Apexi POWER FC & FCコマンダーセット
モーテックやVpro等のフルコンは中々敷居もお値段も高く、接続も専用ハーネスキットが無ければ全てを自分で分岐し直す必要があり、セッティングも1からしなければなりません。
しかしパワーFC(PFC)は車種専用設計なので、買ったら何も考えずポン付けして、そのまま即全開走行可能です。
取付自体も、純正ECU外してコネクタ繋ぐだけというお手軽さ♪ レーダ探知機の設置と大差ありません。面倒なコネクタ分岐等も不要であり、配線間違いや接触不良等の懸念すらありません。一番大変なのは、FCコマンダー配線を室内に引き込む事位でしょうか。(笑)
そのFCコマンダーを使えば、PC無くても運転席から簡単にセッティング確認や変更が可能という優れものです。
万一PFCに問題が起きても、純正ECUが手元にあれば5分で元に戻せるお手軽さは、プライベータに絶大な安心感を提供してくれます。
もちろん、お高いフルコンと比較すれば機能的に及ばない部分があるのも事実ですが、エンジンに手を入れないのであればその差は微々たるものでしょう。更に言うなら、その違いを出せる程スキルの高いショップも少ない気がします。
という事でPFCは、世界一コストパフォーマンスの高いフルコンだと思っています。 こんな素晴らしいECUを良心的価格で世に送り出してくれた御Apexi様には、とても足向けて寝れません。朝晩五体投地して、感謝の祈りを捧げています。(嘘)
え~、あまりの感動に前振りが長くなりましたが(^_^.)、アルテッツァに乗るなら、マフラーやホイル換える前に、まずPFC装着しろと声を大にして言いたい!! 話はそれからです。私には誰も強引に勧めてくれなかったので(笑)、ずいぶんと遠回りをしてしまいました...。(マヂ)
鈍感な私は、ブッシュ交換してもタワーバー装着しても違いが分かりません。が、PFCはエンジン始動した瞬間から分かります。まず始動性が大幅に向上し、今までセル8回位回っていたのが、3回程度で始動する様になりました。これにはびっくり。アイドリングも不安定で500rpm以下に落ち込む事もあったのが、ぴったり700rpm(アイドルアップ時は800rpm)で安定します。
低速域でのドライバビリティの向上も顕著で、純正ECUの時は5速:50km/hや6速:60km/hは少々気を使ったのですが、楽々になりました♪ やや苦しかった5速:40km/hや6速:50km/hでも、PFCなら走行可能です。発進も今までより低回転でのクラッチミートが楽になり、総じて低速トルクが大幅に向上した様な印象を受けます。
PFCはチューニングパーツですから、正直言って常用域での制御はガサツで、多少なりとも我慢が必要なフィーリングだと思ってましたが、とんでもありません。2速1600rpm~2000rpmの低負荷域で、稀にぐっと詰まる様な症状が出ますがが、その他は吊るしデータでまったく不満ありません。
車はノーマルがベストバランスであり、特にECUは職人に現車合わせをしてもらわない限り、ノーマルを超えるのは至難の業と思っていましたが、サブコンと大差無い価格のフルコンをポン付けしただけでここまで激変するとは...。アルテッツァのノーマルECUは馬鹿なの?死ぬの? って感じです。
もちろん万一の保険として大切に保管しますが(笑)、はっきり言って不燃ゴミと大差ありません。メーカとしてはどんなユーザがどんな使い方するか分からないので、安全マージンを十二分に取る必要があるのは分かりますが、それにしても純正は酷過ぎ...。
思うにアルテッツァ、持って生まれた素性は素晴らしい(車重除く)のに、トヨタ流の意味不明なチューニングでへんてこな仕上がりにされ(ダンパ付フライホイル、TMギヤ比、ファイナルギヤ比、STギヤ比、タコメータ配置、Rギヤ位置、Egセッティング等々)、極めて中途半端な仕上がりかつフィーリングが悪化した、可哀想な車かも知れません。マツダやスバルが仕上げていたらと、つくづく思います。
今回PFCを装着した最大の理由は、元から気になっている4000rpmのトルクの谷対策です。原因はバルタイの問題でしょうから、当初はお手軽にサブコン(Vマネやカムコン)の装着を検討していました。が、現代の高度に制御されたエンジンにおいて、バルタイ変更したらその影響は燃調にも点火時期にも及ぶ事は明らか...。バルタイだけ変えても効果は半減以下でしょう。さてどうしたものかと考えていたら、何故かPFCが手元にありました。世の中、不思議な事があるものです。
そのトルクの谷ですが、PFCでも残念ながら吊るしデータのポン付けでは効果ありませんでした。(^_^.) ここはやはり、VVTiのセッティングが必要そうです。因みに、多くの人が気にするであろう出力向上に関しては、まったく感じ取れませんでした。(笑)
と言いつつも、パワーチェックしたら、一応15馬力程アップしていた事を報告しておきます。もっとも、エキマニをマキシムワークスからHKSに変更しているので同一仕様ではありませんし、パワーチェックの数値は元々目安程度にしかなりませんが...。
今後のセッティングでどの程度伸び代があるのか分かりませんが、少なくとも街乗りに関してはポン付けで十分な効果がありました。他車は知りませんが、アルテッツァに乗っている方、アルテッツァを今後買う方には、★×10個で超絶お勧めです。いや、買わないという選択肢は有り得ません。それだけでアルテッツァライフを半分損する事になるでしょう。
アルテッツァはPFC装着して、やっとエンジンフィーリングが普通の車に近づきます。(笑)
★140412追記
レベリングインジェクタに交換して、純正ECUに戻してテストしてみました。上記ではこき下ろしてますが、インジェクタ交換したら実に良いフィーリングになりました。アルテッツァ自体がもう古い車ですから、インジェクタも相当汚れていたのでしょう。PFC装着しなくても、レベリングインジェクタに交換すれば相当エンジンフィールは良くなります。ただし、始動には相変わらず悪い(セル8回転)し、アイドリングも500rpm以下に下がるのは変わりませんが...。(^_^.)
購入価格 | 80,500 円 |
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入手ルート | ネットショッピング |
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