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『深紅』
野沢 尚 (著)

心の闇を描き切った衝撃の吉川新人賞受賞作ハンマーで潰された両親と幼い二人の弟。12歳の夏に一家惨殺事件でひとり生き残った奏子は、8年後、加害者の娘をついに突きとめる。驚くほど自分に似た娘を。

『破線のマリス』で第43回江戸川乱歩賞に輝き、数々のテレビドラマで脚本を担った作家、野沢尚が、自作小説を自ら脚本化し、遺作となった作品。

小６の主人公が修学旅行先で突然家に帰るように言われるところから始まるストーリー…。
被害者の少女も、加害者の少女も立場が違っても同じ苦しみを抱えて生きていた。
生きていていいのか？そう思いながらの人生は切ないほど悲しいです。
後半は一気に読了しました。
深紅 [2005年9月17日公開]は映画にもなってますね。
原作の方が絶対に良いですが・・・・



注意：感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。