さまよう刃　　東野圭吾

毎日の業務お疲れ様です

噂には聞いてますが､かなり重い内容のようですね

現在の少年法の在り方を考え直すには好い材料だと思えます

この小説は読者を増やそうと出来るだけ残酷な表現をしないで書いているのではないでしょうか、そんな感じがいたしました。
読み書きだけが勉強ではありません。人に迷惑をかけないように今の親達が子供に教えないと誰が教育をするのでしょうか！？と、自分に言い聞かせたりしています。
両親共働き、保育園に子供を預けることが、あたりまえな世の中で、今後もこのような犯罪が増えていくことが懸念されます。(残

この本を読んだ時20年程前に起きた少年犯罪の女子高生コンクリート詰め殺人を思い出しました。

あの時の容疑者達はもう出所して普通に生活しているのかと思うとやりきれません。

映画もやっぱり見れないでいます。

少年法考えさせられますね。

少年法は加害者である少年を守る法律なんですよね・・・被害者及び家族の思いは人権は???
足立の事件、名古屋の事件、歴史に残る卑劣で残虐なものでした。少年法で守られて入る意識からこんなにも残忍な形になってしまったのかもしれませんね。この本を多くの方に読んでもらいたいと思う気持ちと、こんな本が売れる世の中は病んでいるとの思いがやるせなく複雑です。
まずは知ることだと思いますので、映画は家族で見に行こうと思いますが、どうなんでしょうねw

黒岩重吾や勝目梓などの方がより直截な文章で「踏み外してしまった人」を描いていて確かに
この作品は多少オブラートに包まれている感があります。

光市の事件などを見ても「King(Queen)of　Six」として育てられた未成熟な者達へは厳罰化を
せざるを得ないとは個人的には感じます。

新約聖書（ローマ人への手紙･第12章第19節）に｢愛する者よ、自ら復讐するな、ただ神の怒りに任せまつれ。録(しる)して『主いい給う。復讐するは我にあり、我これを報いん』」
「悪に対して悪で報いてはならない。悪を行なった者に対する復讐は神がおこなう」とは言いますが…
現実には…

法治国家としての日本の在り方を少年法が問いかけているのでしょうか？理想を掲げないと未来が無い現実だけだと行き詰まる・・・・

山本七平氏（故人）は「『派閥』の研究」において、「日本は法治国家ではなく納得治国家で、罰しなければ国民が納得しないほど目に余るものは罰する法律を探してでも罰するが、罰しなくとも国民が納得するものは違法であっても大目に見て何もしない」と。又、「『空気』の研究」では、昭和期以前の人々には「その場の空気に左右される」ことを「恥」と考える一面があった。しかし、現代の日本では“空気”はある種の“絶対的権威”のように驚くべき力をふるっている。あらゆる論理や主張を超えて、その場の空気により物事が判断されていると、もうこうなると日本は法治国家では無くなってしまう気がいたしますが・・・
それでも、まず時代にそぐう法の整備をするべきですよね。

なんとも重そうな小説ですね・・・

読んだらどうなるかな、私・・・

筋肉がつきます。ｷｯﾄ（笑

頭にですがwww　

新聞よりためになるなると思いますよ～

やはり、重いですか。

観たい映画のひとつなんですが
感情移入しちゃいそうで
ちょっと怖いんです。

今までの東野圭吾作品とは一線を引く意欲作

作者の少年法を世の中に問う気持ちは本気ですよ。ぜひ、観に行くべし？かな～
家族で話し合うことで防ぐ事が出来ればと･･･