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ジムニー魂のブログ一覧

2014年06月25日 イイね!

ときに哀しく…ときに妖しく

ときに哀しく…ときに妖しく『情けがからむ朱房の十手』
池波 正太郎 (著), 宮部 みゆき (著), 平岩 弓枝 (著)

与力、同心、岡っ引が、十手片手に八面六臂の活躍を繰り広げる。捕物帳は、IT時代の現代も、人気の衰えを知らぬ日本のエンターテインメントの一つだ。本書では、宮部みゆき「鰹千両」、平岩弓枝「三つ橋渡った」など、江戸という時代を舞台に、そこに暮らす人々の息づかいが伝わってくるような、捕物帳に新生面を切り開いた代表的作品七篇を収録した傑作時代小説集である。

いま、私の中では、「江戸市井もの」といわれる小説が爆発的なブーム。。。
ちょんまげを頭に載せた人々が活躍する「時代もの」が面白い。
本書は、平岩弓枝の超人気シリーズ「御宿かわせみ」から「三つ橋渡った」、
時代もの・推理の両分野で健筆をふるう宮部みゆき「初ものがたり」から「鰹千両」をはじめ、池波正太郎の「鬼平」シリーズの原形ともいえる「江戸怪盗記」、一世を風靡した村上元三の「夜鷹三味線」、人気脚本家・作詞家としても活躍した久世光彦唯一の時代小説集・・・。
「逃げ水半次無用帖」から「三本指の男」、ユニークな舞台設定で人気を博した、都筑道夫の「なめくじ長屋」シリーズから「めんくらい凧」、京都の捕り物を描いた澤田ふじ子の「夜の橋」、以上七篇を収録。
あっさり楽しく読めた短編集でした。




注意:感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。
Posted at 2014/06/25 15:31:58 | トラックバック(0) | ミステリー小説 | 日記
2014年06月23日 イイね!

いろいろあって大変だ!!

いろいろあって大変だ!!『桜ほうさら』
宮部 みゆき (著)

舞台は江戸深川。
主人公は、22歳の古橋笙之介。上総国搗根藩で小納戸役を仰せつかる古橋家の次男坊。
大好きだった父が賄賂を受け取った疑いをかけられて自刃。兄が蟄居の身となったため、江戸へやって来た笙之介は、父の汚名をそそぎたい、という思いを胸に秘め、深川の富勘長屋に住み、写本の仕事で生計をたてながら事件の真相究明にあたる。父の自刃には搗根藩の御家騒動がからんでいた。
ミステリアスな事件が次々と起きるなか、傷ついた笙之介は思いを遂げることができるのか。「家族は万能薬ではありません」と語る著者が用意した思いがけない結末とは。
厳しい現実を心の奥底にしまい、貸本屋・治兵衛が持ってきたくれた仕事に目を開かれ、「桜の精」との淡い恋にやきもきする笙之介の姿が微笑ましく、思わず応援したくなる人も多いはず。
人生の切なさ、ほろ苦さ、そして長屋の人々の温かさが心に沁みる物語。

庶民生活を面白おかしく描かれてます。
いつもながら、宮部みゆきさんの時代物は面白くて安心して読めますね・・・。
ただ…その中ではもうひとつかなぁ(笑
内容的に人物まで細かく作り上げているのが魅力なのに・・・
話しのつながりが強引に感じて、今回はイマイチでした。

タイトルの『桜ほうさら』とは・・・、
山梨県の一部で使われる「いろいろあって大変だ」という意味


注意:感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。
Posted at 2014/06/23 20:29:03 | トラックバック(0) | ミステリー小説 | 日記
2014年06月14日 イイね!

超現実的なホラー小説は苦手…と言う方に!!

超現実的なホラー小説は苦手…と言う方に!!『とり残されて』
宮部 みゆき (著)

婚約者を交通事故で喪った教員の「私」は子供の幻を見る。そして中年教師の死体が学校プールに……。とっておきの短篇ミステリー集!



●とり残されて
「わたし」が捜査の過程で出会った刑事は、かつての担任だった女性教師に受けた酷い仕打ちにより学校にとり残された思念が子供の幻となり彼女を殺したのだと告白する。もう一人の復讐対象だった彼女の夫も、何かに操られたように小学校に現れ、不発弾の爆発で居合わせた刑事もろとも死亡する。
「わたし」も刑事と同じく婚約者を轢き殺した未成年への強い復讐心を抱えていた。「わたし」はどこかにとり残された、加害者を殺してくれる自分の思念を探しに行く。

●おたすけぶち
兄を弔うため事故現場を訪れた孝子は、死んだはずの兄と再会する。事故以来山奥の村に篭っていたという兄を連れ帰ろうとするが、兄と同じ場所で事故に遭う。多発する事故は、生き残りを攫い山奥の村を存続させようとする村人たちの仕業だった。

●私の死んだ後に
故障中の野球選手実は、暴漢に刺されて彷徨う死の淵であの世への案内役の幽霊に出会う。彼女は実が子供時代に起こした事故の被害者だった。彼女に励まされ生き返った実は再起を誓う。

●居合わせた男
ある会社の社員が事故死し、彼をいびっていた上司が亡霊に怯えて自殺する。自殺に居合わせたOLから話を聞いた鳥羽は、上司が見たのは薬の副作用の幻覚だと伝えようとOLの会社を訪ねるが、彼を見たOLは突如錯乱する。
事故死した社員とそっくりな鳥羽を幽霊と見間違えたのかと思ったが、OLが彼の隣に見たのは自殺した上司の姿だった。

●囁く
銀行で札束の囁きを聞いた職員が、持ち逃げ未遂を起こしたという噂をしていると、中年の男が話に割り込んでくる。その職員は囁きに従って楽になったらしいと聞いた男は喜び勇んで喫茶店を出ていく。数分後、店の外には猟銃を抱えて走る男の姿があった。

●いつも二人で
自殺した女性の幽霊に取りつかれた真琴は、彼女に従い女装してある会社の面接試験を受ける。幽霊は真琴から面接官の役員に乗り移る。彼女の目的はかつての愛人だった役員と一生共にあることだった。

●たった一人
梨恵子は毎日夢に見る場所を探して欲しいと探偵事務所を訪れる。夢の場所は梨恵子が子供時代に短期間過ごし、警官だった探偵が謎の子供の声に命を救われたという場所だった。梨恵子は彼が運命の相手だと確信するが、探偵は「本来死ぬはずだった運命を捻じ曲げてしまった」と忽然と姿を消してしまう。


どこか不可思議で奇妙な出来事の起きる物語を集めた作品です。
Sミステリーというかファンタジーかな・・・
本格的なミステリーじゃないから気楽に読めます。

私がミステリーを読む時…
もし、映像で表現するならどんなカットになるかを、常に考えて読んでます。




注意:感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。
Posted at 2014/06/14 21:20:00 | トラックバック(0) | ミステリー小説 | 日記
2014年06月12日 イイね!

スズメバチって世界最強!!

スズメバチって世界最強!!『雀蜂』
貴志 祐介 (著)

11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった―。



貴志氏の作品なので、期待を持って読みましたが、話が単純でしっくりこないまま・・・
「恐らくこうなる」と予想した展開のまま終わってしまった。。。
素人が書いた様な展開と人物描写もなんだかやっつけで書かれたような印象です。




注意:感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。
Posted at 2014/06/12 15:34:03 | トラックバック(0) | ミステリー小説 | 日記
2014年06月06日 イイね!

身も凍るような恐怖に遭遇する!!

身も凍るような恐怖に遭遇する!!『五骨の刃 死相学探偵(4)』
三津田 信三 (著)

怖いもの好きの管徳代と峰岸柚璃亜は、惨劇の現場“無辺館”に忍び込む。そこは約半年前に、5種類の凶器による残忍な無差別連続殺人事件が起こった場所だった。館で2人を襲う、暗闇からの視線、意味不明の囁き、跟いてくる気配。死相が視える探偵・弦矢俊一郎に身も凍る体験を語る彼女には、禍々しい死相が浮かんでいた。俊一郎は真相解明に乗り出すが、無辺館事件の関係者から新たな死者が出て!?大人気シリーズ第4弾!!

大好きな三津田氏さんですが、死相学探偵シリーズはあまり好みではありません。
しかし、新作第4弾なので読みましたよ~。
呪術「黒術師」の存在がジワジワと近寄って来ますね
相変わらず僕にゃんは良い味を出してます(笑)
曲矢の妹という新キャラも登場です。

私がミステリーを読む時…
もし、映像で表現するならどんなカットになるかを、常に考えて読んでます。



注意:感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。

Posted at 2014/06/06 17:01:58 | トラックバック(0) | ミステリー小説 | 日記

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