、1.5、2があり、グレード、限定車での違いもあります。
細かいことは上記サイトなどに譲るとして、ざっくり言えばECU（シリーズ2は16bit)、ファイナルギアレシオ (4,1または4.3)、LSD（MT車はトルセンがついているものが多いがオープンデフのものもある）、スロットル（シリーズ1は非線形、1.5以降は線形）、内装（ドアトリム、カーペットの材質、サンバイザー、ウインカーレバー）の違いです。

このうちの多くは好みにものに交換可能です。新品で買えるものもありますし、中古パーツも以前ほどではないものの豊富に出回っています。

ECUの違いをどこまで重視するかという話になると、前の車でシリーズ1.5のノーマル、そのロムチューン、シリーズ2 ECU (自作変換ハーネスを使って)を使いましたが、違いはよく判りませんでした（自分が鈍感なだけかもしれませんが）。明らかな違いはシリーズ2のECUでは180㎞/hでリミッターが作動することですが、国内で気になるとしたら富士スピードウェイのストレートエンドだけであり、いざとなればカットも可能です。

ということで、後から手を加える手間とコストを惜しまなければどれを買っても問題ないということになります。