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すかじ~さんのブログ一覧

2014年08月23日 イイね!

超絶車体験 ポルシェ・ボクスター

もう今から十年以上も前の話。


私のスカGの駐車場の近くにポルシェ・ボクスターを停めている人がいて、知らない人だったのだが、思い切って声を掛けてみた事がある。

すると、心良く話相手になってくれて、いろいろと車談義に花を咲かせる事ができたのだ。
今から思うとおんぼろスカGを出しにして、よくもポルシェ・オーナーと車談義ができたものだと思うけれども、きっとその人は車が好きだというその気持ちを心良く受け取ってくれたのかも知れない。


それから暫くすると、なんと、オーナーのご好意でそのポルシェの助手席に乗せてくれる事になったのだ(左ハンドル車だから当然助手席は右側)。


緊張しつつそろそろと助手席に乗る。

走り出すと、取り敢えずの所、何の変哲もない感じ。ただ、さすがにポルシェは目立つ!町行く車みんなの視線に晒されたのだ。それも、私が右側の席に座っている為に、大概の人はまず私を見る・・・。さすがにポルシェは凄いな・・・と辟易しつつも、オーナーの方と楽しく会話を続ける(すっかり舞い上がっている私・・・)。


運転席のメーターを拝見すると、6500rpmからレッドゾーンになっている。


『僕のスカGは7500rpmまで回るし、ロードスターだって7000rpm以上は回るよな。ましてVTECだったら8000rpm以上は回る。ひょっとして外車ってあまり高回転タイプではないのかな。もしかして、低速トルク重視のエンジンなのかなぁ???』


確かにこれまでの所、普通に町中を流すだけでは取り分けて凄いと思う事もなし。それを良い事に、まだ何も知らない若僧で血気盛んだった私は、

『もしかしてポルシェってネームバリューばかりで、スペック的には国産車の安いスポーツ・カーの方が良いんじゃないか?』

・・・と、こんな考えすら頭をよぎるようになっていた。


若僧だった私は遠慮する事もなく、オーナーの方に話し掛ける。
『このエンジンは低速トルク重視なんですか?』


この質問にオーナーの方は俄かににんまりと微笑んでこう言った。
『さあ、どうなんでしょうかねぇ~・・・』


何だか意味ありげな余裕のある微笑み。
私の頭の中はその意外な反応に『?』マークでいっぱいになる。


『じゃあ、ちょっとアクセル踏んでみましょうか・・・』


『ええ、是非、お願いします!』
そう言う私の頭の中はまだ『?』マークでいっぱいだ。


周辺の車がいなくなって充分にアクセルを踏める所までくると、彼はアクセルを踏み始めた。
すると・・・




クォ~~~ンンンンン、カォ~~~~~~ンンンン、クォ~~~~~~~~ンンンン!!!!!





狂おしいばかりの官能的なエギゾーストが脳天を突くように甲高く鳴り響く。
それと共に、今までの挙動が嘘だったかのように、強烈な力強い加速を始める。


『ああああ~~~~~っっっ!!!!』


私はただひたすら圧倒されて思考停止する。
頭の中は真っ白になり、もはや言葉も何も出ない。



クォ~~~~~ンンン、カォ~~~~~~ンンン、クォ~~~~~~ンンン!!!!!


『あああああ~~~~~~っっっ!!!!』



私はただただ圧倒されていた。
もう何も言葉もない。

メーターを見るとタコ・メーターは確かに6500rpmの範囲内に収まっている。でもその一方で、今まで聞いた事もないような甲高くて官能的な咆哮が私の耳に鳴り響いている。
気絶しそうな程に圧倒されながらも、私は思った。
『これが本当に6500rpmの音なのか!信じられない!』
『本当は9000rpmくらいは行ってるんじゃないのか!』
『ああ、高回転型かどうかというのはただタコ・メーターのレッド・ゾーンを見ただけでは差し測れないのかぁぁぁ!』



それは私の車という概念が崩れ去る瞬間だった。

今まで自分が車だと思っていた乗り物は実は車ではなかったんだ!
それは車もどきとでも言うべき玩具のようなもので、本当の車というのはこういう存在の事を言うんだったのか!
確かにコストが掛かるか知らないが、ちゃんと作り込めば車と言うのはこんなに凄いものになるんだ!
これが本物の車というヤツか!!!
今まで車だと思っていたのはまるで子供の玩具だったんだ!!!



車と言う概念が全く変わってしまった。

もう何もかも全てが違う。質感が全然違う。
スペックで見れば国産車とたいして変わらないのに、フィーリングは全然違う。
まるで別次元でもはや比較にもならない。
同じ車と呼ぶのさえ全く不自然だ。
数字にならないものの凄さを思い知った。

ただただ圧倒されて、もはや腹の底から笑うほかなかった。
もうアホのようにへらへら笑っていた・・・



その後、心よいオーナーは事もあろうに、
『この車、運転してみますか? いいですよ、是非、どうぞどうぞ』
と言う。

私はもはや昇天しそうなほどに嬉しくて運転してみたくてしょうがなかったのだが、万が一の事を思うとどうしても『では遠慮なく』とは言えなかった。


『いえいえ、有り難うございます、でも、私が運転すると車の形が変わってしまいますから・・・』

と言って後ろ髪引かれまくりながらも、丁重に辞退した。



私としては、仮に自分に非がなくても、自分が運転している時にどこかのアホなヤツが中央線をはみ出してきたりして万が一の事があったらオーナーに申し訳ないと思ったのだった。



スペックで言えば、このポルシェ・ボクスターを凌駕する国産車はたくさんあると思う。
でも、こんなに官能的で質感のある狂おしい機械を私はほかに体験した事がない。
数字にならない領域があるという事を学んだ体験だった。


余りに凄い衝撃だったので、十年以上たった今でも忘れられない。


このポルシェについては詳しく知らないが、状況からして恐らく’90年代製のボクスターで、状態はほぼノーマルだと思う。マフラーについても社外品が入っているようには思えなかった。



ポルシェ・ボクスターといえば、“エントリー・モデル”と言われている。
このような体験をした私からすれば、『まさか』と思うのだが、車の世界はきっと思う以上に奥が深いのだろう。ポルシェ911、フェラーリ、ランボルギーニ・・・・・・ はてさて、どんな世界が広がっているのか、もはや想像もできない。

Posted at 2014/08/23 20:09:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車徒然 | クルマ
2014年08月10日 イイね!

高速道路でのサニー号


そう言えば、先月の末、珍しくサニー号遠出しました。


非力なエンジンで高速道路を頑張って走ってくれたのですが、

『ああ、スカイラインだったら、こんな所ではこんな風に走れていたのに・・・』


・・・と溜息をつきたくなる場面が多々ありました。

そこかしこで、スカイラインとの性能の差を見せつけられ、どうにも毎回萎れてしまいました。


改めて、スカイラインは良かったなぁ、楽しかったなぁ、と思い出します。


とは言え、サニー号も私の愛車ですから、頑張って走ってくれる姿が愛おしく、(スカイラインに慣れた身には正直じれったいですが)頑張れ、頑張れとエールを送っておりました。


そんな中、思った事はこんな事です。


エンジンが非力なのは仕方がない。加速で不便はするけど、速度に乗ってしまえば、問題なく走れるし・・・。


この際、LSDも要らない
そんなにトラクションを必要とする場面でもないし・・・。


でも、ああ、車高調は欲しい~
もうちょっとダイレクトに路面に接している感触があったらなぁ~~~・・・・・・



町乗りでは快適で何も不満のない足ですが、高速道路を走るとやはり車高調が欲しくなるものですね。
サニーもセダンの端くれ、軽自動車やマーチなどのリッター・カーと比べると高速道路でも安定した走りをしてくれると思いたい所ですが、やっぱり高速道路はあまり得意ではないようでした。
ヴィッツや軽自動車にもバンバン追い抜かれました。

でも、それでいいんです。
安全に、安全に・・・・・・スカイラインほど速くはないけれど、外にいい所はたくさんあるんだよ、と、毎日通勤や買物に頑張って活躍してくれているサニーちゃんを慰めてあげたい気分です。
Posted at 2014/08/10 21:29:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車徒然 | クルマ
2014年08月09日 イイね!

トヨタ86について妄想する



当初、トヨタ86が出た時、全く興味がなかった。



2Lの排気量で結構大柄、価格も250万円するというのは、ちょっとオーバー・サイズだと思った。

『最近の車だから、結構デカくて重いんじゃないの?それじゃつまらないよ、きっと~』

かつてのAE86に捕らわれ過ぎかもしれないが、これでは“ハチロク”というよりセリカじゃないか、と思った。価格やサイズで言えば、私のR32スカイラインと大して変わらない。そんなデカい車を“ハチロク”と呼ぶのに抵抗があった。



私の考えでは、今の時代にAE86を復活させるには軽自動車が一番だと思っていた。
1トンを下回る車体にせいぜい100馬力もあれば・・・
価格はせいぜい150万円程度にして・・・
今思うと、そりゃAE86のスペックを再現する事に拘り過ぎでしょ、と思うが・・・



そんな訳で、トヨタ86の事はいつしかすっかり忘れてしまっていたので、私にとって“ハチロク”と言えば相変わらず昔のAE86の事だった。


ところが、最近何だかトヨタ86に惹かれている。

というのも、街中からすっかりスポーツ・カーが消えた今、トヨタ86ばっかりに目が行くのだ。日産フェアレディーZもよく見かけるけれど、こちらは更に重量級の高級車だ。小便臭い走り屋小僧の感覚が抜けない私にはどうにも興味が湧かない。

そんな街中で見かけるトヨタ86は、最近の車では珍しくワイド&ローを体現したスタイルで、何だか異様に格好いい。結構凄みがある。思わず見とれていると、何だか走る気満々のように見えてくる。その感じが何とも堪らない。
少なくとも、同じく“ハチロクの再来”と騒がれながらも空砲でカスってしまい、結局走り屋を熱くさせる事のなかったアルテッツァよりはイケてるように思われる。


そんな訳で、日を追う毎にトヨタ86に惹かれている。
興味に駆られてスペックを調べてみると・・・

車重1.2トン程 (う~ん、思ったより軽いじゃん!)
ホイールベース2570mm (う~ん、結構マイルドだよね?)
最高出力200ps/7000rpm (お、結構高回転型?200馬力は微妙だけど充分かな・・・)
最大トルク20.9kgm/6600rpm (お、やっぱり結構な高回転型じゃ?トルク細!回して楽しむエンジン?)
タイヤ 205/55R16~215/45R17 (まぁ、妥当でしょ)
ブレーキ Vディスク (ふむふむ、そりゃそうでしょ)
サスペンション ストラット/Wウィッシュボーン (うん、充分でしょ)


いや、思ったより楽しそう。
私のR32と結構近いサイズだけど、当然こちらの方がバランスが良いだろうし、きっと楽しいに違いない。


結論・・・


うん、欲しい。
非常に欲しい。
涎が出る程欲しい。



今までR32を手放す事は想像できなかったけど、この車なら何だかR32から乗り換えて楽しく運転している自分の姿が想像できる気がするぅ~


いきなりポンと払える程お金は持ってないから、勿論ローンを組まなきゃいけないのだけど、この車ならローンを組んでもいい気がしてきた。



とは言え、まずは試乗をしないとね。
って、試乗するともっと衝動買いしたくなるかもしれないけど・・・



まぁ、ここまで書いておいて何だけど、とにかくお金がないので、やっぱり買えないorz
宝くじでも当たれば・・・!!!
Posted at 2014/08/09 22:41:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車徒然 | クルマ
2009年09月16日 イイね!

超前上がりスタイル

先日、車検を見据えて車高を上げようと試み、フロントのみ上げたところでリア側固着により断念した影響で、現在は2cm余りも超前上がりスタイルとなっている。
気持ち的には、まるでPUMAのロゴ、或いはジャガーのエンブレムのような格好だ。





さぞ曲がらない車だろうと思いながら走ってみると、意外や意外、これが案外行ける。
所詮は町乗りの範囲だからとは思うが、これが結構新鮮で気持ちいい。
フロントが浮いてしまうかと思いきやそんな事はなく、一方でリアにしっかり荷重が掛かるのが素晴らしい。コーナリングの最中の姿勢など、今まではリアが軽くてあまりロールしない感じだったが、今はリアにしっかり荷重が乗ってムギューッとロールしてくれる。おかげでドッシリとした安定感があり、しかもダイナミックだ。

こんな事なら、普段からリアに重石を載せて走ろうかとさえ思う。
或いは、リアのバネを柔らかいものにすれば、リアがしっかりロールしてくれるとは思うが、いやしかし、以前の前6kg/後5kgよりは今の前8kg/後7kgの方が確かにずっと楽しい事は分かっている。
リアが柔らかいと、コーナー後半での感触がどうにも気に入らなかった。

思えばこの車はフロントが超重量級、リアが軽量級というアンバランスな車でもある。
してみれば、このアンバランスをどう解決したらいいのだろうか?

前6kg/後5kgでかったるかったとしても、例えば前10kg/後7kgなどとしたらかったるさはなくなるだろうか?
つまり、前6kg/後5kgでのかったるさはリアの相対的な柔らかさのせいではなく、前後共に絶対的なレートの低さによるものだったのか?
リアの相対的な柔らかさは維持しながらも、前後共にレートの絶対値を高くしたらそれなりにシャキッと軽快になるのだろうか?

機会があったら試してみよう・・・
Posted at 2009/09/16 07:06:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車徒然 | 日記
2009年06月01日 イイね!

血液型と性格

先月のオプションだったかオプション2だったか忘れてしまったが、車雑誌で走りのタイプと血液型の調査結果が掲載されていた。
ドリフト族のスポット、ゼロヨンのスポット、最高速のスポット、グリップ派のスポットなどに取材に行き、それぞれ血液型、職業、年齢などを調査したというもの。
結果はうろ覚えだが、確かドリフトはA型とB型が多数、ゼロヨンはB型が多数、最高速は忘れてしまったが、グリップ派はAB型が多数だったと記憶している。
中でもグリップ派にAB型が多いというのは興味深い。元々少数派の血液型がこんなに多数派を占めるというのは確かに単なる偶然ではないように思われる。
AB型の特徴としては合理的というイメージがあると思うが、確かにグリップ派の求めるものとは、合理性を追求した結果すべての無駄を削り取った究極の姿ではないかと私は思う。
私個人の趣向で言えば、私は完全なグリップ走行派である。すべての無駄を取り除き、究極の合理性の上を一糸乱れぬさまで走り切る姿に最高の感激と快感を覚える。闘志溢れる激しい走りに惹かれるのも頭では理解できるのだが、私個人の好みとしては究極に昇華された闘志ゆえに、勝つための走り、最高に速く走るための走り、即ち、見た目は全く地味で大人しく普通に走っているように見えても実はそれが一番速いというそういう走りに美しさを感じ、魅力を感じる。
他のグリップ派の人はどんな姿に惹かれるのだろうか?或いは、当然、人によってグリップ派だけど熱くて激しい走りが好き、とかいろいろあると思われる。
かく言う私はAB型なので、『グリップ派=AB型多数』という調査結果にはしっかり当てはまっている。今まで血液型と性格というのは余り興味がなかったが、こんな調査結果を見ると、う~ん、そういう傾向もあるのかなぁと思う。
本当に有効な調査方法だったのかとか、本当に統計的な偏りはなかったのかとか、疑い出したらキリがないのだけれど、尤も、私は個人的にはぴったりその調査結果の範疇に当てはまっているし、そんな報告があっても面白いではないかとも思う。



Posted at 2009/06/01 18:55:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車徒然 | 日記
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