リアキャリパー交換

これは2代目ストリームなどに使われているアルミキャリパーです。
ナックル取り付け寸法は初代ストリームと共通です。
ただ、若干外形が大きいのでスプラッシュガードに干渉するのと、キャリパー中心がずれているので調整が必要です。

A10CLの型番が該当します。
ストリームの他にRG系ステップワゴン、RB系オデッセイ、エリシオン等同時期のホンダミニバンにも使用されているようです。

いきなり作業終了していますが、スプラッシュガードの干渉部分をカットします。
私はナックル単品の時にディスクグラインダーで作業しましたが、車体取り付け状態の方がしっかり固定されていて切断作業はしやすいかもしれません。
確認はしていませんが、2代目ストリームのスプラッシュガードがキャリパー逃げ形状以外は初代ストリームと同じように見えるので、流用できればきれいに仕上がると思います。

キャリパー中心ずれは約1mm程度なのでナックル取り付け面にワッシャーを挟み込んで調整します。

フローティングキャリパーなら中心ずれはそんなに気にしなくてもいい気がしますが、2代目ストリームのリアディスクより初代ストリームのディスクの方が厚みがあるため、組合わせると各部のクリアランスがギリギリになります。
画像のようにパッドとディスクの隙間が非常に少ないのが分かると思います。
ここ以外にキャリパーブラケットとディスクの隙間も同じように少ない所があるので、キャリパー中心がずれていると干渉して組めないという事態が発生します。
従ってわずか1mmの修正ですが、各部干渉を確認して慎重に行ってください。
ディスクも2代目ストリームの物を流用できればキャリパー中心はずれたままですがクリアランスは余裕がでます(本来の部品の組み合わせなので当然ですが)。
これも確認してはいませんが取付できそうな形をしているような気がします。