第4回 妙高はねうまクラシックカーレビュー その2
投稿日 : 2017年05月29日
1
スバル・360・スーパーデラックス
昭和33年3月に登場した軽自動車で、スバルの前身である「中島飛行機」で培った超軽量化技術を活かしたクルマで、当時の庶民の夢であった「マイカー」を世の中に普及させた立役者でもありました!
模範となったフォルクスワーゲン・タイプ1のあだ名となっていた「かぶと虫」との対比から、また、そのコンパクトにまとめられた軽快なデザインから、「てんとう虫」の通称で庶民に広く親しまれました。
また、2016年7月25日に日本機械学会によってスバル・360が「機械遺産」に認定されたことも、記憶に新しいことと思います。
2
EK23型エンジン!
空冷360cc2気筒エンジンは、わずか18psしかありませんでしたが、ボディにアクリルやFRPパネル、わずか0.6mm厚の鉄板を曲面部に採用するなどして、400kgを切る車重を実現し、充分な動力性能を確保しました!
3
バモス・ホンダ
ホンダ車で唯一、車名が先に来るクルマで、折からのレジャーブームに目を付けたホンダが、昭和45年に登場させた車でした。
写真の通り、ドアが無く、転落防止のバーが備わっており、ベンチシートで2点式のシートベルトが備わっていましたが、ユニークな車体ゆえに珍車扱いされ、わずか2500台で生産を終了しました。
ちなみにおいらは、このバモスが欲しくてたまらない一台です!
4
ホンダ・ライフステップバン(VA型)
同社の軽自動車ライフのシャーシをベースに、セミキャブオーバー型の背の高いボディを被せて成り立っているクルマでした。
現代の軽自動車の主流の形となっていますが、発売された昭和47年当時は、唯一の形のクルマでした。
ホンダには、先見の明があったのかもしれません! このような形の軽自動車のブームが来るを予測していたのだと思われますが、誕生が早すぎたのが少々残念でならないです。 そして、ステップバン生産終了から19年後の平成5年に、このアイディアを活かして登場したといえるクルマが、奇しくもライバルのスズキ・ワゴンRなのです。
5
ホンダ・ライフ・ピックアップ(PA型)
ライフステップバンのピックアップトラックとして登場したものの、積載量の少なさ、FFであったことが受け入れられず、わずか一年で生産を終了し、総生産台数は1,132台に留まりました。
6
初代ライフに搭載された水冷直列2気筒のEA型エンジン!
国産車初のカム駆動にタイミングベルトを採用したエンジンで、それまでの空冷エンジンN360E型にて採用されていた、オイルヒーターによる油臭や暖房能力の不足も解消され、快適性が大幅に向上させたエンジンでした!
7
ホンダ・ライフ GFL
初代ライフの中でもトップグレードにあたり、当時としては珍しい5速ミッションがおごられたほどでした!
生産期間が4年と短かったものの、今日のホンダ車の礎となった一台といわれております!
8
ホンダ・NⅢ360 タウン
デビュー当時は空冷エンジン搭載の為、車室暖房には空冷エンジンの廃熱を利用していたこともあり、ガソリンやエンジンオイルの臭いが室内に入り、温度制御も安定しない特性がありましたが、ライフと同じ水冷のEA型エンジンに換装され、暖房機能が一段と向上しました!
昭和45年12月には、このクルマのシャーシをベースにしたスペシャリティカー「Z」が誕生しています!
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