フロントフォークオイルの交換

　フロントフォークオイルを交換します、よいこは家にあるなんだかわからない古いオイルを使うのではなく、ちゃんとフォークオイルを買ってきましょう。
　使う工具は5mm、6mmのヘックス、10mm、12mm、14mm、19mm、36mmの六角レンチorソケット、フロントスタンド、ちゃんとやるなら万力とフロントフォークの油面を図る器具が必要です。
　時間はかかりますがそれはオイルが抜けるのと油面が安定するのを待つ時間なので、作業としてはそれほど難しくもありません。

　車体からフロントフォークを外します。
　最初にフロントフォークのトップブリッジ側のボルトを緩めてからハンドルポストを外し、フォークのトップキャップを緩めておきます。（ハンドルポストは戻して仮止め）
　その次はフェンダーを外してフロントキャリパーを外します、キャリパーはアクセルワイヤーの下側のタイコ付近に引っ掛けておくといいです。アンダーブラケットのフォークを止めているボルトも落ちない程度に緩めてOK。
　その後フロントアクスルを緩めてジャッキアップして（シリンダーにジャッキ掛けるのはホントはダメだと思います）タイヤ外してフォークを抜き取る。

　外したフロントフォークからトップキャップを外して逆さにしてオイルを抜く、ストロークしてやると抜けやすいです。
　万力を持っているならトップキャップも外すべきですが（持ってるなら最初の工程でハンドルポスト外さなくてもいいかもしれないけど、緩めるだけなら車載の方が圧倒的に楽です）、持ってないのでいいや、長さも一緒だったしロックナットは問題ないと思うことにします。
　放置プレイして抜きます、プロのグロム乗りは１日放置らしいけど、私は１日放置すると一週間は作業ができないので、１時間でいいことにします。

　１時間たったのでオイル入れます、まずは車体の規定量くらいズコズコストロークさせながらオイルを入れます。抜けた量と同じだけ入れれば理論的には油面調整しなくてもいいとは思いますが、同じ量入っていた保証もないので…。
　多めに入れたあとこれまた油面が落ち着くまで１時間ほど放置して油面調整します、写真のは自作の調整器具です。ぶっちゃけ割りばしなんかでも簡易にはできると思います。今回油面は70mmに調整しました、純正規定値より5mm上げてます。

　油面を測って調整したら、元に戻して終了です。
　フォークオイルはおそらく新車から５年10,000kmほど無交換と思われますが、そんな汚くもなかったです、完全にティッシュに染みた鼻血と同じ色でした、ありがとうございます。
　エンジンオイルも前回交換から１年経過していたので変えましたが、去年500ｋmも走ったか怪しいレベルなので、超きれいでした。