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★★★
　世界を知ろう思えば避けては通れない一神教の教え。
｢旧約聖書は、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の『正典』だが、(中略)キリスト教内だけでも各宗派によって別々の解釈がある････｣
｢聖書は裏返して読めば非聖書である。なぜならそれは、人間がいかに『聖なる者』でないかを証明している書だから････｣
旧約聖書は聖なるものは神のみで、始祖アダム以来欠点多き、弱い人間をイスラエルという一民族の歴史を通して語られる文学作品でもある。

　日本人にとっての神は八百万でこの世のもの全てが神と言ってもいいようなもの。しかも、神も間違いを起こしても何ら問題にならない。しかし、一神教の神は全く間違いを起こさない唯一絶対神。神自体が人間の考え出した架空の物である限り、神と人の関係は個人の頭の中での話でこの唯一絶対神の考え方は日本人には理解しがたい。

　世界的に見ると、唯一絶対神を信じている人は多い（アブラハムの宗教だけでも30億人を超える）。ちなみに日本人のキリスト教徒は約１%。日本人には理解し難いが世界を少しでも詳しく知ろうとすれば旧約聖書は避けては通れない文学作品となるでしょう。個人的には面白くないので星3つ。