デザインと装備の紹介の内装編。
ドアを開けるとICON、OPENモデルは白いシートが目に入ります。
ドアパネルの黒いプラスチック感は同じような素材なのですが目立ちません。
白い再生素材の白い合成皮革はしつこいくらいのFIAT柄の刺繍。
イタリアブランドにあるモノグラム風です。
あまりに白いので、Dラーさんから言われてシートをコーティングしてもらいました。
あ!そう言えば、日本向けの幌にはFIAT柄がなかったです。
ダッシュボードはボッテガ風の立体的な柄でした。見た目の質感が上がりました。
しかし、いつか埃が溜まり、取りにくいような気がします。
各部の収まりは良くなりましたし、ICON、OPENはフロント2+2スピーカー、リア2スピーカーの6スピーカーです。
ABARTH 595の時より少し音は良い気がしますが、音がすごく良いわけではありません。
照明はたぶんLEDです。上にあるスイッチはOPENだけです。
左は深く押すと上まで開き、もう一回押すと全面開放になります。
閉じる時は、右を深く押すとリア側まで閉じて、もう一度押すと完全に閉じます。
Dラーさん曰く、80kmくらいまでは問題なく開閉できるそうです。
よく拝見するYouTuberさんの動画のような見方では0点です。
ステアリングはテレスコピック機構が付いたので、チルトだけでなく体格に合わせたステアリング位置の調整が可能になりました。
これも、ABARTH 595ではステアリングアダプターやチルト下げ加工もしたのですが不要になり便利になりました。
メーターは簡潔で簡素でした。
充電量や走行可能距離がリアルタイムで表示されます。
TPMS(タイヤ空気圧システム)もあります。
今のところ、ABARTH 595のように頻繁に警告は出ていません。
ないとは思うのですが、未確認ですがTPMSは車体側ではなくタイヤ側についているのではというのもありました。
ホールドがつきました!これは楽です。
すこしホールドの反応が早く、停止してからブレーキをあまり踏み込まなくても電子ブレーキがかかりホールドされます。
ちなみにリアはドラムブレーキで電子ブレーキ付き、フロントはディスクブレーキです。
走行時に勝手に電子ブレーキは作動しません。
電子ブレーキで停車している時には、坂道でも下がりませんし、そのままアクスルペダルを踏めば自動的に解除されるので、一拍置くこともなくいきなり電気自動車のスムーズな加速トルクを体感できます。
左にあるウィンカー部にオートライトが付きました〜!
ABRTH 595のシリーズ5でも付くらしい?ついた?ようですが、オートライトとオートワイパーは考えなくて良いのでありがたい。
ステアリング右側には、ヘッドライト上下調整がつきました〜!
ABARTH 595のシリーズ4では、自動調整装置がついていたのですが、運転時に少し上がっているような気がしていました。
ホイールや足回りを変えたい方には重宝すると思うので、ABARTH 595にもついていると良いですね。
ワイヤレスチャージパッドがつきました。
位置合わせができていると緑ランプ、ダメだと赤ランプがつきます。
ちなみに、イグニッション・オフの際にスマホがあるとメーター内に表示が出て教えてくれます。
停止時に「P」を押せば、シート脇の電子ブレーキマークも点きます。
ハザードボタンは少し遠いですが慣れかと思います。
運転操作ボタンは「D」になりました。
クリープ現象がうまく働いて坂道で下がることもないし、駐車時にバックで操作する際はガソリン車よりも格段に楽に安全に操作ができました。
アームレスト手前にシャッター式の小物入れ、ダイヤル操作などのボタンなどが並びます。
左は、e-MODEというドライブモードのダイヤル式がの操作コマンドがあります。
モードは「ノーマル「レンジ」「シェルパ」の3つ。
「ノーマル」ではガソリン車のような挙動です。回生ブレーキは作動しないと思います。
「レンジ」では、アクスルペダルを踏むとラジコン操作のように踏んだ分だけ加速して、
ペダルを戻すと軽量フライホイールがついたような感じで減速します。
減速時に「回生ブレーキ」が作動して蓄電します。
蓄電は走行バッテリーモジュールではなく、12Vバッテリーへの蓄電ではないだろうか。
今後、確かめてみます。
真ん中の「P」マークはブレーキ操作レバーです。引くとブレーキがかかり、下へ押すとブレーキア解除されます。
これは、リアのドラムブレーキの電子ブレーキで、フロントのディスクブレーキではないと思います。
ショート調整は運転席は3調整できます。
背もたれの調整がわかりにくかったですが、ABRTH 595と違いドアを閉めても調整はなんとかできました。
助手席は座面御角度調整(座面高調整も含む)はできません。
ペダルポジションはABARTH 595よりもフットレスト側が狭かった〜
ABARTH 595の社外フットペダル プレートは付けられません。
ニューバランスなんか履いていたらフットレストは使えないでしょう。
拾った画像。
幅の広い靴でフットレストに足をの出るとブレーキペダルに当たり怖いです。
なので、ほとんど左足は曲げているかも。
ヒータの直接に当たる温風はなぜか軽減されました。
アームレストが標準装備になりました。
これまた、私がABARTH 595で社外品を付けたことが標準なので嬉しです。
当然、素材は同じですが、これ、上下は良しとしても前後調整ができないんです〜
リアシートからでは何もついていないのがわかります。
リアは予備席みたいなものなので良いかな。
白いアームレスト部分を上げると、それは深い、深〜い物入れがあります。
深すぎて使いにくく、とりあえず付けた感は国産車のどこまでも有効に使うという思考とは全く別です。
アームレスト手前のシャッター式収納パネルを開くと、充電ジャックなどと飲み物を入れる場所があります。
あと、鍵置き場。非接触充電の場所にはキーは置かないようにとわざわざアクリル排煙窓レートで注意書きがありましたが、ここにも置きにくいのですぞ。
ここも、深い、深〜いゴミだまりになりそうな場所でした。
e-MODEなどの操作ボタンの前は足元が繋がっています。
なんとか、足元のエアコンを補足するとかの工夫をしてアクスルペダル周りを広く出来なかったのでしょうか。
左ハンドルなら問題ないかもしれないですが、イギリスなど右ハンドルの体の大きい国もあるのにと思ってしまいました。
フットは英国の王様の足のサイズからだ!と教わったので、さぞ、苦しかろう。
で、足元のあたりのパネルを開くとボトルが入るスペースが出てきます。
1本だけです。運転中は体勢が苦しく飲み物を取るのは大変。
そう言えば、外国の多くは運転中にスマホどころか、飲食をしないと聞いたことああります。
まともな置き場所がないから飲食しないのか、飲食の文化がないのかは未確認です。
◾️イタリアのデザイン魂〜
ドアポケットに「Nouva 500」の魂なのか?
ここまでされると、偉い方がFIAT500eのシンボルとして、必ずやるべし!となったようにさえ思う。
ダメ押しな気がするワイヤレスチャージャーパッドのトリノの街並み。
ポエジーがたっぷり❣️
トリノのミラフォーリオ工場で生産です。
私、30数年前の大学生時代にバックパッカーでイタリアからアテネまでフェリーで行ったことがあります。
ものすごい猛暑の中、歩いていると宝石屋のオバハンに教えてもらった冷房が効いている映画館で見た「GREAT BLUE(グランブルー、ビッグブルー)」。
チンクエチェントの乗るジャック・マイヨールとジャン・レノ演じるエンゾが好きになり、予定を変更して映画撮影の場所を巡ることにした大変な影響を受けた映画でした。
監督はリュック・ベッソンなんです。
なんだか最近は終活とか言ってばかりいましたが、たまには映画のワンシーンのような、デザインコンセプトにあるような「笑顔のあるクルマ」を体感していこうと思います。
ニマ〜