前日練習、本番の二日ともドライで走れました。
NTF2では前日練習最後の1本を車両保護のため温存したヌッキーさんが優勝して初のシリーズチャンピオンを決めました。
ヌッキーさん、おめでとうございます!
さて、今回はイベント報告に加え、タイヤ規定に関するぼやきで、いつも以上に長文となっています。ご承知おきください(^^;;
◆前日練習会
トップ画像のように終日曇り。
朝のブリーフィングでY選手から、NTクラスが各クラスで紳士協定を結ぶ動きがあるなら、いっそのことタイヤワンメイクにするのはどうか、と某社長から提案されたという話がありました。現状の規定よりはいい方向に転ずると思い、数人から意見を聞いたり、賛同者リストフォームを作ったりしながらの前日練習。
99台のエントリーでしたが、主催者様の努力で5本走行することができました。
コースはこちら。やはり前日練習はあっさりです。
午前のターンでフロントが逃げていましたが、フルロックまでステアできていないのが原因と分かり、自分ではこれ以上は厳しいという渾身のラストアタック。
VIDEO
しかし、ZⅢ最速M吉さんに2秒もチギられました。。
この日の夜は娘と二人で、ましゃ彡さんおススメのミスチル流れるお店で宇都宮餃子に舌鼓。もてぎの場合の近距離でのビデオの撮り方の相談を受けたり、ターンセクションで他の人は『小さくまとめたぁ~』って言われるけど、パパは『大きくなったぁ~』って言われてるよね、とディスられw つつ、翌日の注意点として心に留めたりしながら、美味しい料理と焼酎を楽しみました(^^;; その後、もう一軒だけハシゴしてカクテルを一杯。
帰りに見つけた今度行ってみたい昭和な風情が漂うお店
ホテルに戻り、ビール片手に動画解析。ZⅢセカンドグループでは戦えた感じでしたが、解析してもM吉さんの異次元タイムに届く気はしませんでした。。
◆競技会当日
ホテル近くの駐車場を出るときにパキッと一度だけドラシャの音が。そろそろダメになってきたかも、でももう少しならイケるはず。と様子を伺いながら、もてぎ近くのコンビニへ。ここで賛同者リストフォームをスマホから印刷するのに悪戦苦闘。スマホのフォルダでてどこになるの?スマホでpdf化するのってどうやるんだっけ?なにせ初めてですから(^^;;でも、分かってしまえば簡単。無事に印刷できましたが、到着したのは受け付け終盤。テキパキと、を心がけて準備を済ませたはずでした。。
そして、お待ちかねのブリーフィング。部会から来年のタイヤ規定の話が聞けるかな、と思いビデオを持ってスタンバってましたが、肩透かし。。
ということで走行レポートに戻りますw
◆1本目
走行順に並び、グリッド3台前でサイドブレーキの引き代を調整し忘れたことに気づく。やはり、朝の準備はテキパキではなくドタバタだったw さあ、パドックに工具を取りに行くのは間に合わない!もう終わった、、と一瞬思ったが、そこは諦めの悪いワタシ。とにかく手締めで出来るだけ締め、あとは気合いでサイドブレーキレバーを引く決意でスタート〜!
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タイミングは若干遅れるもサイドは何とか効かすことができました。しかし、後続の上位勢は宇宙の彼方イスカンダルへ。。
それもそのはず、この本番コースでインテのパフォーマンス低下が露わにになりました。
それは、2週間前のもてぎスポデイで発生した『ステアした方向にクルマが進まない』現象です。場所は黄色パイロンの変形おむすびを抜けてからの1番パイロン折り返しと黄色パイロンの4番の折り返し。どちらも鋭角的で大舵角を入れた後のアクセルオン時の立ち上がり。一秒いや千分の一秒を争う中でこの挙動にちょっとしたパニック。思い返してみると、ステアしてアクセルオン→想定外のホイールスピンで進まず、曲がらない→さらにステア→足した分だけ曲がらずジタバタとホイールスピン→トラクションがかかる舵角を探して慌ててステアを戻す→まだジタバタする、と言った状況でした。。黄色パイロンセクションのターンでサイド後にバックしてるような動きも、昨年のデフOH前の宝台樹を思い出させます。
10日程前に前回のスポデイの動画を見てくださった元まじょぼん大先輩から、巻き込みが足りないけどデフのイニシャルトルクはいくつ?と質問され、先週の17日に測っていました。結果は9キロ。昨年の9月8日に24キロに組んでから想定外の著しい低下。今回の挙動はデフのイニシャル低下で戦力外のトラクションだったと確信したのでした。。
◆2本目
もうこのデフじゃダメと分かりつつ、サイドブレーキの引き代をきちんと調整し、立ち上がりのアクセルをじわっと開けて空転を防げるか?そんな確認のためのトライ。
VIDEO
奥の右外周で左足ブレーキを試し、荷重移動不足でアクセル抜いたりギクシャクしましたが、空転を抑えたからか、サイドで詰めたからか、約1秒アップ。ま、成績としては予想どおり蚊帳の外でした。。
この後は、千葉東京、NTL練、千葉フェスを予定していましたが、これで今シーズンのジムカーナは終了とすることにしました。m(_ _)m
1年経たずに渋くなるミッション、1年で使い物にならなくなるデフ、さらにはドラシャも1年もたずに替え時。予想以上のインテの耐久性の低さにメンテする気力とお財布が。。
台風でやられた自宅の屋根の修理に、庭も整備しなくちゃいけないし、昨日ガスコンロも壊れて、来年2月には車検だし、と何かと物入りなのもので。。(^^;;
さて、最後にタイヤ規定について言及して終わりにします。
今回、ワンメイクの提案話がなければ、NTF2で紳士協定の動きを取ろうかと思っていました。しかしながら、賛成派もいれば、県戦併催の都合上、反対派もいたり、と意見が分かれ、現実には難しかったようです。仮に、DLワンメイクにすると、今度はNTR1の新潟勢がBS派で支持が得られず、満場一致ではありません。また、今回参加されなかったメンバーの意見を聞いてから賛同するかどうかを決めるというNTR2のスタンスから、タイヤワンメイクの提案は一旦、保留になりました。微力ながらワンメイク化に協力しますと申し出ましたが、その後とくに要請がないため、このまま静観することにしました。
DLワンメイクになった場合の懸念点
1) ZⅢ☆やZⅣ等の後継タイヤが出た時の対応
2) DLの販売価格の高騰
1については後継タイヤがいきなり30サイズは出てこない可能性が高く、出てきた後継タイヤは規定から使用出来ず、廃盤になったサイズのユーザーが新規に使えるタイヤがなくなってしまうこと。また、後継タイヤが30サイズあってもβのようなスーパーハイグリップタイヤの場合、ランニングコストを抑えるというワンメイクの目的からは逸れてしまうこと。ワンメイクとした場合、この2点についての妙案はないので、ご一考いただくよう、お願いしました。
2についてはメーカーの良識に委ねることになり、固唾を飲んで見守るしかありません。
今年のJMRC関東の規定では、30サイズという縛りでPNスペコン等を排除でき、複数のストレートグルーヴを有しているという条項でR◯Rというセミレーシングコンパウンドのタイヤを排除できるとの思惑があったのかもしれませんが、上記1のような時の対応に同様の問題を抱えています。さらには、メジャーメーカーに比べて零細なアジアンタイヤではスペコンではないのに30サイズ以上ラインナップがないから使えないという排他的な側面も有しています。また、この規定の条文の特徴は客観的な表現をしている点です。例えば、エアロパーツのように自由度が高くワンオフで加工できるモノについて、エントラントにその規定内に収まるよう制限を設ける場合には相応しい表現と思われます。しかしながら、タイヤのようにメーカーが製造し市販しているものを購入して使うには上記1のようにエントラントがどうすることもできない相応しくないシーンがあります。(規定に見合う競争力のないタイヤを履くのは論外です)
今回、少しの意見交換をさせていただき、巡り巡って、結局のところ、メーカーで製造したモノを競技会の運営、維持に相応しいかどうかを判断して禁止タイヤとして規定で謳うのがベストな方法だと思うようになりました。
現在もそのようなタイヤ規定で運営しているJMRC中部やJMRC栃茨NT2クラスの規定が来年どうなるのか、を楽しみにしています♪
参加された皆様、お疲れ様でした~ (^^)/
おかぽん!たくさんの走行写真ありがとう!
Posted at 2019/09/26 00:04:32 | |
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