GP SPORTS G-MASTER
久々に新品車高調買いました.
HKSのハイパーマックス・パフォーマーからの交換です.
HKSのバネはF7k,R5kと,CTエボ用車高調の中では最弱の部類です.
バネは弱いのに,確か2002年頃の製品なので設計が古く,ロールするのにゴツゴツするっていう感じでした.
今回のは,F12k,R10kと,バネは強い部類です.
ミニサーキットでは減衰力を強めればSタイヤでもいけるんじゃないでしょうか?
走りを重視したイメージのGP SPORTSそのまんまって感じですね.
しかし,バネは乗り心地に定評のあるSWIFTです.
バネレートが高いのが心配でしたが,乗り心地が良いというレビューばかりだったのと,最近のGP SPORTSはドリフトで有名ですが,エボも昔からずっと力を入れているので,キチンと合わせこんでくれているだろうという期待から選びました.
個人的に,オーリンズのようなバネレートが高めで,かつ乗り心地が良いのは好みだからです.
青が基調の色調で見た目は最高にカッコイイです(^^)
アッパーはフロントがピロ,リアがリジッドです.
リアはピロが鳴るとうるさいので,この組み合わせでよかったです.
この車高調で変わっているのは,画像の青矢印の部分.
通常,鏡面の金属が見えるところですが,真っ黒です.
窒化処理されてるらしいです.
青にアルマイトされている部分(アッパーマウント,ロックシート類,リアのロアマウント)はジュラルミンで,強度を保ちつつ軽量化も考慮されています.
フロントのロアブラケットとショック本体は鉄ですので,強度もあると思います(コストかもしれませんが).
フロントのブレーキホースブラケットは,純正を使用します(共締め)。
取り付けてもらったショップの社長は,HKSより軽いと言ってました.
一方,欠点とまでは言いませんが,社長は,画像の赤矢印の部分の作りが粗末だと言ってました.
フロントのロアブラケットにおけるナックルとの接合部の内側ですが,TEINなどのような専業メーカーでは,全面溶接のところ,上下の角の4箇所しか溶接されてません.
専業メーカーも以前は同じ溶接だったものの,品質改善で強化されてきた部分であり,強度で不安が残ると言ってました.
また,ストラットタワーのところのネジも,柔らかい素材なのかカッチリと締まる感じがしないそうです.
この辺が,安さが出てしまうところでしょうか.
何万もコストが上がる部分ではないので,改善されればいいですね.
フロントのバネ自由長は180mm,リアは230mmと,フロントがリアに対して短いです.
普通はリアが230ならフロントは200あってもいいようなもの.
リフトで上げると,フロントは確かにそんなに伸びないですが,リアはしっかり伸びます.
リアのインリフトは考慮されているようです.
まだ慣らし中で馴染んでない段階です.
肝心の現在の乗った感じは,乗り心地が非常に悪いです.
今のところは期待ハズレ.
自分は,純正ビルシュからの交換ではないし,昔,ハードな車高調も使用したことがありますが,この感想です.
大昔にエボ6に付けたオーリンズPCVは確か10k/8kくらいだったと思いますが最初から良かったです.
エボ3に付けていたコテコテのジムカ仕様に変更したオーリンズと同じくらいです.
G-MASTERは車速40km以下では路面のギャップを如実に拾います.
大きなうねりではHKSより突き上げの上下動が大きく,ボディのねじれを感じます.
ただし,ゴツンという感じではありません.
細かい振動についてはHKSと同じくらいで,室内がビリビリ鳴ります.
しかし,40km以上になってくるととたんにスムーズになります.
細かいギャップを拾わなくなります.
もちろん大きなうねりは余計にひどいですが,橋の継ぎ目くらいはOKです.
つまり,車速が速いと細かいギャップ間を追従せずにすっ飛んでいるということであり,ショックが動いていない感じですね??
タイヤも18インチで低扁平のツルツルだし、ショック吸収をボディまでかやらなくてはならない状態です.
なお,純正ホイールの17インチスタッドレスも履きましたが,あまり印象は変わりません.
バネのプリロードは0です.
減衰力は,最初32段の真ん中でしたが,現在は最弱にしています.
あんまり変わらない感じです.
馴染んでないのが一番の原因であってほしいので,慣らしをしっかりやります.
ちなみに,正確に数えてないですが,32段以上クリックがありますね.
つまり最強から32段以上戻しているからダメなんだろうか?
ちなみに,減衰調整のクリック感はしっかりあります.
フロントは,調整ダイアルの直径が小さくて,ただでさえ倒立で下に潜り込まないといけないのに大変です.
アライメントを直したおかげもありますが,コーナーで少し飛ばしてみると,少ないロール量で思った通りにトレースする感じです.
これは自分の好みに合っているので良いですね.
トラクションやブレーキも改善してると思います.
キャンバーはFが1.5度,Rが1.0,トーがFで+1.0,R±0のアライメントに合わせてもらっています.
フロントの取り付けで,車高調に付属するボルトを使うと,ボルトでキャンバーを調整できなくなります.
現在は,付属のボルトを使っているので,キングピン軸が立ってる状態です.これも乗り心地悪いのに効いているのかもしれません.
純正の偏心ボルトは使えないそうです.
馴染んでも乗り心地が良くならないなら,タイヤの選択も考えないといけないですね.
グリップが良くて,サイドが柔らかめのものがいいかもしれません.
そして軽いよりも重い方が乗り心地には効くでしょうね.
定価は,通常¥176400ですが,2011年7月1日~2011年8月31日の車高調キャンペーンで¥2.1万プライスダウンされたものです.
ちなみに,某激安通販では¥11万台で買えます.
最初,\13.9万で見積もりもらってましたが,会計の時にはもっと値引いてくださってました.
ショップの社長に感謝.
取り付け工賃は\2.5万と一般的ですが,アライメントは取り付け時の仮合わせと馴染んだ後の本合わせの計で¥1万と格安です.
なお,本製品はダストブーツがありません.
倒立のフロントはまだ良いですが,普段使いもする限りはリアには有った方がいいと思います.
自分はリアだけHKSのを移植しました.
追って,追加してゆきます.
現在の所,慣らし中でなんとも言えませんので、評価は普通にしておきます.
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(追記 2011.7.31)
昨日は,慣らし三日目,走行距離で言うと60kmくらいです.
本日,さらに30km走りました.
昨日まで,減衰は最弱方向にめいいっぱい回していました.
説明書には,最強から何段戻しのやり方で調整するように書いてあります.
よって,この車高調は32段調整ですので,最強から32段戻しにしてみました.
実際には,バラツキがありますが,35~36はクリックがあります.
32段戻しにしたところ,少し乗り心地が良くなった気がします.
馴染んだのか,体が慣れたのか,減衰調整が正しいのかはわかりませんが,大きな段差やうねりでの上下動の大きさが少なくなってマイルド感が出たように感じます.
凸で突き上げるのはある程度仕方がないですが,凹でもガクんと車体が下がる感じがあります.
リバウンドはもっと俊敏に動いて欲しいですね.
昨日までは,せいぜい70km/hくらいしか出してませんでしたが,今日は100km/hくらいまで出してみました.
比較的舗装が良好な道で飛ばすと,とたんに乗り心地がとても良くなります.
高速道路やサーキットではかなり良いと思います.
低速の車速で如実に道のインフォメーションが伝わるのは,swiftだろうとなんだろうと,バネレートが高い分どうしようもないことなのかもしれませんね.
なお,フロントの車高が下がりました.
馴染んできた証拠?
まだまだシャブリ尽くしていないので,また追記します.
(追記 2011.8.3)
取り付けて七日目です.
減衰力は32段戻しのまま.
だいぶ乗り心地よくなってきたかな.
この車高調は,馴染むまでしっかり慣らしをする必要があるようです.
減衰力をまた最弱めいいっぱいに回してみます.
(追記 2011.9.1)
車高上げたら乗り心地が改善しました.
タイヤの空気圧もシビアに調整しないと乗り心地と走りの両立が難しいです.
(追記 2012.1.23)
慣らしはとっくに終わってるわけですが,未だに車高がどんどん下がってゆきます.
年末年始で一気に2000km以上走り,トランクには大荷物入れてましたが,リアの車高が下がり,導入当初は前傾だったのが,水平よりもやや後ろ下がりくらいになりました.
乗り心地は若干改善したかも?
抜けやすい??
(追記 2012.4.2)
さらにこなれたのか,乗り心地が少しよくなりました.
減衰力下げすぎは良くないようです.
車高が下がるのは止まりました.
(追記 2012.4.29)
お友達のエボ7についているTEINのモノフレックスと比較する機会がありました.
びっくりするくらいストローク量が全然違いました.
TEINの方のリバウンドストロークが明らかに長いです.
(追記 2012.5.29)
ショックアブソーバというものは,メーカーに限らず使い始めてどんどん抜けてゆくものですが,今,ちょうど良い抜け加減かも?
ワインディングも良い感じで粘ります.
あいかわらず,大きなうねりでは飛びますが,これはまぁバネが固いのとストロークが短いからでしょう.
これは仕様なんでどうしようもありません.
(追記 2014.1.26)
相変わらず乗り心地はとても悪いです。
突き上げまくりです。
数万km使ってますが、まだ、抜けてはいません。
私が買った数年後に同じのを買ったみん友さんの画像を拝見すると、私が上に指摘したフロントのロアブラケットの溶接が強化されてました。
でも乗り心地はやっぱり悪いみたいです。
(追2015.4.27)
前後の減衰力バランス,およびタイヤの空気圧とのバランスが合うと,乗り心地が大幅に改善することがわかりました.
減衰力の弱い領域でも可能なので,突き上げは改善.
ただし,かなりのピンポイントなので,例えば,冷え込んだ朝とか雨の日などでタイヤの空気圧が変わる,特に空気圧が下がる方向ですぐに悪化します.
関連情報URL:http://www.gpsports.co.jp/camp/1107/gmaster_leafB01b.pdf

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