marさんから聞き出した情報を元に、ナビゲーション・システムに諸元入力。搭載された演算装置は、すぐさま最適コースを算出し、画面へと出力する。目指す比叡山まではわずか10km程の行程だ。楽勝だぜ。独りニヒルな笑みを浮かべ、CXを疾らせる。
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いつまでたっても到着しないんですけど!?
確かに琵琶湖湖畔はかなり交通量も多く、流れは悪い。しかし、たかだか10km程の距離を走破するのに、そんなに時間はかからないハズだ。音声案内がないので、道なりに走らせていたのだが、ナビ画面を確認してみると、ほとんど残距離が減っていないのに気付く。
しまった!! ここにして、自分のミスに初めて気付く。そう、先程marさんに電話をする際に、ナビに登録されている電話帳を操作するため、一時的にスイッチ操作で車速パルス信号を切ったのだが、それをそのままにしていたのである。「走行中にナビ操作が出来るキット」ってヤツだが、コイツを使うと車速パルスとも関係ないようなワケのわからん挙動を、ナビがすることがあるのだ。慌ててスイッチを切り、現在位置を再表示させる。
遥か彼方にそびえる比叡山。 マイガーッ!! 比叡山なんぞとっくの昔に通り過ぎて、琵琶湖を周遊している事実に愕然とする。 いやまぁ…ほらね? いちおう私もバス釣りなんかもするワケよ。やっぱ琵琶湖って聖地じゃん? ここまで来て琵琶湖じっくり見ないってのもないよね~…なんて韜晦してる場合じゃねェ!! 大慌てで引き返す。ちなみにバイパス道路に乗って帰るほど行き過ぎちゃってたコトはナイショだ。(それまでに気付けよ…)
もちろん山頂に到着した時には、既に全車到着済み。私より後に出発したうえ、コンビニにまで寄っていた
ましゃさんにも余裕でブチ抜かれており、「あれ、何故せばさんの方が後なんですか?」などと聞かれても、頭を掻くしかない。うん、まぁしかし、ここまで来て琵琶湖を見ずに帰るのもオカシイので、これはこれでいいに違いない! ここは超ポジティブ・シンキングに切り替えていくことにする。
山頂からの絶景を一枚。下界を見下ろし「ふっ、下民どもが…」とつぶやいてみたり、「まるでヒトがゴミのようだ!」と
ムスカごっこをしばし堪能した後、いよいよ私的に今オフ最大の目的である
「トール・ハンマー」取り付け作業の開始だ!
今までも製作工程をブログで小出しにしてきた、新型ヘッドライト・ユニット「トール・ハンマー」。CCFL異径4灯イカリング、LEDデイライト、EL発光式サイド・マーカーを内臓し、メッキ部分をアダルティな雰囲気のメタリック・グレーで塗装され、HiビームはハロゲンからH.I.D.に換装されているという、スペシャルでエクセレントな素敵アイテムだが、急ピッチで作業をすすめた結果、室内に設置する操作パネルである「Light Control Unit」を除いて、なんとかほぼ完成にこぎつけていたのである。
ライト・ユニットを換装するには、フロント・バンパーを外さなくてはいけない。独りでは困難な作業だし、もちろん私には経験がない。そこで、バンパーを外すことなど顔を洗うことより簡単だと言い切る連中が集まる今回のオフを待っていたのである。
さぁ! いざ開かん、CXの歴史に新しい1ページを!
いっせいに作業にかかる有志の皆様。
瞬く間に外されていく、ビスとボルト。
そして、いきなり降りかかる大粒の雨。
なんだと、コノヤロウ! 何故このタイミングで降るんだ! いくら山の天気は変わりやすいったって程度ってモンがあるだろ!
神よ、私が一体何をしたというのか!? 不遜なことばっか考えてたからじゃね~の?という無粋極まるツッコミは却下だ。
Posted at 2009/07/21 21:18:44 | |
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