Aピラー　トリム取り外し

Aピラーのスピーカーグリルから異音が出ているので、トリムを取り外してみることに。
前回ドラレコ装着の際はトリム外しを早々に諦めたので、今回は改めてアユミデンキさんのYouTubeを何度も観て事前準備して挑みました。

写真は運転席側。この辺りに内装剥がしを差し込みます。

上側を少しずつ浮かせ、フロントウインドウ側に指を入れてトリムを浮かせる。フロントウインドウ側を浮かせるのに一苦労します。
助手席側はもう少しすんなり浮きました。

ようやく上側が浮いて、中に見えるエアバッグをそっと持ち上げると中にこれから格闘するクリップが見えました。

これはトリムを外した後の写真です。クリップは返しが付いていて簡単には車体側から外れないようになっています。
なので、車体から無理に外そうとせず、赤矢印の隙間にマイナスドライバーを差し込んで、コの字形の部分をグリグリと青矢印方向に動かして、クリップをトリムから外すというやり方だそうです。なるほどこれならクリップを再使用できます。さすがです。

かなり力技になるようなのでパネルとドライバーを養生。ライトで照らしながら赤矢印にマイナスドライバーの先端を差し込みぐりぐりとねじります。先端が差し込めたら、力いっぱいクリップを抜く方向（屋根の方）にドライバーを動かします。テコの原理は使えないので、途中様子を見ながら、力いっぱい根気強くクリップをスライドさせます。
くれぐれも、エアバッグを傷つけないこと、車体を傷つけないようにご注意を。

ようやくクリップがトリムから外れました。
クリップのコの字の部品がチャリンと落ちて来ました。

こうなるとあとのクリップは返しは無いそうなので、引っ張ればバキバキっと車体から外れます。

あとはツイーターの配線を抜けば完全に車体からトリムが外せます。
ダッシュパネルは傷を付ける恐れがあるので養生の為テープを貼ったのですが、パネルの素材がテープが貼り付き易く剥がれにくいので要注意でした。糊がパネル側に残ってしまうことがあります。

トリムを外した状態。

返しのあるクリップは車体側に残っています。ペンチで潰してうまく抜くのですが、返しが抜けない時は細いドライバー等が必要でした。

外した後の”返し”のあるクリップです。
一つは潰し過ぎて大きく変形してしまいました。
下側はコの字形に別部品になっています。

クリップは再使用したいのでラジオペンチで基に近いであろう形まで復活させました。

クリップを抜いた後のトリム側は無残な姿ですが使用上は問題無さそうです。

クリップを元に戻します。

再装着の際ですが、下側がうまく入りにくかったです。

ダッシュパネルを傷つけてしまうので、内装剥がしをガイドにして下側を嵌め込みました。
あとはバンバンとトリムを叩けば嵌ります。

以上、長々と書いてしまいましたが、ゴルフ8の作業工程がネットであまり見つけられなかったので、ご参考になれば幸いです。

なお、いつものことではありますが、エアバッグを傷つけたり車体を傷つけてしまう恐れもありますので、くれぐれも自己責任でお願い致します。