ステアリングラック交換 ～最小回転半径5.7mを4.8ｍにする（戻す）～

あまりステアリングラック交換の情報がないので参考までに載せときます。

16インチホイールオプション仕様と標準仕様は最小回転半径がかなり違います。
　16インチOP　5.7ｍ
　標準　4.8ｍ
我が家のインプレッサより曲がらないコンパクトカーです（笑）

何故違うのかというと、純正OPの16インチホイールはタイヤ幅が175から195と広くなり尚且つホイールのオフセットも引っ込んでいるため標準のステアリングで全開に切り込むと内側のボディとタイヤが干渉してしまう為、切り込む角度を少なくしてタイヤと干渉しないように対策されているためコンパクトカーなのにワゴン車並みに小回りが利かない車に成り変わってしまいます。

15インチ標準仕様に戻すには、ステアリングラックとパワステコンピューターの交換が必要です。

私の車、前期型H24年車での交換方法でG'sにも対応できると思います。
但し、16インチ以上のホイールを装着する場合は純正16インチ、17インチホイールは干渉するため使用できませんので、スペーサーで外に出して対処するか適切なリム幅、オフセットの物の社外ホイールを使用してください。

上が15インチ標準仕様
品番　45510-52310

下が16インチ仕様です。

タイロッドエンドの長さと形状が違います。
全長は同じですので、ステアリングラックのストロークが変更されていると思います。

外す個所は、ラック固定ボルト2本とステアリングシャフトにつながるユニバーサルジョイントのボルト1本、タイロッドエンド左右のボールジョイントで外れます。
…がこのままだと横から引き抜こうにもフロントメンバーが邪魔で抜けませんのでフロントメンバーごと降ろして下さい。
ロアアームボールジョイント、スタビライザー、ミッションセンターマウントを切り離せばメンバー降ろせます。

戻すときは逆の手順で戻すだけ
ただし、ステアリングをまっすぐの状態にして、ステアリングラックにマーキングされてある合いマークを合わせてユニバーサルジョイントに繋いでください。

パワステコンピューターは右の品番の物に入れ替えます。

品番　89650-52B71

交換しなくても問題なく動作しますが、パワステの味付けが違うと思います。

パワステコンピュータの場所はステアリングシャフトに取り付けられているモーターの上なので足元から外すことはできません。
メーターパネル前のカバーを外し上から交換します。
ドライバーの指している部品がパワステコンピュータです。

左が16インチ仕様、右が15インチ標準仕様
タイヤのブロック1つ分ハンドルが切れているのがわかると思います。

交差点を曲がるときや駐車場の出し入れで体感できます。