イカリング実装の目途がついたら、次の工作にとりかかる。今回はイカリング装着の他に是非やってみたいことがあったのだが、それは
ヘッドライト・インナーのブラックアウト化である。先達の整備手帳なんかを読んでいると、艶消し黒を使ってブラックアウト化している方が多いようだが、私が目指すのはブラック・メッキ調のもの。上のイメージ画像のように、「ぬらりと光る大人なクローム調」みたいなのが、理想だね。
色々とリサーチと小実験、そして脳内検討を重ねた結果、純正のメッキ・パーツの上からラッカー系アクリル塗料のスモークを重ね塗りする方針に決定。
「これさえありゃ、ポリプロピレンだって塗装してみせるぜ!」と豪語して憚らない無敵のプライマー「ミッチャクロン」をメッキ・パーツに塗布して、スプレー缶でスモークを吹いていく。なかなか感じのいいブラック・メッキ調になっていくのだが、どうしても均一に吹くのは難しく、微妙なムラが出来てしまう。ムラを潰すように重ね塗りすると、今度は色が濃くなりすぎてクローム感が減ってしまうと、なかなかに加減が難しい。何度かシンナーでスモークを落としてやり直していると、メッキに曇りが出てきてしまった。う~む、これではダーク・クローム調は無理だ…なんとかせねば! そう思ってしまったのが運の尽きであった。
作戦としては、仕上げ用の極微粒子・液体コンパウンドでメッキの表層を軽く磨いてやるというシンプルなものだ。ジャンクパーツのメッキ部品でテストしても大丈夫だったので、いけると思ってしまったのだが、私は
唯一、かつ重大な失念をしていることに、このとき気づいていなかった。
そう、これはMAZDAのメッキだということを。
薄々は気づいていたんだ。
あの三木オフの際、
エンジンカバーのエンブレムのメッキが、2台に1台は剥がれかかっていることを。
薄々は気づいていたんだ。
殻割りしたばかりのはずのヘッドライトのインナーメッキが
小さくではあるが、既に剥がれている箇所があることを。
見事にごっそりメッキごと逝かれました。
ちなみに、ほんの軽く2往復しただけ。
あまりの驚きに、写真も撮り忘れちまったぜ、ベイベェ。
…つか…
脆弱にも程度ってモンがあるだろうが!!
社長呼べや、ゴルァ!!!
塗装でメッキなみの光沢を得ることは素人レベルではまず無理なので、事実上、修復は不可能だ。かくして、ブラック・メッキ化は挫折を余儀なくされてしまった。仕方がないので、メッキを落として表面処理後、サーフェイサーを塗布。
くっそ~、何色に塗ってやろうかしらん。
Posted at 2009/06/01 21:55:53 | |
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D.I.Y | 日記