【第2回】サイバーナビ音質設定記録(CW901) ネットワークモード
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
今回のセッティングテーマはドンシャリからの脱却、ヴォーカルメイン。
ツィーターの向きも変えてみようかと、一旦向き合わせて見ましたがイマイチ。
結局、運転席・助手席間の中央に向けました。
ルームミラーに向けるっていうのも試してみたいですね。
HU:パイオニア カロッツェリア サイバーナビ CW901
SP:パイオニア TS-V172A
SW:パイオニア TS-WX11A
ヘッドユニットとスピーカーはネットワークモード(フロントマルチ)で接続。
Fr出力がツィーター
Rr出力がドアウーファー
へクロスオーバーネットワークを通さず直接接続されています。
ナビ、サブウーファーはプラス、マイナスともバッ直。
アンプは内蔵アンプのままです。
これから記載する調整方法はあくまで個人的なやり方であって、何が正しいとかこのやり方は間違ってるとかの指摘はしないでください。
アドバイスは大歓迎ですw
調整方法がわからなくて悩んでる人は参考程度に読んでもらえれば幸いです。
2
基本設定部分
・イコライザーはとりあえずフラット
曲によって好みで変えてもいいと思います。
子ども向けに映画などの動画を再生する時はVocalにするとセリフが聞き取りやすくなります。
・音響チューニング
マスターコントロールモード
・リスニングポジション
フロントR
・サブウーファー
ON
・バランス
センター
・マスターサウンドリバイブ
とりあえずOFF
音源はFLACかmp3 320kbpsで取り込んでいるので調整後にONにするかも
・ソイノリティーボリューム
とりあえずMID
一人の時は小音量で聞かないのであまり意味なし
・オートサウンドレベライザー
MID-LOW
・ソースレベルアジャスター
0
・ミュート設定
OFF
3
クロスオーバー周波数を仮決定します。
タイムアライメントの数値もとりあえず実測を入れておくと調整しやすいと思います。
V172A付属のクロスオーバーネットワークの数値は
クロスオーバー周波数が4000Hz
ツイーター ハイパス 4600Hz -12db/oct
ウーファー ローパス 1800Hz -12
db/oct
この数値を参考にします。
さきにツイーターですが、
CW901の設定に4.6kHzはないので5kHzに。その分スロープは-6db/octで緩やかに。
次にウーファーを1.6kHz -6db/octから徐々に上げていきます。
ボーカルが下に引っ張られない程度に上げていきました。
ツイーターをミュートしてみるとわかるんですが、このウーファーは結構高い音まで綺麗に再生できる能力があると思います。
高音がきつくなったり、定位が下がらなければローパスオフでもいいと思います。
ツイーターの位相切り替えもしてみましたが、自分の耳では違いを聞き分けられませんでした。
4
次にサブウーファーのローパスとウーファーのハイパスを調整。
重低音はサブウーファーに任せるとして(この機種にそこまでの能力はありませんが)
低音が盛り上がりすぎないようにウーファーのカットオフ周波数を上げていきます。
サブウーファーの位相切り替えはわかりやすかったです。
低音の音圧が全然変わります。
ここでの調整を煮詰めるとイコライザーの調整が最低限で済むと思います。
5
次にスピーカーの出力レベル調整。
画面のスピーカーアイコンをタッチするとミュートできるのでピンクノイズを再生して、各スピーカーを1つずつ再生してスマホの音響測定アプリで音量測定。
左右差よりウーファーとツイーターの音量合わせ目的です。
最初はもっとツイーターを絞ってましたが、あとで音楽を聴きながら耳障りにならない程度に上げていくと、音に広がり感やキラキラ感が足されていきます。
次にタイムアライメント。
とりあえずメジャーでの実測値を入力。
スピーカー出力レベルの画面でツイーターをミュートしてウーファーの調整から。
運転席側は固定して、助手席側の数値を調整してボーカルの音圧が一番強くなる(センターに来る)ように調整。
サブウーファーの数値を低音の音圧が一番高くなるよう調整。
次にツイーターON,ウーファー、サブをミュートしてツイーターのみで定位の調整。運転席側を基準として助手席側を調整。
次に運転席側のみON、他はミュートしてツイーターとウーファーのバランス調整。ウーファーの数値は固定してツイーターの数値を調整します。
高音が気になるなら数値を低くして遅延をかける。高音が足りないならゲイン(出力)を上げるかTA数値を上げます。
右ツイーターの数値を調整した分だけ左ツイーターの数値も調整します。
タイムアライメントの調整後、ボーカルがナビあたりに来ました。
自分はもう少し右、エスティマのメーター辺りにボーカルがいるのが好きなので、助手席側の出力レベルを下げてメーター付近にボーカルが来るように合わせました。
6
最後にイコライザー調整
調整用CDやYouTubeの動画から各周波数の信号音を再生して耳障りな音を下げます。
自分の場合は3.15~5kHz,8kHzを下げました。
耳障りな音を抑えておけば音量をあげても聞き疲れにしにくく、高音が耳に刺さってウッとくることがなくなります。
あとは好みで。
ボーカルを際立たせたかったので中音域を持ち上げました。
少しこもり感、女性ボーカルなのに少し声が太い感じがしたので160~315Hzを下げ。
ここを下げすぎると一気に声が痩せてしまうので注意。
各周波数を変更することでボーカルがどのように変化するかはこちらのサイトの記事を参考にしながら調整しました。
https://chanoma.realfreedom.jp/archives/4191
一通り調整が終わっても終わらないのがカーオーディオ。
いろんな曲を聴きながら、足りないところ、抑えたい所が出てくるのでスピーカー出力レベルやイコライザーを微調整しました。
7
各オーディオメーカーの最近の商品はツイーターで下の周波数まで再生するようになっていますが、どれだけがんばってもツイーターではボーカルのメインとなる音域は再生できないと思います。
ツイーターより、いかにウーファーを生かすかがボーカルを際立たせるのに必要なのかなと感じました。
8
以前の設定はメモリー2に保存してあるので聴き比べが可能ですが、
旧設定ではドンシャリ感が強く、音量を上げると高音がきつすぎてダメでした。
ボーカルも線が細い声でした。
新設定ではボーカルが気持ちよく聞けるようになりました。
ツイーターの音量をだいぶ下げていますが、十分高音も出ています。
とりあえずはこの設定で様子見です。
また気が向いたら調整沼にはまりだすかもしれませんが。。。
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