先日導入したHUDシステムだが、非常に重宝している。この製品単体では車速とタコしか表示できないので
追加メーターとしての機能的価値はゼロ。100%見た目重視で導入したのだが、ここに車速が表示されるのは超便利で、もう二度と手放せないくらい気に入っている。
視線移動の量が少ないことがここまで快適なことに味をしめ、
ぜぶらさんに常軌を逸脱した格安で譲り受けたi-Color FLASHも同じ場所に設置してみた。情報は集中管理した方がいいしね。ただコイツの液晶は太陽光が当たると反射でまったく見えなくなってしまうので、プラ板で簡易的な庇を作って設置。6項目表示で使用しているので少々文字は小さいが、データの読み取りは非常にラクだ。
しかしまぁなんだ…
DIY感丸出しだな、オイ。 愛車をよりカッコよくするためにつけたパーツなのに、こんな
みすぼらしさ全開の取り付けじゃイカンだろ! というわけで、HUDおよびi-Color FLASHを
機能的かつ
優雅で
華麗にインストールする方法を検討してみる。
これはF-16のテスト機のコクピット画像だが、多くの戦闘機では従来型の計器の上に太陽光を遮蔽するための大きな庇があり、その上にHUDが設置されている。デザイン・コンセプトとしては、こういうイメージを踏襲したいね。
だが、こういうモノを自作してみようと思っても、CX-7のインテリアはことごとく曲面で形成されているのが問題だ。
嫌がらせかと思うくらいに直線や平面の部分が少ないのである。もちろん、こういう曲面にフィットしたパーツを自作するのは、素人には困難を極める所業だ。おのれ、マツダめ…。
そこで次善の策として既製品の流用を検討してみる。まず真っ先に思いついたのが、
AutoExe社の
3連メーター・フード。流石に準マツダ製と言ってもいい完璧なフィッティングで、ダブル・ルーフの微妙な曲面にもばっちりフィットしている。しかし、FRP製でクオリティは高いのだが、いかんせん高すぎる!
塗装もしてない半完成品の分際で3万円弱もしやがるのだ。 一部では
「怒涛のアダルト・バイ」などと噂されている私だが、自分なりの価値基準はしっかり持っている(たぶん)。 メーターを仕込む本来の目的ならともかく、HUDインストールのための素材としてのコイツにその値段は払えない。この上にHUDを仕込むには、ちょっと背も高すぎるしね。
仕方がないので、暇を見つけてはカー用品店やホーム・センター、100円ショップなどを覗き、ベースになる品がないかを物色する。そして、ついにある日、ある商品を発見する。
コレならイケるかもしれない!
沸きあがる期待を胸に、さっそく商品を購入。駐車場へ駆け込んだ私はブリスター・パックを引きちぎり、HUDに隣にそのブツを置きイメージを確認してみる。
どん!!
おおお、どうよ、このフィッティング! これに半埋め込み式にHUDを設置したらバッチリじゃね!? こういう微妙な曲線をもつ造形は一から作るのは大変なので、コレをベースに改造していけば、かなりイイ線まで持っていけるのではないだろうか。お~し、創作意欲が湧いてきたぜ…いっちょチャレンジしてみますか!
正体はゴミ箱なんだけどね。
かくして、優雅で華麗なインストール計画はゴミ箱購入から始まったのである。 …だって、コストはAuto Exeの1/30だったんだモン…。
Posted at 2009/04/12 20:51:27 | |
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D.I.Y | 日記