クラッチケーブル交換 ②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
① のおさらいですが、簡潔に説明しますと。
1. ケーブルは既に切れている(ペダル側の樹脂パーツが割れている)ので引っ張れば抜ける筈。
2. ところが、エアコンの配管がケーブル先端の黒いガイド部分と干渉して抜けません。
3. エアコン配管を固定しているガイド及び、ヒーター配管ガイドを外します。
4. 一人は、上からはタコ足遮熱板辺りからエアコン配管を持ち上げる。
もう一人は下からケーブルを引っこ抜く、ホイールアーチ内側からも手を入れる様にするとやり易いと思います。
とりあえず、これでケーブルは抜けましたので、クラッチ側のケーブルを外せば、取り外しは完了ですが、クラッチ本体はバッテリーケースの下です。
2
バッテリーケース下の反対側のケーブルです。
ただ引っ掛けて嵌め込んでいるだけなので、軽く引っ張りながらテンションを緩めれば外れます。
自転車のブレーキワイヤー等と同じ要領です。
3
ケーブル取り外した状態。
取り付けは、逆の要領で嵌め込むだけですのでこちらは非常に簡単です。
最初に一番先端を取り付け、2番目にレバー部分を嵌め込み、3番目の樹脂パーツをパチンと嵌め込んで完了。
順番的にはこれは一番最後ですね。
4
これがフロア内のクラッチペダルの奥
白く見えるのが、新しいケーブルの先端樹脂パーツ部分、ペダルに引っ掛けるようにして固定します。
ただ、ここまで来るのが大変です、まず、外す時と同様にエアコン配管が干渉して簡単にはケーブル先端のガイドが入りませんので、同じ要領で二人でエアコン配管を持ち上げつつ、ケーブルを挿入しますが、その前にフロア内の穴から適当な呼び線(私はスピーカーケーブルを使いました)を入れて、新品ケーブルの先端にそれを縛り、先端をフロア内に引き込みながら、先端がフロアに入ったのを確認してから、外側からケーブルのゴムパッキン部分を押し込みます。
5
ペダル側が出来れば、後は簡単。
ミッション側は簡単に取り付け出来る筈ですし、特にテンションの微調整等も必要無く、取り外しの整備性の悪さが無ければ自転車のケーブル交換の方が難しいかもしれない(汗
ケーブルのインナー、アウターのカットやテンション調整等ありませんしね。
後はバッテリーを元通り組み直します。
6
写真は工場へ移動時のJAF積車
ケーブル交換完了して初めてクラッチペダル踏んで驚きました!!!
あの激重クラッチが嘘の様に軽くなりました。
以前、プジョーのショップでもこの重さはレリーズベアリングの劣化だと聞いていましたが、ケーブル交換でこれだけ軽くなるということは、レリーズベアリングはまだ大丈夫でしょう、多分w
ケーブル交換だけでこれだけ軽く快適になるとは予想外でした、ペダルが重すぎる方は是非、切れる前に事前交換をお奨めします。
7
取り外したケーブルの写真を撮り忘れましたが、切れた瞬間、”バキッ”と切れるというより割れたような音がした通り、ケーブル先端のペダルに引っ掛ける樹脂パーツが割れて砕け散っていました。
ケーブルの構造を見ると完全に防水出来きそうにない感じの構造ですので、ワイヤーのグリス切れで錆びて重くなり、スムーズに動かないストレスが樹脂パーツ部分に掛かり破損という推測?
12年目と言う古さ故の劣化ですね、、
8
以前何かで、306のクラッチの重さは右ハンドル化故のケーブル取り回しの悪さ、と言うような話を聞いた事もありましたが、確かにミッションは左側にあり、当然左ハンドルよりもケーブルが長くなるでしょうが、自分で交換して見てそれほど無理がある取り回しでもないのが解りました。
と言いつつも左ハンだとケーブル長は多分半分以下になりそうですので抵抗が少ないのも想像出来ますが。
今回、梃子摺りつつも、なんとか自力交換出来ました。
配管の干渉が無ければ、特に特殊な工具が必要でも無く、そんなに難しい作業では無いと思います。
しかし、ディーラーでの標準作業料金は約1万円程らしいので、近くにまともな整備工場があれば素直に持ち込んでやってもらうのが無難です(汗
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