E&E フリーダムコンピュータ
ハチロクやロードスターの4連スロットルの普及はコレなくして語れないほど定番ですが、自分でセッティングできちゃうところも両刃の剣でセッティング地獄にはまってしまう方も居られたりして。
セッティングにA/F計を使用するのは必須条件ですが、そのまえに点火時期のイニシャルやスロポジのアイドル接点をきちんと調整してから取り掛かりましょう。
それと点火マップの高負荷領域を思い切り安全な数値に(30度とか)下げておいたほうがいいと思います。
出力増量補正時進角なども0で良いと思います。
チューナーによってセッティングの方法やクセというか特徴はあるかと思いますが、ボクの場合、出力増量補正開始スロットル開度を0%にし、噴射量マップを合わせ込んでいきます。この状態でよりパワーの欲しいエリアを12.5前後に、巡航やハーフスロットルを13~15に、エンジンブレーキの領域はかなり薄くします。
4スロなどはマップ上の同じ場所を読んでいてもスロットル開度によって大きくずれる場所があるので、噴射量マップの方で濃い方向にずれるようにセットし、スロットル開度補正マップの方で多い分を削ります。
各マップをどういう役割で使うかを整理すればあまり迷うことなくセットできます。
また、エンジン本体のセット変更や補器類の小変更ごとにセッティングデータを管理し、噴射量マップの充填効率値やどの回転でどのくらいの吸気圧を読んでいるかなどを記録しておけば、バルタイの変更や、インマニの研磨などでどう変わったか、今後どうして行くべきかの考察に役立ちます。
経験上、エンジンにダメージを与えてしまう原因は点火時期の進め過ぎによるもので、たとえ空燃比が適正または濃い目でも点火時期が早過ぎた場合、ピストンの棚落ちやヘッドガスケットリークなどのトラブルに至ります。
空燃比が薄すぎた場合は、ただパワーが出ないだけで故障に至る事は無いと思います。
多連スロットル(ITB)の場合、エンジン側の吸気圧(MAP)センサーの取り付けには特に注意が必要です。
必ず各気筒マニホールドの極力スロットルバルブから離れた位置にニップルを立て、バキュームホースを集合させます。
なまし係数がありますのでバキュームタンクやオリフィスは不要です。
ストリートユースで低速域でアクセルのツキがギクシャクするような場合は点火マップの使用領域の数値全般とアイドル点火時期を近付けてみてください。改善するかもしれません。
エンジンブレーキで減速しているときにマフラーの中でアフターファイヤする場合はその領域の燃料を絞ります。
ただし完全に0に燃料カットしてしまうとそこからの踏み直しの反応が鈍ります。
プラグや燃焼室が冷えるためか、インジェクションの機械的な反応なのか原因は良く解りませんが、ほんの少しだけインジェクターを作動させておくのが良いようです。
ボクは根がケチなので燃費にもこだわりたい所です。
巡航領域や低負荷低回転の空燃比は16~18にセットしています。
パワーが無さ過ぎるのも燃費悪化になりますが、1800ccの排気量がある程度はカバーしているようで、このセットで非常に燃費が良いです。
ただし、濃い目のセットよりも多少フィーリングは劣ります。
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