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NAロードスターは1989年から1998年まで生産されており、いろいろなバリエーションがあります。
年式ごとの違いなどは老舗サイト、「だれもがしあわせになるロードスター」に詳しいです。
バイヤーズガイド的なものは古くは「Fire Roadster」、より新しいものは「猛烈RS」に記載があります。

以前所有していたロードスターは1995年式のシリーズ1.5、グレードはスペシャルパッケージ、色はブリリアントブラックでした。

まず、NA6CE (1.6L) かNA8C (1.8L) か。
上記バイヤーズガイドでは「NA6は古い」という風に書かれていますが、2023年現在、NA6もNA8も五十歩百歩です。スポーツ走行するならブレーキ、デフ、ボディー補強が充実したNA8の方が良さそうです。前の車の時には将来的にサーキットを走りたいと思っていたのでNA8C一択だったのですが、街乗り中心ならNA6でも良さそうです。今回の車でサーキット走行することはあまり考えていないものの、前の車に近い車が欲しいという気持ちもあり、ここはNA8にします。

NA8の中でどれを選ぶか。NA8にはシリーズ1、1.5、2があり、グレード、限定車での違いもあります。
細かいことは上記サイトなどに譲るとして、ざっくり言えばECU（シリーズ2は16bit)、ファイナルギアレシオ (4,1または4.3)、LSD（MT車はトルセンがついているものが多いがオープンデフのものもある）、スロットル（シリーズ1は非線形、1.5以降は線形）、内装（ドアトリム、カーペットの材質、サンバイザー、ウインカーレバー）の違いです。

このうちの多くは好みにものに交換可能です。新品で買えるものもありますし、中古パーツも以前ほどではないものの豊富に出回っています。

ECUの違いをどこまで重視するかという話になると、前の車でシリーズ1.5のノーマル、そのロムチューン、シリーズ2 ECU (自作変換ハーネスを使って)を使いましたが、違いはよく判りませんでした（自分が鈍感なだけかもしれませんが）。明らかな違いはシリーズ2のECUでは180㎞/hでリミッターが作動することですが、国内で気になるとしたら富士スピードウェイのストレートエンドだけであり、いざとなればカットも可能です。

ということで、後から手を加える手間とコストを惜しまなければどれを買っても問題ないということになります。

以前に乗っていたユーノスロードスター、2002年から2016年までの約14年間乗り、最後はお世話になっているポルシェ屋さんに譲りました。はじめて買った車で思い入れはありましたが、当時の家庭の事情で維持は難しく、また知り合いの元に行くのならば、ということで泣く泣くではありましたが納得して手放したのでした（その後、北関東のロードスター屋さんのお客さんの元に巣立ったという話を聞きました）。

その車は学生時代には一人旅で車中泊し、社会人になってからは散々サーキットを走り、最後は富士チャンピオンレースに出るなど色々な思い出がありましたが、そもそも修復歴ありだったこと、自分でも前や側面に大きなクラッシュをしたことなどから一生の車としてはどうなんだろうとも思ってはいました。おぎやはぎが愛車遍歴でよく言っているように「新車で買ってずっと乗っている」のが理想で、そのような立場の車ではないな、という感じでした。

2016年以降、実生活ではGT3は維持するもののほぼ乗らず、日常生活では週末に実用車に乗るぐらいというものでしたが、毎日車のニュース、みんカラはチェック、時々カーセンサーやグーネットで気になる車を調べるというのは続けていました。

現実的に買えるかどうかは別としてそれなりに調べた車、欲しいと思った車を挙げると、S2000、ボクスター(987)、アルファ4C、VWゴルフ、カラベル/カリフォルニア、アウディA4/A6オールロードクワトロ、BMW M3(E92)、ベンツGクラス、ハイラックスサーフ辺りです。

結局いろいろな車を見て思ったのは、一生の車にするならNAロードスターっていうことでした。
VWゴルフ7など、世間(自動車評論家)の評価が非常に高く、「車好きとして一度は乗ってみたい」とは思いました。ベンツGクラスは値落ちもしにくく、長く乗れそうでした。ただ、古いGクラスは維持費がかかりそうなこと、新しいのはGクラスに限らず電子制御が多すぎ、遠い将来まで持っているような車ではないと感じます。

昨今NAロードスターの相場が上がっています。状態が良い個体も減りつつあります。幸い家庭の方も落ち着いてきました。
買うなら今、そう考え、NAロードスター探しを始めました。

※トップ画像は2006年きんぴか定常円練習会at筑波サーキット

前回のブログが「カングー買いました」という話で、それから早6年。

この6年の間に子供が増えたりコロナ禍になったり職場が変わったりとありましたが、カーライフの方はというとトゥアレグを手放したこと、コロナ流行期には車通勤していたこと、カングーとGT3の多少の故障、車検ぐらいで、ほとんどイベントはありませんでした。

それが、去年子供が増えたのを機にカングーからシエンタに乗り換える話になり、今年6月に納車となりました。趣味性が高いとは言えない車とはいえ、新しい車が手元に来れば何かしたくなるもので、新たなカーライフがはじまった感じです。

さらに、シエンタは去年12月に注文して6月25日納車だったのですが、その間に俄かにNAロードスターがまた欲しくなり、4月末に契約、6月10日納車となりました。

一気に2台新しい車が来ましたので、またぼちぼちみんカラ書きを再開しようと思います。