ご存知ランドクル-ザ-“ヨンマル”電気部品はヘッドライトの電球とワイパ-のモ-タ-だけ。
しかし低回転でトルクを発するディ-ゼルエンジンはタフで、調子悪けりゃ叩いて直します。
泥のついた長靴にねじり鉢巻のオヤジがランニングシャツ一丁で現場に向かうそんな姿の似合う
日本が世界に追い付け、追い越せとがむしゃらだった頃のクルマです。
方やレクサスブランドの200系、LX570。電子部品満載、コンピュ-タ-で完全武装。
エンジンはもとよりシフトチェンジ、室内温度からシ-トの着座位置までコンピュ-タ-が
コントロ-ル。すっかりスマ-トになったもんです。セルフレ-ムの粋なメガネのス-ツ姿の
ビジネスマン(古ッ)がアタッシュケ-ス(もっと古ッ)助手席に放り込み都会を駆る姿がよく似合う。
泥の着いたオヤジは間違っても乗せてはもらえません。おっとカ-ペット地のフロアに泥着いて
もすぐに拭いてはいけません。乾いてから掃除機でほぐすように吸い取りましょう。スラックスに
着いたガムは冷やして固めて取りましょう。
この2台のランクルを同時に眺めると私たち現代人は快適性や便利性を追い求めるが故、大切な
何かを置き忘れてきたような気がします。それが“汗する頑張り”なのか“モノを大切にする愛着心”
なのかはおバカな私にゃ分かりましぇん。でもハッキリ言えることは快適で便利な暮らしにドップリ
漬かった私たちは原子力発電所を全廃してこの“ヨンマル”が走り回る30数年前の暮らしには
戻れないってことです。
Posted at 2011/03/26 00:48:18 | |
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