内なる声に挑発され、魂に火を入れられてしまった、せばすちゃん。しかし、ここで理性ある判断が出来るかどうかが、漢の真価である。本当にそんなマネが可能なのか!? それを各方面から検討してみることにする。
技術面
実際にD.I.Y.で出来るものなのか? 他車種では作例がかなりあるので、先人達の整備手帳やHPを読み漁る。なにせ経験がないので、その分は事前に仕入れた知識と、己の知恵と応用力しかない。ふ~む…なんとかやれないこともなさそう…かな?
法律面
お次は法律面の問題だ。私は基本的には車検に通る改造しか認めたくない人間だ。車検前にヤバイ部品を取り外すというのも、個人的には好きじゃない。
服装検査の時だけフツーのズボンを履いてくる不良ってダサかっただろう? そんなハンパな真似するくらいなら、やるなと言いたいね。それに、「限られたレギュレーションの中で如何にカッコよく出来るか」というのも燃える要素だからね。
ただ、イカリングそのものが法的にはグレーな存在のようで、担当者によって見解が異なり、車検に通らなかったという報告もちょこちょこあるようだ。そこで、MAZDAのディーラーへ見解を聞いてみた。そう、CX-7の購入の際に大いにお世話になった、
あの店長さんである。(
購入記参照) 問い合わせをしてから2日後、店長さんから連絡がはいる。やはり色々な見解があるらしく、気になったため、
関連7施設に問い合わせてみたとのこと。 やはり、この漢…出来る! プロの仕事をしてくれるプロは当たり前のようでいて貴重なので、嬉しい限りだ。
結論から言うと、
「スモール連動はマズイが、配線でイカリングを独立オフできるようにしておけば大丈夫だろう」とのこと。ただし、最終的には検査官によるので、絶対とは言えないとの注釈つきだ。しかし、ディーラーで車検をしてくれるなら、最大限の善処を約束してくれるとのこと。 うむ、この店長さんがここまで言ってくれるなら大丈夫だろう。車検対策もクリアー!
予算面
次の問題は予算だ。上手くいくかどうかも判らないプロジェクトに、そうそう大金は注ぎ込めない。そこで予算の上限をあらかじめ決定しておくことにする。
決定した予算額は55000円。 kosokosoさんが提示された見積もりが11万円だったので、その半額だ。私のやっている某バイト一回分の報酬額でもある。この金額なら、失敗しても「痛い授業料」として許容できるギリギリの範囲だろう。もっとも、痛みと悔しさで眠れない日々が相当続きそうではあるが…ね。
中古ヘッドライトやCCFL管、関連部品の相場を研究してみると、なんとかいけないことはない。ただし、CX-7は月産50台程度の希少車! 中古パーツがなかなか手に入りにくい。ちなみに、ヘッドライト・ユニットは新品で購入すると
片側だけで61000円とベラボーに高価だ。 片側だけで余裕の予算オーバー。安い中古パーツが入手できるかどうかが、一番の難点になってくるだろう。
廻り始めた歯車に制動をかけるべく、各方面から否定的な目で反証を加えてみるものの、いずれの条件もギリギリ辛うじてクリアしている。神や運命など1mgたりとも信じない私だが、これはもう前に進むしかないということだろう。先例はない。が、無き道は己が手で切り拓くのだ…
漢として!
こうして、
「TH作戦」の決行が閣議決定された朝、ヤフオクからCX-7の右目の出品が消えた。ついに賽は投げられたのである。
Posted at 2009/05/25 00:36:26 | |
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D.I.Y | 日記