先日アップした、超絶おバカな新型シフト・ノブ。想像していた以上に、反応が大きいようだ。現在、PVも急加速中。こんな
色モノ企画に…ちょっぴり複雑な気分だ。
さて、そろそろタネ明かしといこう。先の文章では「本物じゃないのか!?」とか書いたが、実は本物ではない。まぁ、
本物だったら近所の中古品店なんかに転がっているわけがないよね~。だが、まったくの嘘というわけではなく、
「限りなく本物に近いモノ」というのが正解だろう。
実はコイツの正体は、
フライト・シミュレーター用のジョイスティックである。10年ほど前に発売された
米ThrustMaster社の
「HOTAS Couger」という製品だ。その当時は3Dグラフィックと物理モデリングの進歩により、フライト・シミュレーター全盛の時代であった。内容も、もはやゲームという域ではなく、まさにシミュレーターであり、戦闘機のアビオニクス類の動作まで忠実に再現していたりして、
正式に米軍で訓練用に使われていたソフトもあるくらいの精巧さだったのである。
そんな怪物ソフトがゴロゴロ市販されていた時代、当然のように「入力デバイスも実機同然で楽しみたい」というニーズが出てくる。そんなニーズに答えて発売されたのが、このジョイ・スティックなのである。
当然ソフトの内容がそこまで高度化しているので、ジョイスティックとて半端なものでは、その時代のマニアには通用しなかった。そこで、この製品はなんと、
F-16戦闘機の操縦桿とスロットル・レバーを完全コピーしてしまったのである。 機密もヘッタクレもね~な、まったく…。
シフト・ノブとして使ったのは一見、操縦桿にも見えるが、実はスロットル・レバーだ。本来は写真のように横向きに設置されているのだが、それをバラして縦方向に設置している。F-16の操縦桿の方だとあまりにもデカ過ぎるし、右手で操作するように設計されているので、シフト・ノブとしては不適なのである。(注:スロットルなら適しているのか!?という突っ込みは、この際却下だ)
このF-16という戦闘機は、設計に大幅に人間工学を取り入れた革新機で、これがまた絶妙に手に馴染む。軍用は設計がコスト度外視だから、流石によく出来てるなぁ。
スイッチ類も超・充実。なんと、アナログ入力スティック+プッシュスイッチ×1、4方向スティック+プッシュスイッチ×1、ロータリー・エンコーダー×1、ロータリー・エンコーダー+プッシュスイッチ×1、2WAY切り替えスイッチ×2と、他の追随を許さない圧倒的ポテンシャルだ。そりゃ、
本家本元のHOTASなんだもん、当たり前っちゃ当たり前だよね。
しかし、どう考えても、車にはこんなに要らんだろ…JK。
どうしよっかねぇ?
Posted at 2009/03/24 21:09:38 | |
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D.I.Y | 日記