IHI製EA11Rカプチーノ純正RHB31タービン分解・清掃①

白煙対策、加えて高回転の糞詰まり感の解消をたくらんで、中古のカプチーノのタービンを分解・清掃してから、交換しようと思います。

ばらしの順序は自己流で正しいとは言えないと思いますので同じようにされる方は自己責任にてお願いします

オイルのパイプ、冷却水のパイプを外します。冷却水の穴は砂利のような錆のようなもので狭くなっていました。


細い棒などでガリガリと落としてやりました。

次にハウジングのばらしをしますが、アクチュエータが邪魔なので外します。
ホースを外し、コンプレッサ側にステーが共締めしてあるのを外し、ロッドの先とエキゾーストのウエストゲートのふたとの結合部はC字のリングでつながっているだけなので少し開いて抜けばアクチュエータは外れます。

ハウジングを締めているねじは、エキゾースト側のほうが圧倒的に緩めにくいので先に外します。熱でねじの表面が錆びて脆くなっていて、工具をかけたら舐めてしまったのでやすりで１サイズ小さく削ってメガネレンチで緩めました。
一か所はハウジングの形状が出っ張っていて、どう考えてもメガネレンチが入らず、スパナで緩めようとしたらスパナの口が開いてしまって舐めたため、金のこでねじの頭を切断して、ハウジング分解後、ねじを外しました。

ハウジングを開ける前に何かしら合いマークをつけておきます。

バーナーがあればエキゾースト側ハウジングをあぶり、プラスチックハンマーで慎重に均等に叩いて、斜めにかしがらないように少しずつ抜いていきます。自分はトーチバーナーがてもとにない時に作業したので、真鍮棒でハウジング外周を均等に、真っ直ぐ抜けるように小突いて抜きました。斜めになると羽やシャフトをいためるようです。

抜けたらコンプレッサ側を閉じているねじを外しますが、エキゾースト側の羽に気を付けて外し、何かしら合いマークをして、手で引っ張ると簡単に開きますので、中身の羽を傷めないようそっと開けます。（パイプなど始め良くわからずつけたままにしていた時の画像です）

液体ガスケットでシーリングしてありました。

二個の羽の相対的な位置をメモなどをとって記録に残しておきます。
羽が超高速で回転したときぶれないようバランスがとってあるそうなので、組むとき同じ位置で組めるようにしなければいけません。

自分はこの情報を知らずに緩めてしまいました・・・



画像はハウジングがまだ開いてない状態のもので紛らわしいですが、エキゾースト側の羽の中心の六角にソケットレンチをあてがい、コンプレッサ側の羽を止めている丸くて黒いねじをプライヤで持って、右に回します。逆ネジになっているからです。

プライヤでつかんだ図。シャフトが曲がらないように緩めます。

黒い丸いナットが取れると、羽は簡単に抜けます。
シャフトもエキゾースト側に押すと抜けます。