と、言うことで2022年ももう九月までやってきたんですねぇ…
今日の久しぶりブログは2018年にセカンドカーとして購入し、冬以外の通勤の足として活躍してくれたロードスターを売却した話をしましょうじゃないかと思います。
みんカラブログでの登場なんてほとんどなかったロードスターですが、思い出に書き残そうかななんて。
そもそも購入時から漠然と車検は1度取ったらもういいかな?
なんて思っていて、4年経って気持ちが変われば乗り続ければいいか的な発想でした。そして実際に今年になってみた訳ですが…
やっぱ購入時と思いは変わらず、もういいかなと。
そもそもレガシィは家族で共有して、ロードスターを自分専用車?にするつもりで買ったんですけど、納車から一年ちょっとで父親が他界し、すぐにコロナ禍になり職業的にも出掛けることもできず、残った3台のクルマ達のコンディション維持を考えるとそれもストレスだったと言うか。
そんなこんなで、車検をきっかけに売却をした訳です。
くっそ長い前置きを終えて、売却のご様子を記録として残そうかな。。。
事前にネットでカーセンサーの一括査定を申し込んだ訳です。
必ずクルマ関係の記事を読むと下の方に、
ディーラーの下取りは損をしてる!!!
ネットの一括査定で10万キロのワゴンRが驚きの!!
みたいなアレ。
ワゴンRがそんな驚きな訳笑
しかも今回はただの一括査定でなはく、YouTubeで見掛けたあのやり方…
その場で各社から金額提示をしていただく方式に挑戦してみることにしたんです。
名刺に生々しく買取金額を書いてせーので提示してもらうアレ。
実際の場面を想像すればするほどネガティブで申し訳ない気持ちになりますね。
というわけで8月の下旬ネットからロードスターの情報を入力!
送信しましt
ってくらいで鬼のような電話!!
通話中もキャッチがすごい事に。
もうなにがなんだか分からない笑
どの電話も聞いたことのある大手ばかり。
どの業者さんにも
・時間が●日の●時~2時間しかとれない。
・既に複数社来ることが決まっているので、それでもいいか
・金額は一斉に帰りで出してほしい
旨を事前に伝えました。
嫌がるかと思えば、みなさんやる気で食い気味なのは意外でしたね。
当日来ていただいた業者は
①A店
②B店
③C店
④D店
となりました。
各社営業の特徴をまとめます。
A店 (ナイツのはなわ似)
とにかく気さくで、人当たりがめちゃくちゃよく横に駐車してあるレガシィに触れてくれたりとクルマ好き感がすごく伝わる。
ガツガツくる感じもなくとにかく好印象。
B店(高橋克典似)
お前仕事できるだろ??って感じのバリバリな雰囲気。
右耳にでっかいBluetoothイヤホン着けてるのも納得。
うまい事言って口車に乗せられるのはでは?
なにかセコイ手つかってくるのでは?感がすごい。
C店(高校の体育のちょっと怖い定年間近先生似)
営業っていうより整備士上がりかな?コミュニケーションは苦手そう。
寡黙でとにかくせっかち…
なおじさんだけどあの体形維持はきっとスポーツやってる
イケオジ
D店(30代童顔)
名刺切らして、遅刻してくるポンコツ
誰も聞いてない話してマウントとってくる。
いざ!査定開始!!
時間より30分早くきたせっかち体育教師。
挨拶もそうそうに写真撮りまくって細かい部分までチェックしていきます。
続いて到着したのはナイツ。
体育教師が他者を寄せ付けないオーラを放ち査定しているので、ある程度の目途がつくまで私と話をして時間をつぶしてました。
話には聞いてましたが、今は東日本大震災に続く中古車バブル状態。
とにかく車がないらしく、セカンドカーとして不要な車を処分するなら今が一番いい時期みたいです。
新車は納車されませんからね…
なんて為になる世間話をしていると、高橋克典がでっかいBluetoothイヤホン(ハンズフリーのあれ)をつけて登場。
どうやらナイツとは知り合いのようで、なにやら話を始め2人も査定に入ります。
どうやら社外のメーターパネルが気なるようで、距離数の改ざんになるかもとかなりじっくりと見ていました。
すると体育教師の査定が終了した様子で、私の元へ…
「ありがとうございました。これで本部にもどって金額出して改めてお電話差し上げます。」
え?あ、あの~
って言う前にワゴンRに乗って颯爽と去っていきました。
ナイツと克典の3人で顔を見合わました。
あのすっとぼけ日本語分からんの?とは言いませんでしたが、私は夜勤明けでまだ職場の認知症利用者の相手をしているのかと錯覚しました。
しかし後で考えたら体育教師のすっとぼけはかなり頭がキレる。
だってどの業者も同時に金額提示はしたくないでしょ?知らない振りしてフィールドを強制的に変えてきやがった。
言ったもん勝ちみたいな場慣れしたベテランの強行突破に1枚食わされました。
すっとぼけがお帰りになられた後、童顔の方がノコノコやってきました。
「ただいま名刺を切らしておりまして、発注しています」
注文状況なんてだれも聞いてません。
それより君名前なんて言うのよ?佐藤隆太しか関連した名前知らんよ。
そしてみなさんお揃いになって愛車の査定をしていただきました。
ナイツと高橋克典は
希望額をとにかく聞いてきました。
高ければ高いだけと何度も伝えますが、聞き方を変えてやはり聞いてきます。
これは私の個人的な質問ですから、売却額には影響ありませんから、考えているより差額が大きく異なる場合もありますから…とか
だ
か
ら
高ければ高いだけ
職業柄同じこと何度も言われることは日常茶飯事ですから、同じテンションで同じことを繰り返し答えられる訓練はされています。
ま、実際答えてもなんら影響はないんでしょうけど…
結局1~2時間ほどかかり4社の査定が終わりました。
帰り際に
今日中に1回の電話で金額を提示していただき、その後の金額交渉はしない旨をお伝えしました。
さすがに何度もやりとりするのは面倒ですから。
帰りに童顔のポンコツが60~70万が相場であると教えてくれました。
相場なんてあってないようなもんですから参考程度ですね。それに各社得意な車のジャンルがあるので、10万キロ超えの2シーターは大きな企業にはちょっと売りずらいんじゃないのかなって印象でした。
そして数時間後さっそく連絡が。
ないつ…68万!
やはりある意味特殊な車種らしくここの店舗では裁くのが難しいかもと話していました。
まだ、どこからの連絡もないので改めて連絡するとして保留。
体育教師…80万!!
うちの店舗は皆MT大好きで、10年超えであのコンディションで、限定車の最上級グレード、本当に欲しいです!!!お願いします!!!と。
さすが先生だけあって、30歳児が喜ぶポイントを分かってやがる…
しかし、まだまだ連絡のこない店舗もあるのでグッと感情を押し殺して、保留。
高橋克典…83万!!
グループ会社が3社あって2社から連絡をもらっていて現状この額です。
あと1社がもうちょっと頑張れそうだけど、タイムリミット的にこれが今約束できる額です。
やっぱな!やってきたな!
なんか仕掛けてくると思ったら…笑
決して下がるわけじゃないからいいんだけど…
と言った具合に連絡があり、テンションブチ上げ状態の私は申し訳ないけどお断りの連絡をしなければいけない訳です。
ないつは驚き、うちには無理です!またご縁があれば・・・ってそうだよね。
ありがとう良いやつだったよ。
体育教師にも同様にお断りの連絡をしました。
が、
ですが数分後すぐに電話が…
手間はとらせませんから!
本社と掛け合ってきますから!!
金額聞いてから判断を!
定年間近の体育教師がそんなに一生懸命になってくれるなんて…
しかし、一発勝負って決めたのにそんな抜け駆けみたいな事したら良くない?
と後ろめたさもありながら、しかしせっかちさんは先に帰って一発勝負とは聞いてないし…
ん~
よし、
交渉して一番高いところに売る作戦に変えよう!!
何事も切り替えって大事ですし、大人の社会はこうして常に汚くやったやつがのし上がっていく訳で…しょ?よく知らないけど。
そうこうして30分というお時間をとらされた後すごい事が…
どうしても欲しいので、90万でください!
本来は自動車税も込みなんですけど、還付しますんで!!
なんだって!!
先生って基本いいやついなかったけど、あんたは別。
もちろん即OKで翌日持ちに来ていただく約束をしました。
その後克典に連絡すると、ちょうど三店舗目から連絡がきて85万だといわれました。
向こうは自信ありげでしたけど、お断りの連絡をしました。
なるほどやはり克典のやりかたはこういう事か…
まとめると、時代背景がよかったのとMT車も相場が上がっているというのが大きく、さらに一斉にオープンスタイルであれば克典の83万で買い取られるところでしたが、本当に欲しい業者があれば時間はかかりますが個別で交渉した方が高価買取につながる…という話でした。例外はありますが…
思い返せば4年前に購入した時とほとんど変わらない金額で本当に親孝行な車両でした。
翌日の受け渡し時、体育教師とちょっと話したら昔はモータースポーツをやっていたらしいです。それならばともっと話をしたかったけど、寡黙なイケオジはさらっとロードスターに乗り込み、オーナーであったかのようにアクセルを合わせ軽やかな発進を決め、家の前の直線をお別れの挨拶のように快音を奏で全開で走り去っていきました。
4年乗っていながら走る姿を見たことのない私はなんだかショックな気持ちと、最後までかっこよかった姿にしばらく音が聞こえなくなるまで外にいました。
オープンカーで通勤できた事はサラリーマン人生で最高の思い出です。
ロードスターありがとう!楽しかった!!
今更だけど、童顔は全部がほぼ終わった頃に連絡よこして帰り際に言ったとおりの額を提示してきました。
査定にも遅れてくれば、他社との一番熱い価格交渉の波にも乗れない。
仕事できない感すごいけど、まぁアレでしょう。