リヤショックアブソーバ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2022/07/24 66045km
大きなギャップでの上下振幅が大きく
舵角切り増しでの動きも鈍いため
まずは、リヤアブソーバーを交換。
交換後
・上下のアオリが小さくなった
・乗り心地が固くなった
・旋回時のロール減、動きが正確になった
・中立付近の舵に重さが出た
と総じて良い方向に。
外した元のアブソーバーは
・オイル漏れはなし
・ガスはほぼ抜けている
・伸び側の動きがカクカクし、減衰していない。
・圧側は減衰感が残っている。
2
今回KYBローファースポーツ WSF1031
交換事例を見てバネ外れを危惧し、リバウンド長(全長)が純正に近いものを選択。
価格は純正より40%ほど安かった。
3
空車1G状態でのアブソーバー位置にテープを貼り色々測定。
この状態で、
・バウンドストッパー長さ 約60mm
・バウンドストッパーまでの隙 約40mm
ジャッキダウンし空車接地状態(1G)
・バウンド量(縮み量)約25mm
4
純正アブソーバーとの比較
純正品を実測、
KYB品はサイトより寸法情報取得。
上下取付位置で測定
全長=リバウンド長
縮長=バウンド長
・純正
全長355mm 縮長225mm
ストローク130mm
・WSF1031
全長357mm 縮量242mm
ストローク115mm
装着状態を数値化すると
空車1G時
25mmストローク状態を
アブソーバー取付長でみると 355-25=330mm
純正
バウンド代 130-25=105mm
リバウンド代 25mm
WSF1031
バウンド代 88mm
リバウンド代 27mm
全長差が影響するため、
357-330=27mm
になるためバウンド代残りは 115-27=88mm
WSF1031を使うことで
バウンド代は純正より
105-88=17mm
ほど小さくなる。
バウンドストッパーまでの隙間
40mm+
バウンドストッパー長さ
60mm=100mmとなる。
バウンドストッパーのストロークは
ざっくり60%程度:36mm縮むと考え、
サスペンション全体の最大縮み量は
76mmと推測。
WSF1031のバウンド代88mmでも
アブソーバー底付きはしないだろうと推測。
参考に NewSR SP NSF1031を計算。
バウンド代 78mm
リバウンド代 47mm
(全長 377mm 縮長 252mm
ストローク125mm)
ツイン純正比較で
全長が22mm長くなるため
1Gでの位置で
377-355=22mm
余分にストローク、
バウンド代は
125-22-25=78mm
、WSF1031よりバウンド代は小さくなり、リバウンドは純正より22mm長くなる。
純正のスプリングでぎりぎり、ショートスプリングをつける際は注意が必要。
5
作業時の注意点
アッパー側のボルト頭がホィール ハウス内に出ているため低頭になっている。
そのため普通のメガネやソケットは座グリ分かかりが浅くなるためしっかり押し込んで緩めるか、低頭ボルト用ソケットが良い。
6
左側は作業性を考えて、ラテラルコントロールロッドを外した方が楽。
ただし、後の作業を考えてボディはウマで支えておく。
またジャッキはローラで左右前後に動かせるものが後々楽。
アブソーバーの締め付けトルクは85Nm
とホィール 締め付けに近いトルク。
ラテコンは65Nmと低め。
7
アッパーを緩める際、ロングレンチを振る角度はラテコンを外さないと確保が厳しい。
短いレンチでは腕力が必要。
8
アブソーバーロア側はタンクと干渉し外しにくいが、タンクや配管に触らず、
ラテコンを外し、車軸を左側に引っ張ると空間ができるのでその状態で脱着が可能になる。
このサスペンションの、車軸左右の動きはラテコンで規制する構造のため、
ラテコンを外せばある程度左右に振ることができる。
手順は、ボディをウマで支えて左右に動かないように固定、ローラ付のジャッキで車軸を保持&高さ調整しながら、ジャッキごと車軸を左右に動かして隙間を作る。
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