エスティマ
投稿日 : 2011年11月23日
1
試乗車はアエラスのGエディションという特別仕様車。試乗車のオプションはナビとフロアマットくらいとのこと。
休日に出かければそこらじゅうで見かける後姿。縦長でなくて横長のプロポーションはミニバンの中では少数派。
ランプ類とナンバープレートまわりのデザインが細目の宇宙人が笑っているように見える。あるいは、はなカッパ(Eテレの幼児向け番組)の”がりぞー”のようにも見える。
ランプ類など一つ一つのパーツがなぜあのような形でなければいけないのかはよく分からないが全体のまとまりはとてもよく、不必要と思われるようなプレスラインなども無い。ほどよく未来感を出しながらも違和感を感じさせない。デザイナーの気合を感じる。
車はつくづく、後姿が重要だと思う。すれ違うのは一瞬だけれども後姿は半強制的に付き合わされるのだから。
2
モデルチェンジごとに天才タマゴ具合と先進性が薄まってきたといわれるエスティマだが、メーターのデザインは私には十分過ぎるほど先進的。
個人的にセンターメーターは性に合わないが、エスティマのメーターは不思議と違和感が少ない。
メーターの位置が少し運転席側に寄っているのだろうか、あるいは、ハンドル奥の風景がのっぺりとしていないからなのだろうか。
確かにハンドルの向こうには小物入れがあるのだが、その上は横に大きく広がるメータークラスターのプレスラインが来ていてのっぺりしていない。このセンターメーターは許容範囲だ。
タコメーターは付いてはいるが、針の動きが小さくて見にくい。速度計を中心に左右対称になるようなデザインを優先させたのだろう。
しかし、CVTのミニバンにタコメーターの地位向上を求めるほうが間違っているのだろう。
メーター全体のデザインは車の雰囲気にあっていて悪くないと思うが、速度計以外のメーターはあまり読みやすいとは思えない。針の動く軌跡と目盛りのプリントとの位置関係がかなりアバウトに思えるし、0が水平とか真ん中が垂直などのようなビジュアル的な目安が無い。速度計以外はどうでもいいのだろうか。
いつリセットしたのかわからない平均燃費は9.3キロとでている。街なかメインで乗ればこれくらいなのだろう。
3
ウッド調のパネルと控えめにちりばめられたメッキパーツで分かりやすい上質感を演出。
ナビはまずまずいい位置にある。ハザードスイッチも使いやすい位置。インパネシフトの操作感も良好。
エアコンスイッチはシフトレバーの向こうだが、丸いリングの中にある運転席側の温度ボタンやAUTOボタンなどはシフトレバーの下から手を伸ばせば操作は容易。
その向こうにある曇り取りボタンなどはちょっと苦しいかなあ。
エアコンの液晶表示は、角度によって光が反射して見にくい。
4
右ミラー。大きくて見やすい。
5
右Aピラー。
少し太めだが、形状によって死角を減らそうという努力が感じられる。
三角窓はギリギリ意味がありそう。ミラーの付け根にある黒い垂直に立っている柱は結構死角になる。
6
左Aピラー。
フロントガラスが寝ている最近の車という感じ。
左ドアミラーの下には左側面の死角を映す小さなミラーが付いているが、ほとんど意味が無い。
この手のもので明らかに良い物はステップワゴンのもの。
7
ハンドルの向こうには蓋付きの小物入れがあり、その上にはメーターの右端のほうが伸びてきている。
運転席アイポイントの高さはセダンの屋根と同じくらい。
運転席正面にあるのは時計。何にもまして時間を優先して運転するとは電車のようだ。
しかし、通勤で高速を使っていると、どこどこインターで何時何分という目安が分かってくるので、時計を見て時間調整が可能になってくる。
どうでもいい話だが、佐原に通っていた頃は、成田の分岐で8時26分が目安だった。
8
時速100キロ時のエンジン回転数はおよそ2000回転。雨天だったせいもあるが巡航中のエンジン音はあまり聞こえない。
ところで、試乗した日は雨天だったので終始ライトオンしていたのだが、オプティトロンメーターが時々明るくなったり暗くなったりした。
周囲の明るさによって自動的に明暗を調節していたのだとしたら優れものだが、真相をセールス氏に聞くのを忘れてしまった。
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