デルタ修理ログ

【ガスケット抜け】

思い返せば昨年秋のチャオイタリア、予選で1'30を叩き出し、ポールポジションを獲った訳ですが、その後の決勝で水温が上がりリタイヤ、、、、

その時はリザーバータンクのセンサー部分からの圧漏れで、水温上げちゃって、そのままラジエターコアの接合部が破裂という流れだったのですが、リザーバータンクを交換して、ラジエターも交換したにもかかわらず、鈴鹿は２周走っただけで、またもや水温MAXとか、、、、

スピンは余分ですが、またまた水温上げちゃって、、、　これはおかしいぞ！？　ってことで、鈴鹿の帰り道、普通に走ると全然問題ないんだけど、加給をかけると水温が上がる、、、　これって、、、

その足で京都の主治医に立ち寄り、診断。　

専用の道具を使って調べた結果、ガスケット抜けと判明。。　　やれやれ、一連のトラブルだけど、おそらくこのガスケット抜けが引き起こしたのか、、、　ブースト常時1.5bar、オーバーシュートで1.6とかかかってたから、、　いくら強靭なチューンドエンジンでも吹き抜けた訳で、、、　ちょっと反省。。

どのくらいの症状なのかは開けてみないと、、、ってことだったので、先日入院、ヘッドをめくってみたのですが、、、



素人な僕が見てもよく分かりませんが、抜けてるようです。



このまま走り続けてたらアウトだったようですが、早々にリタイヤしたおかげで、軽傷？だったようで、ヘッドの歪みも無く、軽い面研とガスケット（メタル）交換だけで済みました。

面研とガスケット交換で、圧縮が上がりました！

1, 11.3→12.0
2, 11.5→12.1
3, 11.2→11.9
4, 11.3→12.1

4気筒ともほぼ揃っていい感じです。

次回に詳しく韋駄天の今回の反省と今後のチューニングについて書きますが、とりあえず今はEVCの設定は、ぐっと下げて1.05barに設定しています。

これで走ってみたのですが、圧縮が上がったのでパワーの付きは凄く良く、マイルドで乗りやすいんですが、やっぱり若干パワー不足ですね。　様子を見ながら、もう少しブーストは上げて行こうとは思いますが、扱えない車になったら危ないし、楽しくないので、その辺のバランスを考えながらブースト圧を調整して行きたいと思います。

これまでパワーアップに命をかけてきた韋駄天ですが、ここへきて、なんだかいろんな事が分かってきたような気がします。　トータルバランスとか、、、　韋駄天らしくないのですが、先日の鈴鹿と、ガスケット抜けでかなり凹んでます。。

出来上がった韋駄天号を引き取って、その日は夜中まで走りましたが、久々に運転が楽しかったです。　車ってパワーあってもそれを路面に伝えるタイヤとか、、、　大事だなって、、



この画像は今回の修理に伴って施したチューニングログへのプレリュード。　次回はパワーとタイヤサイズについて韋駄天の考えを書きたいと思います。