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Dr. せばすちゃんのブログ一覧

2009年05月25日 イイね!

命名!「オペレーション・トール・ハンマー」

さて、計画実行が決定したことだし、今回もプロジェクト・ネームをつけることにしよう。しょうもない儀式ではあるが、こういう些細なコトが意外にモチベーション・アップに繋がるのだよ。本物の軍事作戦の場合は、作戦名から内容を推測されないように、無作為な単語が選ばれるのだが、こういう場合はイメージから名づけた方が面白いだろう。

ヘッド・ライトの眼力(めぢから)アップ計画…闇を照らす明かり…闇を切り裂く光…一条の閃光。 うむ、今回はこれで逝こう!!




命名! オペレーション・トール・ハンマー
Operation "Thor's Hammer"




トール・ハンマー? なんじゃそりゃ!? 9割9部の方がそう思っていると思うが、スペース・オペラの傑作「銀河英雄伝説」に登場する兵器の名前である。SF兵器の名前ではあるが、元ネタは北欧神話で、戦いの神・トールが持つ伝説の槌である。雷を操り、巨人族を打ち滅ぼした伝説の武具で、ヨーロッパでは古く十字架のかわりにハンマーを模したアクセサリーが愛用されていたくらい有名なものだ。ちなみにトールというと馴染みはないが、ギリシャ神話では同一神を指してゼウスと呼ぶ。こちらの方がまだ馴染みはあるかな?

銀河英雄伝説では、難攻不落の要塞「イゼルローン」に設置された要塞主砲で、出力9億2400万メガワット、数千隻の艦隊を一撃のもとに薙ぎ払うビーム兵器という、ちょっぴり荒唐無稽な設定になっている。まぁ、あの小説に細部のリアリティを求めちゃイカンよ、うん。 上はwebから拾ってきた画像だが、こんなイメージね。


うむ、闇を切り裂く一条の閃光! 疾風のように夜の闇を駆け抜けるCX-7! なかなか、壮大で勇壮なイメージじゃないか。予は気に入ったぞよ。











一方、作戦の正式認可・発動とともにヤフオクで落札された中古の右目パーツ。その現状を確認するために出品ショップに一本の電話がかけられていた。


せば:すいません、写真ではちょっとレンズに傷があるようにも見えるんですが…
店長:大丈夫ですよ。今、現物を見ながらお話していますが、傷はありません。
せば:そうですか、よかった! ところで…
店長:ハイ! 何でございましょう?
せば:オークションでは「値引き交渉あり」になってましたけど、幾らまけてくれるんでしょう?
店長:…え~、1割引の…18000円で…いかがでしょうか?
せば:よろしくお願いします♪



壮大で勇壮な作戦の第一歩は値切り交渉から始まっていた。 たとえ相手がオークションであっても値切り倒す。ザッツ、せばすちゃん・クオリティー。
Posted at 2009/05/25 20:59:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | D.I.Y | 日記
2009年05月25日 イイね!

事前調査、制動不能

内なる声に挑発され、魂に火を入れられてしまった、せばすちゃん。しかし、ここで理性ある判断が出来るかどうかが、漢の真価である。本当にそんなマネが可能なのか!? それを各方面から検討してみることにする。


技術面
実際にD.I.Y.で出来るものなのか? 他車種では作例がかなりあるので、先人達の整備手帳やHPを読み漁る。なにせ経験がないので、その分は事前に仕入れた知識と、己の知恵と応用力しかない。ふ~む…なんとかやれないこともなさそう…かな?


法律面
お次は法律面の問題だ。私は基本的には車検に通る改造しか認めたくない人間だ。車検前にヤバイ部品を取り外すというのも、個人的には好きじゃない。 服装検査の時だけフツーのズボンを履いてくる不良ってダサかっただろう? そんなハンパな真似するくらいなら、やるなと言いたいね。それに、「限られたレギュレーションの中で如何にカッコよく出来るか」というのも燃える要素だからね。

ただ、イカリングそのものが法的にはグレーな存在のようで、担当者によって見解が異なり、車検に通らなかったという報告もちょこちょこあるようだ。そこで、MAZDAのディーラーへ見解を聞いてみた。そう、CX-7の購入の際に大いにお世話になった、あの店長さんである。(購入記参照)  問い合わせをしてから2日後、店長さんから連絡がはいる。やはり色々な見解があるらしく、気になったため、関連7施設に問い合わせてみたとのこと。 やはり、この漢…出来る! プロの仕事をしてくれるプロは当たり前のようでいて貴重なので、嬉しい限りだ。

結論から言うと、「スモール連動はマズイが、配線でイカリングを独立オフできるようにしておけば大丈夫だろう」とのこと。ただし、最終的には検査官によるので、絶対とは言えないとの注釈つきだ。しかし、ディーラーで車検をしてくれるなら、最大限の善処を約束してくれるとのこと。 うむ、この店長さんがここまで言ってくれるなら大丈夫だろう。車検対策もクリアー!


予算面
次の問題は予算だ。上手くいくかどうかも判らないプロジェクトに、そうそう大金は注ぎ込めない。そこで予算の上限をあらかじめ決定しておくことにする。 決定した予算額は55000円。 kosokosoさんが提示された見積もりが11万円だったので、その半額だ。私のやっている某バイト一回分の報酬額でもある。この金額なら、失敗しても「痛い授業料」として許容できるギリギリの範囲だろう。もっとも、痛みと悔しさで眠れない日々が相当続きそうではあるが…ね。

中古ヘッドライトやCCFL管、関連部品の相場を研究してみると、なんとかいけないことはない。ただし、CX-7は月産50台程度の希少車! 中古パーツがなかなか手に入りにくい。ちなみに、ヘッドライト・ユニットは新品で購入すると片側だけで61000円とベラボーに高価だ。 片側だけで余裕の予算オーバー。安い中古パーツが入手できるかどうかが、一番の難点になってくるだろう。




廻り始めた歯車に制動をかけるべく、各方面から否定的な目で反証を加えてみるものの、いずれの条件もギリギリ辛うじてクリアしている。神や運命など1mgたりとも信じない私だが、これはもう前に進むしかないということだろう。先例はない。が、無き道は己が手で切り拓くのだ…漢として!


こうして、「TH作戦」の決行が閣議決定された朝、ヤフオクからCX-7の右目の出品が消えた。ついに賽は投げられたのである。
Posted at 2009/05/25 00:36:26 | コメント(5) | トラックバック(0) | D.I.Y | 日記
2009年05月24日 イイね!

歴史の歯車




CX-7のエクステリア上のポイントのひとつに「目のカッコよさ」があると私は思っている。MAZDA HPのCX-7特別サイトのトップ画像だが、実にカッコよろしい。実は実車にはない小型アイラインなんかがこっそりついている事実詐称・JARO告発モノの画像なのだが、この際それは置いておこう。

この非常に優れたデザインのヘッドライトだが、実は夜間点灯時はとっても寂しい。ポジション・ライトはバンパーに装備、ウィンカーもドアミラーに実装。つまり、4灯横置きの幅広デザインなのに、スモール点灯時には全く光らない。ライト・オンでもロー・ビームが左右一本ずつ照射されるに過ぎないのである。 せっかくイイ造詣してるのに、勿体無いではないか!! ここから、この新しい計画が発案されたのである。






元来、光モノにはあまり興味のない私だが、実はちょっと気になっていたアイテムがある。Angel's Eye(通称イカリング)と呼ばれるモノだ。画像はwebから無断で借用してきたものだが、BMWがやりはじめたヘッドランプの周囲に配置されているリング状の照明である。BMWは顔つきのイカツサもあり少々下品かなぁと思うが、そのインパクトは絶大! 初めてイカリング装備のBMWに後ろから迫られた時に「なんだ、あれは!?」と驚いたのを覚えている。

初めてCXのライトを見たときに「あ、イカリング似合いそう」と思ったのだが、調べてみると、やはり実際にやっておられる先輩方がおられた。ざびさん、covaりんさん、鷹瀬輪店さんだ。なかでも鷹瀬輪店さんのイカリングはプロ・ショップの作品だが、CCFL4灯+オレンジのポジションライトを内臓という素晴らしい出来! スゲー!! 正直、似非Xシリーズみたいになっちゃうのではと心配していたのだが、こんなのなら是非手に入れたいね。




しかし、良い品にはそれなりの代価が必要なのは世の摂理。kosokosoさんが以前にリサーチされた際のレポートによると、ショップに依頼すると10万円以上かかるし、車も数日間預けなければならない。カッコはいいが、10万超はなぁ…。

じゃ自作してやらぁ!と簡単にはいかないのが、このイカリング。まず前照灯という重要保安部品をイジることになるし、俗に「殻割り」というヘッドライトを分解する作業が難しく、D.I.Y.でやるには非常にハードルが高いのだ。少なくともD.I.Y.暦3ヶ月のド素人が手を出していいシロモノではないのは確かだ。 そして何より、CXでは作例がない。お手本があればまだしも、まったくノウハウの無い人間が一から製作するのは無謀の一言である。 私だって負けるケンカは嫌いだ。 あきらめるしかないか…そう吐息をつき肩を落とした瞬間、漢魂が私に呼びかける!





君は自分の手で歴史の歯車を廻してみたくはないのか?





私の魂に火がはいり、そして歴史は加速する。

Posted at 2009/05/24 11:26:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | D.I.Y | 日記
2009年05月23日 イイね!

新たなる旅立ち




5月も終わりに近づいてくると、夏の気配が濃厚に漂うようになってくる。徐々に気温も上昇し、日中の気温はついに27度を超えた。半袖姿の女性も多く見られるようになり、街に静かな活気と爽やかな彩りを添える。季節はまさに、春を越えようとしていた。



そんな5月のある日、妖しい一室で妖しい実験が行われていた。




シリンダーへの閉鎖弁、オープン。
波動エンジン内圧力上昇。エネルギー充填120%。
フライホイール始動。
波動エンジン点火10秒前。


30~40代の男子であれば、一言一句違える事なく脳内に刷り込まれている超有名・始動シーケンスが木霊する。額の汗をそっと拭い、始動ボタンに手をかけるひとりの漢。難事に挑む緊張感と、歴史の歯車を己が手で廻さんとする高揚感が、汗と振戦を生む。



3
2
1
フライホイール接続、点火!





押し込まれるスイッチ。 轟然と火を噴くガス・ファンヒーター。 何故、この季節にファンヒーターなんだ!という突っ込みはモットモだ。それでなくても暑がりな私、やらなくてもいいなら、こんな真似はしたくないものだ。しかし、漢には避けて通れない道というものが確実に存在するのだよ、タラ。

なに、スイッチくらいフツーに押せんのか? そっちは賛同いたしかねるね。漢の浪漫を解さない輩とはお友達にはなりたくないものだ。ふっ、伊達と酔狂には浪漫の欠片が必要なのさ。










かくして、新たなる挑戦が開始された。果てさて、一体どうなりますことやら…。
Posted at 2009/05/23 22:20:00 | コメント(5) | トラックバック(0) | D.I.Y | 日記
2009年05月20日 イイね!

心の荒廃? 否!

先人達も古くから諌めることではあるが、慣れとは恐ろしいものである。ほんの3か月前まで自分でクルマをイジったことがなかった私も、随分と慣熟が進んでいる。おバカなプロジェクトばかりな気がしないでもないが、着実に技術と経験、そして自信は蓄積されているようだ。今年の2月と5月での私の心の言動を、ちょっと比較してみよう。



2月:内装なんて剥がしたことないんですけど、どうすりゃいいのよ…。
5月:ふっ、前席周りなら全部バラしても5分とかからんよ、チミィ。


2月:ギボシかしめたことすらないんですけど…。
5月:まぁエレクトロ・タップはお手軽だけど、美しくないね。


2月:保安部品関連なんかド素人がイジっちゃマズイでしょ、JK…。
5月:何をヌルいことを…たかが12Vの電球だろうが! 貴様、それでも軍人か!?



これをスキル・アップというのか、心の荒廃と呼ぶのか…それは後世の歴史が決めてくれるだろう。(注:大袈裟) しかし、自信が過信になるのは頂けないが、常にチャレンジする心は忘れてはならない。無理・無茶・無謀と周りが諌めるなか、最初の一歩を踏み出せるか否か。それが漢の価値を決めるのである。 そう、漢たるもの、倒れる時は前のめりだ! …ま、「やっぱり無理でした」ってことも往々にあるのも確かだけどね…(ぼそっ)




かくて、せばすちゃんの新たなる挑戦が始まる。

Posted at 2009/05/20 10:52:37 | コメント(7) | トラックバック(0) | チョイネタ | 日記

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